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大事なことはすべて転活で学んだ

私は会社員時代、4回転職をしました。


合計で5社に勤めた経験があります。


最初に入ったのが日系の流通大手。


その次が弱小コンサル。


そのあとは外資系3社。


就活はもちろんですが、転職にもそれなりの活動が必要です。


「転活」という言葉は聞いたことがないですが、ある意味私は転活のプロでした笑。


ましてや外資の会社では中途採用をやっていた期間が長かったので、ある意味、採用の裏も表も知り尽くしていたと言って良いでしょう。


外資に勤めているときは、


Professional Job Hopper


とか


外資ゴロ;;


とか自虐的なことを言ってました。


それはともかく、、、


それなりに転職を重ねると、やっぱり多少は自分を売り込む技術が磨かれます。


具体的には


・職務経歴書はどんなふうに書くと書類審査を通りやすいか


・面接での受け答えのポイントは


・外人のエグゼクティブ対応は


・どんな実績を上げると次の転職でポイントが高くなるか


みたいなことです。


日系の会社で長年実直に働いてきた人にはピンと来ない話かもしれませんが、この辺りが結構重要だったりします。



で、今振り返ってみると、この経験が起業してからも意外と役に立ってるなあ、と思っていて、例えば


・会社の看板に頼れない(数年で転職するので、会社=自分という意識はなくなる)


・同時に、自分の腕一本で生きていく覚悟ができる(もちろんいろんな人の助けがあってこそ、ですが最後は自己責任です)


・自然と、自分のどんな点が社会で評価されるか、つまり売り物になるのかを常に考えるようになる


・年齢、性別、国籍などいわゆる”ジェンダー”による差別意識が薄くなる(なくなる、とまでは言えませんがかなり視点がフラットになります)


もちろん会社員と個人事業主ではその売り込み方は全くと言って良いほど違いますが、基本のマインドの面ではかなり鍛えられたなと思います。


長く同じ会社に勤めると、自分を客観的に見ることはなかなかできにくいかもしれません。


家族同然の人たちに囲まれて何十年も過ごしますからね。


自分の市場価値を上げろ!とかいう転職斡旋会社の宣伝も見てもピンとこないのは仕方がないことです。

私の場合は自分の転職に加えて、さっきも書いたように自分が面接する側でもあったので、いろんな人のレジュメを読んだり受け答えを見たりする機会がたくさんありました。


いろんな人のセルフプレゼンを見ながら自分を振り返る機会もたくさんありました。


書類の行間を読む力もかなりついていたと思います。


この辺りは今の仕事でヒアリングをするときにも役立っていて、結局独立してもやってることはおんなじだなあ、と感じる時があります。


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