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空っぽの情報の暴力

もともと情報というものは

知りたい、見たい、聞きたいという欲求を満たすためのものです。根本にあるのは好奇心。知らなかった世界を知り、思考が変わり、行動が変わっていく。それが人間の進化と言えます。

現代の情報は暴力に等しい

カーテレビの付いている車に乗る機会が増えました。景色を見たり考えごとをしたいのに容赦なく流れ込んでくるテレビ。しかも空っぽな情報ばかりであることに怒りさえ感じてしまいます。

人の車ですから何も言う権利はありませんが、運転しながら笑って聞いて見ている状況は異様としか思えないのです。人の脳は瞬間瞬間で一つのことしか考えられないのですから。

現代は情報を取捨選択する時代

昔の人は新聞や雑誌、テレビを見て情報を得るのが知識人の心得であったと思います。そう教育を受けてきました。

時代は急速に変わっています。今マジメにそんなことをしていたら、情報を得るのが一生のすべてになります。処理能力が追いつかないし、思考する時間さえなくなります。

空っぽの本棚みたいな人生に雑多に本を並べられて終わってしまいます。

棚に並べる本を出版者や著者や装丁で吟味してから選ばないと勝手に並べられてしまう時代になりました。

情報の暴力から逃れるために

勝手に流れ込んでくる情報は膨大です。情報を限定していけばいいんですが、視野が広がっていかないという不安もあるでしょう。

思考して発信して情報を得ていく。これからは逆説的ですが、コミュニケーションの時代だと考えています。交流の時代。一方的に受け取るのでもなく、流すのでもなく。そうでないと人らしく生きていけなくなった。そう感じています。

一人一人の発信力が問われる時代

受け取る側と伝える側、双方に同時に存在しなければ人間らしく生きられない時代が来ています。

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