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万年筆で二次創作のハードル下げてみた

二次創作が分からない

 私は根っからのオリジナル大好き人間であり、二次創作にだいぶ興味が薄かった。そもそも絵を描き始めたきっかけは「自分のキャラを絵にしてみたい」という動機だった。ゲームで使うアイコンを作りたかったのだ。

 正直に言うと、二次創作を自分で描くことに苦手意識を持っている。中学生の頃は世界樹の迷宮のマイギルド妄想をしてたり、手持ちポケモンの妄想をしていたのに、大人になってからは「私が描く必要ないじゃん」といつも思っていた。

コスプレコウペンちゃん。これは昔の絵を改めて描いたやつである。

初心を思い出す

 しかし、絵を描き始めた最初の頃の「ポケモンの主人公のコスプレをしたコウペンちゃん」のイラストを見返して分かった。「二次創作、楽しいんだ」と……。

 昔のスケッチブックには他のキャラのコスプレをしたコウペンちゃんが何匹かいた。好きな作品の好きなキャラの格好をしている。

 「二次創作ってこんなゆるい感じでもいいんだ」と、今の私は少しほっとした。二次創作と聞くと、「このキャラをもっと理解しなきゃ」「原作もっと見なきゃ」と難しく考えてしまう。

気楽にやろうぜ

ながもちゃん。長野県の人がうらやましい。

 そこで万年筆で好きなキャラクターを気楽に描いてみた。
 万年筆なら下描きもラフもいらない。一発勝負ではあるが、逆に言えばかける時間も短くなるし、わりと満足できる。「これ下描きなしで描いたんだ」という達成感もある。

 万年筆で描いていると、穏やかな気分になれる。使う道具がシンプルだからだろうか。水筆でぼかして陰影をつけるのもオススメ。お手軽なのに仕上がりがバツグンに良くなる。

 なんだか自分への戒めというか、忘れないためのメモ書きみたいになってしまった。「うまく描かなきゃ」「いいアイデアを出さなきゃ」とか考えなくてもいいのだ。

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