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例文つき!「まだ手間ひまかけてる?」意外と効果的なスカウトメール

求人サイトに広告掲載したり、転職エージェントに紹介依頼をしただけで採用したい人材がすぐに、確実に採用できるとは限らないですよね。

よく耳にする言葉が「攻めの人事」!

待っているだけでは採用がなかなかできない時代です。ほとんどの採用担当者はスカウトメールを送ったことがあるかと思います。でも「どんなスカウトメールを送れば応募がくるんだろう」「アドバイス通りに作ってみたけどあまり結果が良くない」という悩みを抱えている方も多いですよね。今回は「これを送ったら返信きたぞ!」という経験に基づいた、応募につながるスカウトメールの書き方についてお伝えさせていただきます!

まずは求職者の立場になってみましょう。あなたは「転職したいな」思い、転職サイトにプロフィール、職歴などを登録しました。お昼休憩や仕事終わりにスカウトメールを確認するとすでに複数のスカウトメールが届いています。そんなとき「メールの中身を見てみようかな」と思うのはどんなメールタイトルでしょうか?そしてメールの内容を確認したとき、「読みたい、面接に行ってみたい」と思う内容はどんなものでしょうか?

レジュメを見て送ってくれたもの、たくさん情報を書いていて長文のもの、反対に短文で簡潔に書かれているものなど様々なパターンがあります。

「スカウトメールはできる限り多くの情報を書いて求職者に伝えましょう」ということも間違いではないです。ただし、短くても求職者がちゃんと読んでくれて応募してくれるスカウトメールもあるということをお伝えしたいなと思います。

どちらの場合も共通しているのは「好きな人にラブレターを送る」という気持ちで書くということです。「優しくて友達思いの人が好きだから君にラブレター書きました」ではなく「君の優しくていつも友達思いなところがステキだと思って好きになりました」って言われたほうが嬉しいですよね?(笑)

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■たくさんの情報をきっちり記載タイプ

まずはたくさんの情報を書くスカウトメールについてです。まずは「誰に」「何を(仕事内容や会社)」「どのように(誰から送っているのか、レジュメのどこに魅かれたのか)」を記載します。

読んでほしい内容は文面の前のほうに書く、相手の名前やレジュメを見て経験やスキルを盛り込み、「レジュメをきちんと拝見してメールを送っています」という私に送ってくれたという特別感を出すことがポイントです。

【件名】
マネージャー候補の営業職/いま注目されているHRサービスを一緒に成長させませんか?

【本文】
〇〇様

はじめまして。株式会社●●代表の▲▲と申します。

○○様が現職にて約200名の営業メンバーがいる中で3年連続MVPを受賞されていらっしゃるのを拝見し、とても目標達成意欲が高い方だと思いました。ここまで成績を出せるのはご自身の営業活動を分析し、PDCAサイクルを回していらっしゃるからこそだと感じました!きっと、弊社の営業職にてご活躍いただけるのではないかと思っております!
今回のポジションはマネージャー候補としての営業職であり、「将来的にはマネジメントもしたい」という○○様のご希望にも添える環境かと思います。

仕事内容や弊社についての詳細は下記に記載させていただきます。

【仕事内容】
自社商品「採用サービスA」の新規開拓営業をお任せします。具体的には採用活動を行っている企業の人事、採用担当の方に対して電話営業をして新規開拓を行います。商談は主にWeb会議システムを使って行いますが、場合によっては訪問をすることもあります。入社後は1週間ほどの研修をしてから実務に移ります。始めのうちは先輩社員が営業に同行するので安心してください。また実績や希望に応じて裁量広く業務をお任せします。

【弊社について】
2010年に設立した弊社はHRサービスを開発・運営しており、今年は大手企業を中心に顧客数が昨年の約5倍となり急成長しております!今後、さらに多くの企業の採用課題を解決するべく、営業組織の拡大を予定しております。

まずは○○様のこと、会社のことなどざっくばらんにお話できればと思っております。
ご返信お待ちしております!

代表取締役の方が送ってくれていたり、レジュメを詳細に読んで送ってくれていることが感じられ、特別感がありますよね。でも仕事をしながら転職活動をしている求職者が長い文章をきちんと最後まで読んでくれるか分かりません。さらに、たくさんの企業からスカウトメールを受け取っている場合は尚更です。

■手間ひまかけない簡潔タイプ

じっくり時間をかけて特別感のあるスカウトメールを作っても返信がないと悲しいですよね。もちろん意味がないわけではないです。ただ、短くて簡潔なスカウトメールでも応募がきた経験があるので、ぜひみなさんにお伝えさせていただきます!

【件名】
マネージャー候補の営業職/ご自身の可能性を広げてみませんか?

【本文】
○○様

はじめまして!株式会社●●代表の▲▲と申します。
弊社は2010年の設立よりHRサービスを開発、運営しており、今年は大手企業を中心に顧客数が昨年の約5倍となり急成長しております!

○○様のご経歴を拝見し、ぜひ弊社でご活躍いただけるのではと思いご連絡させていただきました!

ぜひ弊社の営業職としてさらに可能性を広げてみませんか?
採用で課題を感じている企業に対してただサービスを提供するだけでなく、採用計画や長期を見据えての採用戦略など一歩踏み込んだ幅広いコンサルティングを行い、採用成功だけでなく会社や事業の成長を手助けするやりがいが大きい業務をお任せします。

○○様にはこれまでのご経験を活かして、営業チームの中心となってご活躍いただき、将来的にはマネージャーとしてメンバー育成もお任せできればと思っております!

少しでもご興味を持っていただけましたら、転職を考えていなくても結構ですので、1度カジュアルにお話ししませんか?
代表の私が弊社や仕事内容、自分自身のキャリアについて色々とお話しができればと思います!ご都合良い日程を2,3ほどいただければ、すぐにご調整させていただきます。
お会いできること楽しみにしております!

実は相手の名前の部分しか変更する必要のないテンプレとして使えるスカウトメールなんです!「あなたのここが良かった」「仕事内容は~、弊社は~、」と時間をかけて長文で書いても他社と似たような内容になってしまいますよね。

「大量採用」「積極採用」などを書いていれば「誰にでも送っているんだな」と思われてしまいますが、レジュメを見て良い!と思ったからスカウトメールを送ってくれたということを求職者はちゃんと理解しています。

またメールを読んで気になった場合、求職者は求人票を見てくれるので、メール本文に仕事内容や会社について詳細を記載していません。その代わりに「こんなに楽しい経験ができる」「こんなやりがいがある」ということと、特に「スカウト送信者の代表が会うこと」「転職意欲はなくても大丈夫」ということを伝えることでワクワク感、特別感、安心感を感じてもらうことができます!

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求職者によって受け取った感じ方が違うので、スカウトメールは求人票以上に正解がないと思います。ぜひ、1つのパターンではなく複数のパターンでスカウトメールを送って、人材採用につなげてみてくださいね!