見出し画像

【ストックフォト】Shutterstockの報酬体系が改悪!報酬体系変更で収入額大幅ダウン世界中でボイコットの嵐が吹き荒れる

どうもこんにちは、20代怠け者です。

ぼくは2016年頃からストックフォトで旅行中の写真などを投稿してまして、安定的に月1〜2万円程度の収入を稼いでました。

過去に、ストックフォトの始め方を解説した初心者向けの「スマホカメラで稼ぐ」という電子書籍なども出したりしています。

05_スマホカメラで稼ぐ


さて2020年5月27日、ストックフォトの最大手であるShutterstockが報酬体系を突然変更しました。

ただの変更ではなく、事実上の報酬額引き下げです。

ひどいところでは、5分の1まで報酬が引き下げられるパターンまであります。


当然これにより、世界中の投稿者が激おこ、「もうShutterstockには投稿しねえぞ」という怒りの声が上がってます。

Shutterstockのフォーラムは大荒れ、ツイッター上にも
#BoycottShutterstock
というタグまで出来て、不満の声がかなりツイートされてるようです。

いやまあ、一方的すぎて当たり前だろって感じだけど。

私は企業のマーケティング担当であり寄稿者でもありますが、強欲なShutterstockからはもう画像は購入しません。

私の顧客にも、代わりにAdobeStockやAlamyからの購入を推奨しようと思います。
彼らはまだ、公平な報酬体制を持っていますから!


この報酬額は犯罪だよ…もうここには投稿できないね。


私のカメラ+私のPC+私のソフト+私の才能+私の努力+私の時間
=0.1セントですか!?

まったく理解できないわ。
最近、世界を動かすのは「強欲さ」ばかりだけど、Shutterstockも大概だね。


寄稿者のみんな…
行動(Shutterstockでの販売停止)は、数日間の日銭を稼ぐことよりもはるかに重要だよ!


新しい報酬体系に同意しない寄稿者が、投稿した画像を削除し始めてるみたいですね。


Change.orgにこの変更を考え直す請願ページをつくったよ、みんな署名お願いします!


いいね、ありがとよ。 (Shutterstockはあなたをブロックしました)


【新・料金体系】

ざっくり、新料金体系をまとめるとこんな感じです。

・これまでは「総DL回数によって報酬額が上がっていく仕組み」だった
・変更後は「その年のDL回数によって報酬額が上がっていく仕組み」に変わった
・毎年1月1日にDL数がリセットされる
・全投稿者は、毎年レベル1(報酬率15%)に落ちる
・つまり、毎年1月〜2月頃は収入額が激減する
・これまでの最低報酬額は1DLあたり25円 (0.25$)
・変更後の最低報酬額は10円 (0.1$が最低報酬額)

(※間違いあったらご指摘ください)
(→早速間違いありました、ご指摘ありがとうございますw)

画像2

画像3


みんなの怒りのポイントは大きくまとめて以下の3つです。

・DL数の多い大手でも、毎年1月〜2月は収入額が激減する
・現行のレベルの時点で報酬額がガクンと下がってる
・購入価格が下がったわけではないので、引き下げた報酬分はShutterstockが総取り

実際、ぼくの報酬額、ダウンロード単価もかなり下がってます。

1ダウンロードあたり0.33ドル(36円)あったのが、直近のダウンロードだと0.10ドル(11円)と、3分の1以下にまで落ち込みました。

画像4


これでダウンロード数が増えるならまだしも…前述の通り購入価格が安くなったというわけではないので、ダウンロード数は変化なしです。

最低報酬額は0.1ドルとのことなので、これ以上下がることはなさそうですが、逆に言えばすでに最低ラインの報酬額まで下げられているということのようです。

…うーん、エグい。


【Shutterstockフォーラム激荒れ】

まあ、なんのことはない、投稿者の取り分が激減したよ、というだけの話ですね。

しかも、これだけインパクトがある報酬体系の変更を、たった5日間で一方的に変更してしまうわけだから、そりゃまあ怒りも爆発しますよ。

「君、来月から給料3分の1だからね」

って言われてるのと実質変わらないわけで。


じゃあその残りの取り分はどうなるのかというと、Shutterstockが総取りするだけです。

Shutterstockの寄稿者が情報交換をする公式フォーラムでも、当然怒りの声が上がってます。

フォーラム自体は英語ですが、世界各国からの反発が大きいということを確認するためにも、軽く目を通してみることをオススメします。
軽い地獄絵図。


Shutterstock、以前にも一方的にベクター素材の投稿方法を変更したことがあって、その際にもフォーラムで反発の声が出ていたのですが、全く聞き入れなかったという経緯もあります。

となると、今回も意見はまったく聞き入れずに、現行のままいくだろうと思われます。

まあ、ストックフォト最大手ですしね。 殿様商売が出来るぐらいのシェアはありますから。

よっぽど、投稿者が激減しないことには…まあ、このままいくんでしょうね…。


(ところで、昨今コロナショックによってカメラマンとしての仕事が激減して、その分をストックフォトで収入を食いつないでいる人も少なくないでしょうに、今のこのタイミングでやる必要が本当にあったんでしょうかね?)


【対策】

ということで、個人ができる対策としては…こんな感じになるのかなと。

・一極集中しすぎない
・他の収益化の方法も模索する


Shutterstock以外にもストックフォトサービスはあります。

大手だとAdobe Stock、日本向けならPIXTAなど、他にも選択肢は存在するので、抗議の意味も兼ねて他のストックフォトへの投稿に舵を切るのも1つの手です。

ただやっぱり、最大手Shutterstockのダウンロード数は圧倒的なので、痛みを伴うことは間違いなさそうですが。


あと言えることは、収益化の方法を1つ(1社)に絞りすぎない、ということですね…。

これはストックフォト以外の部分でもよくお話してるんですが、収入源は複数持ったほうがいいです。

1社のプラットフォームだけに依存すると、今回みたいに報酬体系を改悪されてしまうと、かなりの痛手をこうむります。

ブロガーがGoogle社の広告システム(Googleアドセンス)に依存しているのと同じように、ですね。

寄稿者自身も、ストックフォトからだけの収入だけでなく、もっと複数の収入源を確保していくことを考えていくべきです。


あ、ちなみにぼく自身もShutterstockの月額プランに加入してまして、写真を購入している立場でもあるんですが、ささやかな抗議として月額プランを解約して他のストックフォトに乗り換えようと思ってます。

そうした動きが少しでも広がって、公正な報酬形体に戻るといいですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?