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ソウル梨泰院雑踏事故現場を訪れて

2023年の大晦日、韓国の梨泰院を訪れました。 2022年10月29日に発生したソウル梨泰院の雑踏事故の現場を見に来たのです。

群衆雪崩により158人が死亡したこの場所は、ソウルの地下鉄6号線、梨泰院駅の1番出口からすぐの場所にある幅3.2メートル、長さ40メートル、傾斜度10%の狭い坂道です。梨泰院駅前の大通りとその北側の一本裏の通りを結ぶ狭い道で起きました。裏通りは飲食店が集まる通りになっており、ハロウィンの時期でもあった当時は各所でパーティーなどのイベントが開催されていたとのことです。そのためこの日は梨泰院周辺エリアには10万人以上の人々が訪れていたそうです。

実際に訪れてみると、この周辺は丘のような地形で現場の道をニュースでは「緩い坂道」と報道されていたものの実際にこの道を歩いてみると思ったよりも傾斜がきつく感じました。また路面がひどく歪んでいることが一番気になりました。 この歪みの多い坂道で混雑しているようであればバランスを崩しやすく転倒しやすいでしょう。
この道は坂を上がると突き当たりになっており、裏通りからはこの道の状況が正面に出ない限り見えません。駅に向かう人が先の状況を見えないまま駅に向かう状態になります。
また、繁華街になってる裏通りから駅に向かう道は大きい通りを進もうとすると遠回りになったしまいます。そのため近道などを考えないでも普通に駅に向かうと必然的にこの細い坂道を通ることになります。
そのため混雑起きやすい道なのでしょう

地形
イベント時期による混雑
道の作り
路面の歪み
先の見えない通り

こういった様々な要因が絡み合って起きてしまった事故だったのかと感じました

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