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ほのぼの小話#4

「フクロウさんに会いに行く」

おじぃさんは、山の中で出会ったネズミくんと一緒に
物知りで有名なフクロウさんに会いに行くことに。

おじぃさんは、『虹色の泉』のことが何かわかるかも
しれないと、期待していた。
ネズミくんは、(そんなの迷信だろう)と、心の中では
半信半疑でした。
でもね、おじぃさんの話を聞いているうちに、希望が
見えてきたネズミくん、おじぃさんの夢についていきたいと心から思ったのでした。
気持ちを一つにしたおじぃさんとネズミくんは、山奥に住むフクロウさんに会いに向かいます。

「おいらがフクロウさんに最後に会ったのは、、」
思い出そうとしていると、目の前に大きな洞穴が見えてきました。
のぞいてみると、真っ暗で何も見えません。
先にどんな危険が待っているかもしれないと思うと、
ネズミくんの足も自然と止まってしまいました。
さて、おじぃさん、しばらく考えると。
おもむろに大声をあげました。
『おーーーーーーい。』
すると、穴の奥からも
「ぉーーーーーい。」
『だれかおらぬかのーーーー?』
「だれかおらぬかのーーーー。」
おじぃさん、「この先は行き止まりじゃな」
と、「もしかしたら、熊がいるかもしれん。」
そんなことを考えて、洞穴をあとに、ゆっくり回り道することにしました。
「ネズミくんや、わしは、ここで死にたくはない。
どうしてかわかるかい?」
ネズミくんは、少し考えて答えた。
「虹色の泉を見つけたいからですよね?」
おじぃさんは、笑いながら言いました。
「そりゃ、もちろんそうなんだがな。
今、こうやってネズミくんと一緒に夢に向かって歩いていること、それがワシには楽しくて仕方ないんじゃ。ここで死にたくはないって、素直に思ったんじゃ!」
「よろしくたのむ!」
ネズミくんは、おじぃさんの言葉に、飛び上がって喜びました。

つづく

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