潜在意識にこの情報は伝わってる!?

3月23日、スポーツ合宿の里・北海道士別市主催で
北海道士別市のPRも兼ねたトークショー
『陸上界大放談』が開催されました。

トークイベントの出演者は
伊東浩司氏(100m日本記録保持者)
野口みずき氏(アテネ五輪女子マラソン金メダリスト)
増田明美氏(スポーツジャーナリスト)の3氏で
コーディネーターは増田明美さんが務めました。

その中で陸上男子100mの話題になり、
伊東浩司さんが『桐生祥秀選手も山縣亮太選手も
(確かあともう1人、名前を挙げていましたが
失念してしまいました、ゴメンなさい)
9秒台で走れる走り方をしている。

4月3日の早朝に良いニュースが
飛び込むかもしれない・・・』

こんなニュアンスのお話をされていたと思います。

さて、伊東浩司さんがリップサービスではなく、
テクニカル的には、日本のトップ選手の何名もが
9秒台で走れる走り方をしているにも関わらず、
9秒台がなかなか出せていないとしたら!?
こんなお話をシェアしておいた方が良いのかな!?と思い、

スティーヴ・ウィリアムズ著
タイガー・ウッズのスーパーキャディが明かす
ゾーン メンタルトレーニング
潜在能力を極限まで引き出す「心」のつくり方
』より
引用させていただきます
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潜在意識がつくっている見えない壁

先にも述べたように、
間違った想像力に基づく
間違った解釈や思い込みは
マイナスの結果を生む。

身体能力はプラスの結果を
出そうとしているのに、
その足を引っ張るのだ。

他の種目のスポーツのことを
考えてみよう。

フォーミニッツマイルという、
1マイルを4分以内で走るのを
目標にした競技がある。

20世紀初め、
専門家は1マイル(1609メートル)を
4分を切って走るのは不可能と考えた。

選手たちもそう信じ込んでいた。

何十年もの間有名なランナーたちは、
この魔法の壁にくり返し挑んだが、
どうしてもほんの数秒超えてしまい、
彼らも専門家に同意しかけていた。

しかし1954年のある日、
ロジャー・バニスターという
イギリスの医師が0.5秒
この記録を破ることに成功した。

すると驚いたことに、
それから数日以内に4人ものランナーが
同じく4分の壁を破ってしまったのだ。

1976年のモントリオール・オリンピックの
1500メートルで優勝した、
ニュージーランドのジョン・ウォーカーは
もう1つの「不可能」、
すなわち1マイルを3分50秒以内で走る記録を
1975年、スウェーデンのイエテボリで打ち立てた。

いまでは国際的な男子中距離ランナーたちは
1マイル3分40秒の壁を破ろうとしている。

このようにかつて不可能といわれたことが、
果たしてどれだけ不可能だったのだろうか?

ロジャー・バニスターの記録は、
スポーツの世界では有名な話だ。

長年歴史的に不可能とされてきたことが
潜在意識にある場合、
体にはその歴史を書き直すだけの力が
備わっていることを忘れがちなのである。

バニスターの場合、
想像力をプラスに働かせて、
肉体的にフォーミニッツマイルが走れるという
可能性だけでなく、
具体的な予測までを潜在意識に
伝えたのだった。

バニスターに続いて4分の壁を破った
4人のランナーは、
それまで潜在意識にこの情報を
伝えそびれていたのだ。

その結果、バニスターに
遅れをとることになった。

しかし、バニスターが記録を破り、
可能性を明らかにしたとたん
潜在意識がそれを認め、
不可能に見えたことも
達成可能となったのである。

バニスターの記録が
大きな意味をもつのは、
彼が想像力を意識的に活用し、
記録が達成可能なことを
証明したことである。
-------------------ここまで-------------------

「夢の9秒台突入なるか」
「日本人の限界」
「10秒の壁」などの言葉を
見かけたりすることもありますが、
こういう言葉を見かけ過ぎてしまいますと、
「日本人はまだ9秒台で走れていない。
だから俺が超えてみせる」と選手の頭の中では
思ったりするかもしれませんが、
「日本人はまだ9秒台で走れていない。」が
ネックなのかな!?と・・・。

そこで脳は、現実(リアル)と仮想(バーチャル)を
区別できないのを上手く利用して、
たとえば『僕はすでに9秒台で走れてる。
だから僕はまた9秒台で走れる』と
脳の中で書き換えを行ってみたり、


たとえば『僕は9秒台で走れる選手だ』だけを
強烈に頭の中に刷り込んでみてはどうかな!?と
思った次第であります。

今日はこんなシェアをしてみました。

何かの一助、参考になれれば幸いです。

P.S.それにしても伊東浩司さんナイスガイで格好良かったな~。

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