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ほのぼの小話#6

「フクロウさんとの出会い」

山のてっぺんまで登り、おじぃさんと
ネズミくんは絆を確かめ合った。
そして、いよいよフクロウさんのいる
山奥へ足を運ぶのであった。

おじぃさん、ふと、おばぁさんの言葉を思い出した。
「お早いお帰りを」
勢い任せに家を出発して気がつけば、5日が経っていた。「長いような、あっという間であったなぁ。」
ばぁさん、きっと心配してるじゃろうなぁ。
ネズミくんは、となりで呟くおじぃさんに声をかけた。
「おばぁさんにこの旅の話、してあげたいですね」
「うんうん、きっと興味津々に聞いてくれるだろう。ばぁさんのうまいスープ、久しぶりに飲みたくなったな。」
「その時は、ネズミくんも一緒に行こう、うまいスープをごちそうするよ」
再び、笑顔を見せたおじぃさん、ネズミくんとの約束を胸に、足取りも軽やかに進んで行った。
ネズミくんの案内のお陰で、迷うことなく、フクロウさんの住む山奥まで辿り着いた。
ネズミくん、キョロキョロしていたが、突然立ち止まり、大きな声で叫んだ。
「おーーーーい」「フクロウさんいらっしゃいますかーー?」
すると、シーンと静まり返っていた森の奥から
バタバタバタッと音がした。
……‥。
見上げると、大きな大きな翼を広げて
目の前に降りてきたのは、まぎれもない、
フクロウさんだった。
おじぃさんのことを目を大きく見開いて見ています。
「ネズミくん、久しぶりじゃのう。わしを呼んだのか?」
「フクロウさん!お会いできてうれしいです!
聞きたいことがあるんですよ。」
「そうかそうか、それじゃ、話を聞かせておくれ」
フクロウさんは、とても寛容な態度で、久しぶりに訪れたネズミくんの話を聞いてくれた。
「なるほどなるほど、そうかそうか」
おじぃさんは、身を乗り出して返事を待っていた。
フクロウさんは、とても優しい口調で語り始めた。
「虹色かどうかは?わからないけどな、
聞いたことはあるぞ」

ネズミくんの話をじっくりと聞いてくれたフクロウさん、
いったいどんな話を聞かせてくれるのか。

つづく





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