「良いことがあると必ず悪いことが起こる」からの卒業ー毒親育ちのための「気にしない」レッスン②ー
毒親育ちのための「気にしない」レッスン、2回目です。
シリーズ化、ちゃんと覚えていました笑
1回目はこちら→https://note.com/smilingo/n/n4ca73c2e7d22
このコーナーでは、
自分では選べなかった家庭環境の中で必死に生き抜いてきた方を中心に、
幸せになるために生きづらさと向き合い続けている方々に向けて、
最難関の「気にしない」ことをお手伝いできるシェアを目指しています。
今回は、かつて私が信じ込んでいた「良いことがあると必ず悪いことが起こる」という考えを手放すことについて書いていきます。
未来も周囲も気にせず、目の前の幸せを安心して噛み締めるために必要な段階です。
どんな場面?
例えば、「良いこと=仕事が上手くいった」という場面を想定します。
今までの積み重ねの成果が出て、結果を出すことができました。
上司からも褒められて、今までの努力が実った気分です。
心から嬉しい気持ちがわきあがります。
本来なら、自分のことを思いきり褒めてあげて、安心して充足感に包まれてOKな場面です。
ところが、このように考えてしまう人もいます。
このまま浮かれていると、きっと周囲から妬まれて、態度が冷たくなる
→だから、嬉しい気持ちに浸ってはいけないんだ
→全てが上手くいったわけではなくて、準備不足の部分もあった
→まだまだなんだから、反省してもっと頑張らなきゃ
良いことがあると、一気に不安感に襲われてしまい、自己否定をはじめてしまうのです。
「良いこと=プラス」、「悪いこと=マイナス」と置き換えると、
このままプラスの気持ちでいると、きっとマイナスのことが起きるに違いないと信じ込み、プラスの出来事の中からマイナス要素を探し出しはじめてしまいます。
「良いことがあると必ず悪いことが起こる」は、世間の刷り込み
成功した人や羨ましいと思う人に対して、なんか言いたくなっちゃう満たされない人はたくさんいます。不安を煽る言い方って、すごく心地悪いのに、あっという間に心を侵食されます。しかも、自信がないときは、なぜか否定的な意見の方を正しいと思ってしまう。知らぬ間に、マイナスの考えを持つように誘導されてしまっている可能性があります。
物事は表裏一体、光があれば影もあります。意地悪く裏をかいて影ばかり見ようとする人の意見より、あるがままの自分を受け入れてくれて、光の側面を見ることのできる人の声を信じるようにしましょう。
悪いことを想定するのは、毒親育ちの防衛本能
毒親育ちの場合、家庭内で、プラスの後にマイナスがあることをすり込まれているケースも考えられます。
私の場合、母親がさっきまで笑っていたのに、次の瞬間に不機嫌になるということや、以前まで受け入れてくれていた意見を、ある日突然全否定することなどが日常でした。
もし、
・褒められて喜んでいたら、急に怒られる
・買ってもらったものを、突然取り上げられる
・それまで肯定していたことを、ある日突然否定される
といった経験があったら、同じ傾向にあるかもしれません。
このような環境にいると、不用意に傷つかないために、
常に一定のマイナスを保険のように抱えることで、自分を守ろうとしてしまいます。
マイナスがある方が安心という状態は、悲劇のヒロインや構ってちゃんだけではなく、自己防衛の現れでもあります。
それでも、不必要にプラスを減らして、自らマイナスを生み出してしまう作業は、自傷行為になってしまいます。少しずつ卒業する練習をしましょう。
考え方の練習
考え方は習慣となっています。良いことがあったときに、無意識に働く思考を修正していく練習が必要です。
まず、「良いことがあると必ず悪いことが起こる」というのは、間違った刷り込みであることを強く意識します。
そして、良いことがあったときに、今までの習慣で悪いことを予想しはじめたら、一旦自分にストップをかけます。そして、冷静に客観的に考え直してみます。
良いことがあった時、心の中で全力で喜ぶのは健全なことです。ずーっと喜びを噛み締めていいんです。過度に調子に乗ったり、相手を刺激する言動をしたりさえしなければOKなんです。自分に良いことがあった結果、仮に誰かの態度が悪くなったとしても、それは相手の問題です。相手のマイナスを自分の領域に入れないという方向に注力します。
このように繰り返し認識を修正していくことが大切です。
次第に、良いことがあった後の相手の反応も、そのあとの出来事も、気にならないようになっていきます。
まとめ
良いことから気づきを得て、さらに良いこと積み重ねていければ、どんどん人生が前向きになっていきます。少しずつ、自分のプラスを守れるようにしていきたいですね。
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