マネジメント能力図解シリーズ|プロダクトマネージャーに聞いてみた編 #2
スマートキャンプデザインブログ、はなおかです。
みなさんは、マネジメントをしていますか?もしくは、急にマネジメントをする立場になっていませんか?
この記事では、デザイナーである私が「このマネージャーのチーム素敵だな!」という方に社内インタビューをして、「なぜ素敵だと思うのか」デザイナーなりに図解していこうと思います。
マネジメントスキルの分類
マネジメントを構成しているスキルはなんなのか図解してみました。私なりに分解した結果、マネジメントは6つのスキルとそれを効果的にするリーダーシップで構成されていると思いました。
7項目のスキル説明は第一弾のこちら記事よりご確認ください。
ちなみに、項目の主語は「私のため」ではなく。必ずチーム組織のためorあなたのために近しくなります。
今回は「プロダクトマネージャー」に聞きました!
郷田 祥史(ごうだ よしふみ)BALES CLOUD事業本部
BALES CLOUDプロダクトマネージャー
新卒でITベンチャーに入社し、スマートフォンアプリやWebサービスのSIの経験と自社プロダクトの開発経験を経て、2016年10月にスマートキャンプへ入社。 BOXILの開発リーダーやエンジニア採用、コーポレートITの立ち上げといったITに関わる幅広い実務を経て、現在はBALES CLOUDのプロダクトマネージャーを担当。
はなおか:
郷田さんとお話すると課題が、整理できます!今日は郷田さんの頭の中を覗かせてくださいね。
郷田さん:
はい!まずは僕が大事にしているチームをつくることにフォーカスしてお話していこうと思います。(チームとは、チームに関わる人すべての人を指します。)
僕は下記の想いをもってプロダクトマネージャーをしています。
最高のプロダクトには最高のチームが居るとは限らないものの、
いま普通のプロダクトであれば、最高にするためには最高のチームが必要
はなおか:
早速名言がでましたね!!確かに.... 技術が最高な人が集まっても、バラバラだと意味ないですもんね。
郷田さん:
そうなんですよね。僕が思う良いチームとは、トップダウンではなくマネージャー含むチーム全員がロールとなり、周囲に働きかけられる環境です。
個人の集まり→各自で助言はするけど解決をするための責任を取る人がいない状態
良いチーム→相互にアドバイスをし助け合い、個人が責任感を強くもてている状態
Q、郷田さんが思うマネジメント能力分類で、特に自分は得意なものはありますか?
郷田さん:
ずるいんですが、全部です!どれが抜けてもマネジメントは難しいと思います。しいていうなら、メンバーの力を最大化するためのスキル向上へは常に意識しています!
はなおか:
どれか抜けてるとリーダーシップに影響しますもんね。
そして、郷田さんはいつも「この記事が勉強になるよ!」と教えてくださるくらいに知識欲が旺盛ですね。
郷田さん:
ありがとうございます!よくひとまとまりにされがちですが、メンバーのヒューマンスキルを引き出すためにはマネージャーは下記を学ぶ必要があると思っています。
ヒューマンスキルを引き出すためのスキル
「コミュニケーション力」「コーチング力」「ファシリ力」「プレゼン力」「ティーチング力」「フィードバック力」
はなおか:
マネジメントって、昔は「教えること=ティーチング力」だと思っていた自分が恥ずかしいです!
Q、郷田さんがマネジメントをする際に気をつけていることはありますか?
メンバーのスキルや状況に合わせて、コーチングとティーチングのレベルを変えることを意識しています。最終的に、委任の状態になることが理想です。
指示的行動
何をするのか、どのような方法でするのか、どこで行うのか、いつするのかをはっきりと部下に告げ、その遂行行動を細かく監督することである。
『構造化する』(仕事の仕組みづくりをする)『コントロールする』『監督する』
援助的行動
部下の話をよく聞き、その努力に対して援助や支持や励ましを与え、問題解決や意思決定への参加を促すようにすることである。
『賞賛する』『傾聴する』『促進する』
※『1分間リーダーシップ』(K・ブランチャード、P・ジガーミ D・ジガーミ ダイヤモンド社)p63 より参照
はなおか:
仕事をする上で相手をポジショニングしてから、話しはじめることって大事ですよね。
郷田さん:
スキルが定着してきた人は自分の考えやスキルを整理しきれていなかったりすることがあるので、そこは「コーチング」をして課題に気づかせてアクションをとれるようになることを意識しています。僕はこのコーチング能力をマネージャーとして特に重要視しています。 コーチングによりメンバーの可能性をどんどん広げ、メンバーの選択肢を増やしてあげたいです。
可能性を引き出すために、もう1つ意識していることは「成長しやすい環境作り」です。
上記の表のように、常にストレッチゾーンである環境で働いてほしいと思っています。
また、メンバーがストレッチゾーン以外にいることは他のメンバーへも悪影響があります。例えば、「とあるメンバーはあまり業務を行わない」「とあるメンバーはいっぱいいっぱいで、他のタスクがおざなりになる」などです。なので、現在の業務量を把握しながら メンバーにとってのストレッチな環境となっているかマネジメントレイヤーは確認するべきです。
Q、自分のマネジメント力で、まだまだだな〜って感じる分野はありますか?
郷田さん:
僕自身の隙を見せるために、「弱み力」がほしいです!リーダーシップがつくと、自然と強さがでてしまうので、「ただの話しかけやすい人間になりたい!」です。少しでも雑談力をあげるために、本を読んで雑談を勉強してますw
はなおか:
確かに、マネジメントレイヤーに対しては、ネガティブな発言や自分の悩みって打ち上げにくりますよね。 雑談力を上げる本を呼んで勉強ってところが郷田さんのストイックさを感じます!
郷田さんは、イラストを使って、自己PRをされたり、エンタメを大事にしたりと自己プロデュースにも力を注いでくれていますよね!
自分の力も最大化するために、知識を惜しまない姿勢に郷田さんの魅力を感じます!リーダーがこんなに勉強家だと自分も勉強しないと!という姿勢になりますね!まさしくそれがリーダーシップ力かもしれません。
郷田さん本日は、素敵な話しをありがとうございました!
WRITER : SMARTCAMP Designer はなおか(@hanaoka42947585)
INTERVIEWEE: SMARTCAMP BALESCLOUD プロダクトマネージャー 郷田 祥史
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