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【求職者はどう変わった?】新型コロナウイルス関連アンケートからみる3つの変化

新型コロナウイルス感染症の影響により、各業界で様々な変化が起こっています。求職者の動向も例外ではなく、人材企業各社から様々なアンケート結果がリリースされております。

今回は主要なものをいくつかピックアップさせていただき、コロナ禍における求職者の変化を紐解いていければと思います!

新しい働き方やスキルアップに対する意識の向上

「新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受け、今後のキャリアや転職についての意識は変化しましたか。」と伺ったところ、74%が「大きく変化した」「変化した」と回答(エンワールド・ジャパン/調査期間:2020年5月19日~5月21日)
「キャリア・転職への意識が変化した」と回答した方のうち、5割が「リモートワークが中心となる新しい働き方を希望」と回答しました。次いで「個人の能力・スキルアップへの意欲向上」でした。(エンワールド・ジャパン/調査期間:2020年5月19日~5月21日)

エンワールド・ジャパンが行ったインターネット調査の結果からわかる通り、働き方への意識の変化や、個人の能力・スキルの向上という観点で、キャリア感に変化があったことが見て取れます。

これはハイクラス人材が多いといわれる、ビズリーチ会員向けに行った調査においても、56%の求職者が変化があったと調査結果が出ており、ポテンシャル層、ハイクラス層問わず近しい傾向ではないかと思います。


U・Iターンや地方での転職意欲の高まり

「U・Iターンや地方での転職希望」が36.1%と、2020年2月比で14.3ポイント増加(学情/調査期間:2020年4月24日~5月1日)

本来であれば都市部で仕事を探す予定だったが、都市部で働くことのリスクや、テレワークの浸透を背景に、地方で働くことを視野に入れて転職活動をしている求職者もいます。

地方に拠点を持つ企業にとっては、都市部で転職予定だった求職者も含めてアプローチすることができます。都市部の企業においては、柔軟な働き方は求職者を惹きつける要素になっていくのではないでしょうか。

オンラインによる転職活動への対応

「新型コロナウイルス感染症によって転職活動に影響を受けていると感じる」ものを聞いたところ、「転職先企業の選定」「面接活動」など採用企業との接点に関するものが上位を占めている。(ジョブクル転職/調査期間:2020年4月 28日~5月 8日)

弊社のジョブクル転職で、2020年4月 28日~5月 8日にかけて行った調査では、「転職先企業の選定」や「面接活動」に新型コロナウイルス感染症の影響を受けていると感じているという結果が出ておりました。

オフラインによる面接活動の機会が減少する中で、企業に対する理解をどのように進めていくべきかという点に関して、ハードルを感じていることがうかがえます。

2020年3月以降にWEB面接を受けている人のうち66.2%は、対面の面接と比べてもWEB面接で情報を得られたと回答した。(マイナビ/調査期間:2020年6月12日~6月17日)

一方で、2020年6月12日~6月17日に行われた調査では、Web面接でも情報が得られたと答えた求職者が66%に上っており、多くの求職者が不安を感じている状況ながらも、徐々に求職者、企業側双方の対応も進んでいるものと想定されます。

参考資料(アンケート)