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佐世保名物レモンステーキが爽やかでとろける旨さだった話

長崎県佐世保市。海上自衛隊のお膝元のこの街の夜に訪れたのはこちらの店。佐世保名物にして全国的に珍しいご当地グルメ「レモンステーキ」を専門に扱うお店だそう。

米国の人々が流入したことで伝わったステーキを日本人の口に合うように改良したのが現在の佐世保レモンステーキだそうで。

入ってすぐのところにあるのは会計レジとお土産コーナー。レモンステーキのタレ……と、レモンドレッシングが販売されており、自宅でも作れるようです。

店の奥の方のテーブルに着席。お隣には日本在住の外国人と思わしきグループがおり賑やかでした。

ご飯とステーキが同じ皿に盛られたセットなら安めですが、ここは王道と思わしきご飯とレモンステーキが別々になったセットを定員さんに注文。サラダ、スープ、レモンステーキにライスがセットになったもので、ライスはおかわりし放題の嬉しいセット。

入口にはこんな看板もありましたのでワクワクしますね!

ステーキの準備は少々時間かかるようで、まず運ばれてきたのは前座のサラダ。黄色いドレッシングに謎のよくわからないスパイスがかけられていました(辛くも苦くもなく、これが何のスパイスだったのかはいまだに分かっていません)。

そして付いてきたのがこのスープで、確か日替わりという話だったと思います。このコーンスープがそれはもう猛烈に美味しく、この深い器になみなみとよそわれていても大喜びで飲み干せてしまいそうな美味しいコーンスープでした。

やはり時間かかるのかメインがやってきたのは前座を平らげた後でした。

ということでこの店のメインメニュー、名物「レモンステーキ」でございます!肉が薄いと侮るなかれ、この肉の薄さがこのレモンステーキの要なのです。到着時点で片面は生焼け、なので大急ぎで写真を撮ります。

もちのろんライス付きです。

素早く写真を撮り終え、鉄板が熱いうちに肉をひっくり返します。肉が薄いのでこれですぐに熱が通り、焼きすぎなんてことが起こりません。

スッとほとんど手応えなく切れる肉を少し切り分け、口に入れると肉の脂がじわ~っと。このお肉、国産の和牛それもサシが入ってるようなものすごーく柔らかいお肉なのです。このお肉の旨味たっぷりな脂と爽やかレモンの酸味が一体となり、オクチの中でとろけます。すかさずご飯が欲しくなる味!

ここからレモンを絞って酸味をさらに足したり、玉ネギの爽やかな味を足したりもでき、早くもご飯は2皿目に突入。

そして佐世保レモンステーキの醍醐味、ステーキタレ付きライス!ライスを鉄板に突っ込み食べると、肉の旨味の溶け出した酸味のあるタレとライスが一体になってすっごい美味!下品と侮るなかれ、公式もオススメする佐世保ステーキの楽しみ方のひとつなのです。
混ぜると濃すぎるので、さほど混ぜずに食べるか、ライスを鉄板に入れるのではなく皿のライスに鉄板のタレをかけるかするのが良さそうです。

お肉はサシたっぷり脂たっぷりのお肉なので、小さめに切り分けても食べ応えがあります。一見すると少ないように見えますが、脂の多さを考えると案外この量がちょうどいいのです。

このサラダ、スープ、ライス、ステーキのセットで税込なんと1700円ちょっと。某ステーキチェーンでは外国産のお肉が同じくらいの価格ですから、国産の美味しい和牛でご飯のセットでこの価格というのはかなり安い方だと思います(チェーンの方だと赤身で肉が多いため一概に比較出来るものではありませんが)。

個人的に申すなら、美味しかったスープと野菜を無限にモシャりながら食べたいところでしたかね。脂が多かったので、合間合間に野菜を挟んだらもっと食べやすいと感じました。サラダとスープもお代わり自由なお高めセットがあってもいいんですよ???

とはいえ爽やかな酸味のソースと旨味たっぷりの柔らかい薄切り和牛がマッチしたレモンステーキは佐世保の唯一無二なご当地グルメ、食べに行く価値は大いにあります。私は宿に近いしせっかくだからとアーケード商店街の1本外れた道にある本店の方に足を運びましたが、電車を利用するなら駅に近いさせぼ五番街という商業施設の店舗に行くと良いと思います。レモンステーキセット1700円ちょっと、ご飯とステーキが1枚のプレートに載せられたメニューなら1400円ちょっとで、3000円越えることもある佐世保レモンステーキのなかではかなりお手軽に頂けるお店です。今回の店以外にも佐世保にはいくつかレモンステーキを出す店がありますので、この店じゃなくても調べて是非足を運んでみてくださいませ。

ちなみにレモンステーキ以外にも佐世保は美味しいグルメだらけなので、滞在中は間違いなく胃袋が足りなくなります。全種類コンプだけでも大変なのに佐世保バーガーもレモンステーキも各店舗特色ありというのが佐世保のコワイコワイなところ。

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