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都庁で行っている、島しょ地域の”つながるエリア拡大”推進

 皆さん、こんにちは。東京都ではつながる東京の実現に向け、“島しょ地域”の通信環境整備に取り組んでいます。
 今回は、都庁で行っている携帯電話サービスエリア整備促進の取組について、ご紹介します

島しょ地域の通信環境について

 こちらは、東京都が令和3年度に実施した、インターネット通信環境の調査結果です。

※1 回答のあった通信事業者のうち、それぞれの地域別で最もカバー率が
高い数字を掲載
※2 面積カバー率:サービス可能なエリアの面積を同地域の面積で除した    もの
(出典:東京都「東京都のインターネット通信環境及びインターネット利用状況調査」の数値をもとに作成)

 結果を見ると、面積カバー率が、区市部に比べて島しょ部で低くなっており、“つながりやすさ”に大きく差が出てしまっていることがわかります。

 このような現状に対し、東京都では地理的に条件不利な地域においても携帯電話等を利用可能とするとともに、5G等の高度化サービスの普及促進に取り組んでいます。

東京都のエリア拡大促進に向けた取組

●島しょモバイル通信ネットワーク環境整備事業

 東京都では総務省が行っている「携帯電話等エリア整備事業※」の活用を前提に、整備を実施する上で必要な「エリア化整備の計画策定」について補助を実施しています。
 また、実際に整備が行われる場合にも町村が負担する金額分を補助することで、整備実施の促進を図っていきます。

(出典:「令和4年度 東京都予算案の概要」より抜粋)

※国が実施する「携帯電話等エリア整備事業」については、こちらをご参照  
 ください。
総務省webサイト
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/fees/purpose/keitai/

こちらの補助金を利用すれば
① 基地局整備:基地局設備等に係る機器・工事費用が、(国と合わせて)10割補助!
② 計画策定 :エリア化に向けた電波調査や整備計画策定費用が、10割補助!  

と、島しょ地域の町村がエリア整備に係る費用面のサポートを受けることができます。

QOLの向上へ。これからの取組

 東京都では、島しょ地域の“つながりやすさ”への取組と併せて、各種デジタル技術を活用した社会課題への解決にも順次取り組んでおり、一例として東京都総務局・福祉保健局が行っている学習支援アプリ等を活用したEdTechサービスや島しょ医療充実に向けた実証実験などがあります。

●取組例:
デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題解決プロジェクト【総務局・福祉保健局】
詳しくはこちらをご覧ください。

シン・トセイ 
https://shintosei.metro.tokyo.lg.jp/leading-project/leading-project-02/

おわりに

 今回ご紹介いたしました、都内のインターネット通信環境や利用状況を把握するために行ったインターネット通信環境及び都民のインターネットの利用状況等については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。調査結果も公開していますので、是非ご覧ください。

デジタルサービス推進部(東京都 公式)
https://note.com/smart_tokyo/n/n303d8ef3ae7f

 今後も東京都では島しょ地域の“つながるエリア拡大” に全力で取り組んで行きますので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。