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研究生募集!「不便益を含む未知なる益」共同研究 #読む応募要項

こんにちは。スマイルズ生活価値拡充研究所の所長 兼 研究所の花摘です。(略して、スマ研!)以後、お見知りおきの程、よろしくお願いいたします。このたびスマイルズでは、共同研究を開始することになりました。

スマイルズが、なぜ今、共同研究を?

スマイルズは「SoupStockTokyo」をはじめの事業として、2000年に創業した事業会社です。ネクタイ専門店「giraffe」、現代のファミリーレストラン「100本のスプーン」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」など、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活の在り方を提案する「自社事業」=「自分事業」を作ってきました。

ビジネス上の“当たり前”を疑って、スマイルズらしい視点からやりたいことをやってみる。それら長年の実業で培ってきたことは、“手触り感のあるユニークな価値”を生み出すことでした。

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またそれらの「実業知」を生かしながら、現在はプロデュースやコンサルティングなども展開しています。六本木・入場料のある本屋「文喫」なども記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

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現在はそのご依頼が、業界業種問わず大手から中小まで、地方自治体やさまざまなコミュニティにまで広がっており、「Smiles : PROJECT & COMPANY」という屋号でお仕事のご相談をいただいています。(ご覧ください。サイトにはこんな堂々たる文字が…!)

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世の中の“普通”が激変していく中で、ビジネスや生活における“これまでの価値や価値観”を疑うことも大切になってくるでしょう。
そこでスマイルズでは、コンサルティングやブランディング、プロデュースを通じて“これからの価値”を企て、生み出す「Smiles: PROJECT & COMPANY」と、価値に関する学術的な研究及び学びの場を提供する「スマイルズ生活価値拡充研究所」を独り立ちさせました。

スマイルズの実業知をアカデミアと接続して、「社会実装」をしていきたい。そのために「価値」のことをひたすら追究する組織を作りたい。

スマ研は、生活の端々にひそむ「生活価値」を、その拡充の方法論も含めて探究する場所。ビジネス上の非合理なこと、これまで価値と捉えられなかったことにこそ、新たな価値のタネが眠っているのではないかという仮説のもと、会社という枠を越えながら活動をしていこうと思っています。

第一弾は「不便益を含む未知なる益」研究!

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この数センチ前をスクロールしていただくと、「会社という枠を越えながら」と書いてあります。私たちは「価値を学する」ために軽やかに会社という枠を飛び越え、今回は、不便益研究の第一人者・川上浩司特定教授(京都大学)、平岡敏洋特任教授(東京大学)、株式会社スマイルズ、株式会社電通が「不便益を含む未知なる益」を見出す共同研究型スクールを開校します。
研究生を若干名募集、研究生の任期は2021年4月~9月の半年間で、独自の参加特典をご用意しました。詳細はこちらのサイトにまとまっています、が!
ここからは副音声的にお楽しみください。

「不便は手間だが役に立つ」

これはご一緒に研究を進めていく川上浩司特定教授の書籍の本の帯文です。

(この本もタイトルが長すぎて、ちょっと不便になっています。笑)

*不便益とは?
京都大学川上特定教授を中心に2000年代から考えられてきた概念で、不便であるからこそ得られる効用のこと。現在大学の垣根を越えた研究会やバーチャルな研究組織「不便益システム研究所」が運営され、自動車の運転支援や観光支援など、様々な分野で実践されています。

本研究は、自動化やDXの流れの中で、見落とされがちな価値に光をあて、いまだ認識/知覚/享受されていないような、不便益を含む「Undiscovered Benefit=未知なる益」を解明するための研究を行います。不便益だけではとらえきれなかった、まだ未確認な「益」、未知なる「価値」を探しにいくのです。もうそこにあるのはわかっているぞ…と心の中で呼びかけながら。

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このサムネイルだけ見ると、ちょっとふざけているのかな?と思われた方もいらっしゃるかもしれません(笑)。ですがそろそろお気づきの頃でしょう…。実は、私たち、結構本気の研究を行おうとしているんです。

共同研究コミュニティはどのような内容に?

共同研究コミュニティの研究生になると、以下のような内容をご一緒に進めていただきます。

毎月開講。川上特任教授、平岡特定教授との「未知なる益」共同研究ゼミ!
●講師:不便益研究の第一人者・川上特定教授(京都大学)、平岡特任教授(東京大学)、スマイルズCCO野崎亙
●期間:2021年4月より9月までの半年間、毎月1~2回の共同研究ゼミ。
●講義内容:「不便益概論」、未知なる益の要素を収集・分析・構造化・実装化。※個人ワークをベースにしつつも、研究会では他の研究生とグループワークを進行します。
●オンラインで進行するので、地方在住の方でもご参加可能です。

シラバス1枚目から内容ぎっしり。(以下クリックするとPDFに飛びます)

シラバス

毎月の講義があって、その間に個人ワークを進めていくスタイルです。後述しますが日々のサポート体制も万全。研究生募集を5名~10名ほどにしているのも、まずは手厚いサポート体制を持ちながら、各々が深い研究していけるようにしたかったからなんです。

未知なる益を語る、毎月のオンライントークイベント「UDB TALK」!
本研究会では、毎月「UDB TALK」を開催。さまざまな分野のエキスパートをお招きして、川上教授らとのセッションからこれからの「価値」を探究します。研究生は本イベントに無料で参加することができ、研究のヒントにできます。

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この4月からのスタートで、森岡督行さん、TOWA TEIさん、石上純也さんのご登壇がすでに決定しています。

研究ライフをより楽しむための、独自のサポート体制もご用意しました。
●月に一度のメンターとのマンツーマンセッションあり
→研究過程を徹底サポート。9月までの研究の伴走をします。
●メンバー限定slackでいつでも入れる「バーチャル研究室」を開室
→教授陣、講師陣を含めたslackで「未知なる益」を日常的に議論できます。
●任意参加のオンライン懇親会、読書会、アルムナイ交流会も予定。
→講義の補助資料となる参考文献の読書会や交流会を随時行います。

…と内容がすでに盛りだくさんですが、なぜこんなに盛りだくさんかといいますと、研究生の皆さんとのこの共同研究から本当に「未知なる益」を見出して「社会実装」への手立てとしたいと考えているのです。さて、ここからは具体的な応募要項をご案内していきます。

応募要項はこちら

受講スケジュール
2021年 4/9(金)、5/14 (金)、6/11(金)、6/25(金)、7/9(金)、8/6(金)、9/10(金) ※すべて金曜日、19:00~21:30
受講形式:原則的にZoomでのオンライン形式
対象者企業などの新規事業担当の方、R&Dや開発、マーケティングやブラディング担当の方、事業責任者の方
受講料:165,000円(税込)
→WS全7回+トークイベント6回分の参加権+メンター制度+任意勉強会参加権付き
お⽀払いについて:研究生の合否結果(3月24日を予定)後、 3月末日までの一括払いのみ
募集人員:5名~10名程度
応募締切:2021年3月21日24:00 ※メール必着
応募資格:社会人経験3年以上の方
応募方法:以下のお申し込み先までメールでご連絡ください。
 ①お名前(ペンネーム不可)
 ②ご職業/所属企業名/役職名
 ③ご年齢
 ④お住まいの都道府県
 ⑤最終学歴/簡単な職務経歴
 ⑥SNSアカウント(任意)
 ・Facebook
 ・Instagram
 ・Twitter
 ⑦現在従事されているお仕事の簡単な内容説明
 ⑧簡単な応募動機(140文字以上600文字未満)
 ※メール本文へのご記入またはドキュメントファイル添付
お申し込み/お問い合わせ:team-smkn<at>smiles.co.jp  ※<at>は@に!
応募締切:2021年3月21日24:00

今回から始まる研究コミュニティですので、ご不明点や気になることがありましたら上記まで気兼ねなくお問い合わせください。

「聴く応募要項」はこちら

今回の共同研究について、スマ研が展開するPodcast「学びかけのRADIO」にて「聴く応募要項」もご用意しました。以下より、SpotifyやApple Podcastなどでもお聴きいただけます。

不便益研究の第一人者・川上浩司特定教授(京都大学)とスマイルズCCOの野崎亙をゲストに、2回に分けてゆるめにお届けしていきます。
Vol.03  「未知なる益」研究を始めます【前編】
00:00~3:00 オープニング
03:00~17:00 「不便益」ってなに?第一人者に聴いてみました
17:00~22:00  共同研究の始まりと「文喫」にみる価値
22:00~23:00 「不便益」という言葉はちょっと不便だった?

「不便だけど、確かにある価値」「まだ気づかれていないけれど気づいてしまった価値」みなさんの生活の端々にも、そうした価値があるかと思います。それらを掘り起こして、磨いて、誰かに伝えていく。そんな共同研究を進めていければと思います。

ご応募の〆切は、2021年3月21日24:00です。ご応募お待ちしております。

▼この記事を書いた人

花摘百江_プロフィール画像

花摘百江(はなつみ・ももえ)|スマイルズ広報 / スマ研 所長 兼 研究員 
立教大学社会学部卒、社会関係資本やソーシャルデザインを研究。2014年スマイルズに新卒入社、Soup Stock Tokyoの店舗勤務を経て、採用担当に着任。2016年、スープストックトーキョー分社後の人事制度刷新・インナーブランディングを担当しながら、社外広報も担当し各種施策のコミュニケーション設計・広報・編集・ライティング・SNSなどを担当。スマイルズ広報の傍ら、2020年10月より、スマ研の所長兼研究員に着任し、Podcast「学びかけのRADIO」のMCを担当。複業として音楽レーベルでも勤務中。


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