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会社のクレドをつくりました。そのプロセスを紹介します。

こんにちは。斎藤です。
2020年10月19日、20日と京都本社でリーダー研修を実施しました。目的の1つは社内クレドの策定です。

人数が少ない間はクレドって必要なのかなぁと思ってましたが、やっぱり必要ですね。今回策定には試行錯誤の連続でした、多くの先人にお知恵も借りました。なので弊社策定のプロセスが誰かのお役に立てばと願いこちらに記録を残します。

1)そもそもクレドってなに?

そんな方は、このnoteを見る前にこちらをご覧ください!!

クレド(英:creed)は「信条」「志」という意味で、あるべき組織像や人間像を言語化したものです。クレドと混同されがちなものとして「企業理念(ミッション・ビジョン )」がありますが、企業理念が目的地だとすると、クレドはチームが進むべき道を示すコンパスで、理念を達成するために必要な社員の行動規範などを示したものになります。

2)本題に入るまえに

折角の機会なので”クレド”の話の前に、弊社のMISSION、ビジョンもご紹介させてください!クレドは毎日の行動指針を示すものですが、会社が目指すところはコチラです。

まずインデンGroupとして、
「MORE CREATIVE MORE WORLD」

創業事業がデザイン(クリエイティブ)の事業から始まってます。事業内容は多様な展開をしてますが、共通しているのはクリエイティブの視点を大切にするという点。クリエイティブってなに?というのは別の機会に!

つぎに、ビジョンですが、
インバウンド産業を未来の子どもたちが誇れる産業にしよう!

こちらです。
これは他のnoteでも詳しく書いたので興味有る方は、そちらの記事を読んでください。

このビジョンを達成するために、弊社が目指すことは【BtoBにおける究極のサービス業】です。星野リゾート、オリエンタルランド、スターバックス、ANAなどBtoCの会社でサービスが強い、魅力的な会社は沢山あります。

しかし一方でBtoB領域でサービスが強い会社って思い浮かびますでしょうか?おそらく1社も出ないのではないでしょうか。BtoB領域ではサービス業の観点が足りないのではないか、ここにチャンスがあるのでは無いかと思いまして私達は目指してます。


3)クレドをどう作っていったか?

それではクレド作りのパートに移ります。

先に結論から話すとクレドを作る際に事前に決めておいて良かった点が2つあります。まずはこちらのご紹介から。

●クレドは3つと決めていた
・いざ決め始めると全部大切な気がして数がどんどん増えていきます。クレドを決めるのは本当に重要なことを選ぶ仕事です。
・クレドと決めることに意味がなく浸透させることが大切です。なので3つにしました。人間の脳味噌はそんなに優秀じゃない。

●選ぶ基準を明確にした
・この手の議論に正解はありません。弊社の場合はリーダー陣で決めたので、議論が白熱して感情が入り乱れます。
・だからこそ、選ぶ基準はなにかを明確にして議論しました。案の定、議論は白熱、右往左往して何度も基準に立ち返ったので、コレもおすすめ!


それでは早速クレド作りに移りたいと思います。今回策定にあたり、リーダーメンバー(7名)には当日までに自分が入れたい行動指針を考えてきてもらうようにオーダーしました。当日はそれを元に議論を進めます。

先程紹介しましたが、選ぶ基準は事前に決めました。答えのない事なので1人1人が各々の価値観で主張をします。それは大賛成なのですが議論が纏まらないので、どの基準で決定するか。先にその基準を決めてからメンバーには落としています。それがこちら。

1.会社全体の成長につながる指針
2.顧客に貢献できる指針
3.メンバーの行動にも落とし込みやすい納得度

特に大事なのが3番で、
クレドを作って掲げるだけでは全く意味がないです。日々の会話の中でメンバー同士が口にしやすい内容であるか?ここに拘りました。

例えばメンバーを褒めたいときとか、フィードバックで使うときに、クレドを会話のなかで自然に(ここがPOINT)使えるかどうか。その辺りを具体的に実話を交えて決めていきました。

ちなみに、ここが本当に難しかった!!!

こんな感じでホワイトボードを囲って話しました。

ミーティングの時間は当初1時間設定しておりましたが、伸びに伸びまして、最終的には2時間くらい掛かったでしょうか。

安易に決定する事はしたくなく、リーダー人がそれぞれ納得した上で(そうじゃないとリーダーからメンバーにコミュニケーションできないので)決めたかったので、この辺は丁寧に丁寧に議論を重ねておりました。

そんな中で決まったのがこちらの3つです。


4)クレドが決定した


●速さこそ価値

ビジネスにおいてスピードを速くする事は綺麗事でなく利益(=競争優位性)に繋がるという点が背景にあります。同時に我々のようなベンチャー企業は、速さで負けたら勝てる要素がなく世の中から淘汰されます。だからこそ速さにはこだわる。同じ作業でも1秒でも早くできる方法を1人1人の意識浸透にできるよう進めていきます。

●できる理由から考えよう
弊社の企業文化として未経験者でもポジションを任せていきます、そして仕事のレベルや要求も高いです。未経験なのでできない!挑戦しない!ではなくできる理由を考える。世の中は変化が激しい時代で正解が無い中で思考錯誤していくことの方が多いです。できる理由を考えること、それこそが人(&弊社)が介在する価値です。

●発言責任

組織が大きくなると”遠慮”が生まれます。前提としてメンバー1人1人に強みがあり、価値があるから採用してます。それであれば気づき、考えを発信してもらうことが、会社にとってプラスだと考えています。それをクレド化したのがコレで発言は勇気がいるな〜とかでじゃなくて義務(仕事)です。

※「発言責任」はサイボウズさんに感銘を受けて「〇〇責任」を真似させて頂きました。



5)さいごに

以上になります。今回も長文になりました。

クレド決定はゴールではなく、スタートなので毎日の仕事に浸透することが大切です。社内浸透ができるように決定してきたつもりですが、この辺りは定期的にレポートできるように致します。
そして弊社メンバーへ。
一人一人の能力andポテンシャルを期待してます!クレドはその叡智を会社ゴールにむけて集約させる為に効果的だと信じてます!皆さまの協力無しには意味がありません。一緒につくっていきましょう!


研修の話だけだと固い話も多いので、社内の雰囲気をお伝えするのも兼ねて、懇親会の様子をアップしますね!!

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