アラフィフからのアイドリッシュセブン【3】 なぜ私がアイドリッシュセブンは大映ドラマと言って憚らないのか

こんにちは。

アラフィフからのアイドリッシュセブン。というタイトルで書かせて頂いている。

アラフィフの方でなくても歓迎です。どうぞ引き続きよろしくお願いします。

何度も言うようだが、アイドリッシュセブンは大映ドラマである。

あるいはスポ根少年マンガなのだが、大映ドラマにも「スクールウォーズ」という名作スポ根ドラマがあるので、大映ドラマという括りにしておく。

アイドル育成のゲームのどこが大映ドラマなのか。

①で挙げた、親子の確執や兄妹の断絶などが設定としてあるのだが、

アイドルものなのに、女の子がアイドルに憧れたり恋愛に至る話では全くない。恋愛を楽しむなら、他のゲームを選んで欲しい。

実は自分は恋愛アプリゲームも遊んでいるのだが、運命に翻弄される恋というのに今ひとつ入り込めないでいる。すっかり、恋愛モードから離れてしまったからなのだろうか。気持ちを補完するにはどうやら遅かったらしい。

あと、ストーリーを読むのに課金が必要なのが残念に感じる。

アイドリッシュセブンは大映ドラマというか、王道の若者群像劇だ。

運命に翻弄されるが、仲間と高みを目指す、一生懸命が涙を誘う。

ただ、恋愛要素が全く無いわけではない。

アイドルのセンターメンバーや、クールな若者、熱血キャラがストレートにアプローチしてくる場面はあるが、

そっちの方は鈍感で仕事熱心なマネージャー（ゲームをしている私たちのことでもある）がその淡い思いを残念なものにする。撃沈！

なので、キャラクターがユーザーである私の事を好きみたい、という気持ちはある程度は満たされ、しかも深い恋愛になる訳ではないという程よい距離感で進められるのだ。（この辺りは妄想が捗る部分でもある。この辺りも上手いと思う。）

スポ根マンガでの、試合の為に努力しながら、先輩や後輩に恋をする、でもなかなか報われない、というシチュエーションを思い浮かべて頂くとわかりやすいと思う。

それに、親子関係や、組織の問題が立ちはだかる。

これは大映ドラマだけでなく、どんなコンテンツにも受け継がれて来た王道である。

歳を取って分かって来たのだが、子育てが終わって落ち着くと、理解するのが簡単なコンテンツに走る方が多いように思われる。

時間があるので、複雑な設定ながらストーリーは定番な方がいい。だからアラフィフになると、韓流ドラマや、2時間ドラマで時間を潰す人が多いように思う。

自分ももれなくそうだったのだろう。2次元が元々好きでこういった絵柄が好きだからこちらに来たわけで、求めるものはそう変わらないかもしれない。

アイドリッシュセブンは、基本無料で、ゲームをクリアすればストーリーが読めてしまう。しかも、一話一章からではなく、既に公開されている第四話から読むことも出来るのだ。太っ腹である。（ただし、話が進むにつれて難易度、キャラクターの集まり度で難航することもあるので、注意されたい。）

キャラクターの成長を感じるにはもちろん一話から読んで頂きたい。

忘れかけた熱い、一生懸命な心を取り戻せることは間違いない。

無料という触れ込みはあるものの、無料で遊ぶのは運営（バンダイナムコオンラインさん）には申し訳ないところもあるが、

説明に、最後まで無料で遊ぶことも出来ます、とあるので、これは恩恵に預からせて頂く。

あとは、ゲームの腕次第。

皆さんで腕を磨いて、成長する仲間を見守ろうではないか。