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「力を借りる」ということ

心の課題と向き合うのは、とても精神力を使います。
「わかっちゃいるけど」という葛藤を乗り越えたら、また次の「わかっちゃるけど」がやってくるんですね。
それでも、以前よりは心が安定しているのを実感するたびに、
心身の健康が何よりの土台であることを、再認識させてくれます。

この頃は、「不調の改善」に基づいて、生活サイクルを組み立て直しています。
目下の目標は、睡眠の質の改善です。
心と身体はつながっていることを、最も語りかけてくれる不調です。

自分の努力だけでは解消しきれない時、
調べたり、相談したり、試したりします。
それは、周囲の人やモノ、専門家の知識などの「力を借りる」ということです。

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この「力を借りる」というところで、いつも分かれ道を意識します。

自立して「活用」する道か、頼りきる「依存」になってしまう道です。

依存は、心を奪われている状態

「力を借りる」が依存となる時、少なくとも、自分でコントロールができていない状況に陥っています。
改めて、言葉の意味を確認してみると、ピンとくるワードがありました。

依存
特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になること

心を奪われる。

ここで、ぐんと思考が進みます。
心を奪われているということは、意識が外側に向いているということです。
自分との対話が抜けているということに繋がります。

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意識を内側に向け、自分との対話から選択すると、
「今から力を借ります」「今、力を借りている最中です」という認識が生まれます。
これが、主体的に借りている状態というのでしょう。

活用は、もう一人の自分が助けてくれる

意識を内側に向け、自分との対話を大切にすると、
自分を客観的に眺める、もう一人の自分があらわれます。
それは、自分が1番の親友であったり、自分が名カウンセラーであったりします。

もう一人の自分は、毎日親身に話を聞いているうちに、
何とかしてあげたい!と立ち上がります。
課題を自分の力で解決したい、という意識が生まれる瞬間です。

専門家が推奨している確かな知識を、
どうやったら自分に取り入れてあげられるのかなと考えます。
工夫するという発想です。

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そして、まずやってみる。効果が感じられたら続けてみる。いつの間にか習慣となって自分の中に落とし込まれている。積み重なっていく。
知識が知恵に昇華されます。

もう一人の自分が、自分で実験するかのように、知識を試してみる。
このサイクルが、私にとっての「活用」です。

知恵は、お金からも自立させてくれる

知恵は、お金をかけずに、自分ではコントロールできない部分を改善してくれます。
例えば、私の睡眠の質の改善方法は、2パターンに集約されます。

<神経>
昼の交感神経を、夜の副交感神経に変える
<脳内物質>
昼のセラトニンを、夜のメラトニンに変える

どちらも、効果的なモノの力を借りています。

神経の課題には、副交感神経に作用する音楽やアロマなどを取り入れています。
脳内物質の課題には、セラトニンをつくるために朝日を浴びる習慣をつけています。また、メラトニンが分泌されるように、就寝前は暗いところで過ごすようにしています。

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音楽の力。香りの力。光の力。

一般的に言われていることも、力を借りるという意識が、エネルギーを宿している気がします。
少しずつ少しずつ、目覚めがスッキリする感覚が出てきています。

お金をかけなくても効果がある、不調を自分の力で改善できるという経験は、自立心をも養ってくれます。

まとめ


「力を借りる」という考察は、さまざまな気づきを集約してくれました。知識を知恵にかえる。工夫して活用する。1つ1つ改善して、先が見えてくる。そして今日も心と向き合う。毎日が積み重ねです。


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