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日本の文化・きもののことなど

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博多の武家茶道の南坊流にて、奥伝を取得しました。 「宋光」という名前です。 祖母から譲り受けたきものを着る機会を増やしたくて始めたお茶をきっかけに日本の文化にハマっています。
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記事一覧

OIGEN 鉄瓶どんぐり0.5L 丸形五徳13cmセット

OIGEN 鉄瓶どんぐり0.5L 丸形五徳13cmセット

昨年のクリスマスに我が家に鉄瓶がやってきました。
今年からお弟子さんを受け入れて、出張茶道教室をやってみよう、という話をしていたら、まずは簡単な道具を持ち運ぶんだったら、小さな鉄瓶がいいんじゃないか?というアイデアで手のひらサイズのかわいい鉄瓶です。

せっかくだったら南部鉄器がいいなというのと、急須タイプじゃなくて直火にガンガンかけられるタフなタイプがいいよね。
見た目かわいいのがいいんじゃない

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あじみま茶屋でお抹茶を 宗光(SoCo)

あじみま茶屋でお抹茶を 宗光(SoCo)

大阪の藤田美術館の入口にある、あみじま茶屋では、目の前でお茶を点ててくれて焼きたてのお団子とお茶のセットで500円でした。

せっかくなのでお抹茶を。

抹茶の他に、煎茶、番茶と選べます。

広々とした空間に、和のおしゃれな空間。
最近はお茶を煎れているところ、抹茶を点てるところを見たことがない方も多いそうで、見ていただけるようにライブ感のある提供の仕方をしてるそうです。

トレーの載せたお茶碗を

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藤田美術館に行ってきました。 宗光SoCo

藤田美術館に行ってきました。 宗光SoCo

藤田美術館とは

藤田傳三郎氏の蒐集した国宝や重要文化財クラスの古美術(主に茶道具など)が展示されている最近できたばかりの美術館です。(2022年4月オープン)あまりにもよい空間で洒落ていて驚きました。

場所はJR大阪城北詰駅から徒歩1分です。

展示のスタイル

期間によって変わるようですが、私が行った日(6月)は、
「花」・「傅」・「曜」 というカテゴリーに別れた贅沢にゆとりをもたせた部屋に

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記録*5月の月釜のきもの 宗光SoCo

記録*5月の月釜のきもの 宗光SoCo

6月のを先にアップして、5月をアップしていなかったことに気づく。。。

5月も月釜に行ってきました。
またしてもその後仕事を入れていたので、茶事に参加してちょっとお茶してすぐに退散。
なかなか太宰府を満喫できません(T_T)

5月はもう暑くて単衣を着ました。
単衣の着物はそんなにたくさん持っていないのだけれど、そのうちの1枚をクリーニングに出していたので、今回はアイスブルーの小紋です。

遠目に

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月釜はたのしい。 宗光SoCo

月釜はたのしい。 宗光SoCo

毎月21日は、太宰府の和菓子屋さんのふじ丸さんの月釜にお邪魔しています。

初めてでかけたのが昨年の11月でそれから、できるだけ欠かさずでかけて(4月だけいけませんでしたが)今回で7回目。

こちらのお茶席は流派問わず、比較的自由な雰囲気ながらも、普通にお茶席の作法を知っていることを前提に茶事が進んでいきますので、参加される方もある程度嗜んでいる方が多いように感じて、私も10年以上お茶を習っていま

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紫陽花と杜若の絽のきもの_6月の月釜

紫陽花と杜若の絽のきもの_6月の月釜

衣替えの季節になりましたが、通常でいう6月は「単衣」
しかし単衣はすでに暑い(笑)。

そして私の「紫陽花と杜若の絵柄が華やかな大正ロマン風のこのレトロな絽のセオαの着物は、紫陽花があるうちに着ておきたいけど、薄物には季節が1ヶ月早いっていうので、10年ほど前に買ったきものだけど、タイミングがなかなか掴めなくて着損ねてしまうタイプのきものでした。

きもの始めたばかりの12年前は、なにかと決まりを

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出張お点前の道具

出張お点前の道具

最近嬉しいことにおうちに招いていただくことが多くて、なにかできないかなあ、と思って「出張お抹茶」を点てることを思いつきました。

楽茶碗の中に茶巾と20gの小さな抹茶缶を仕込んで、小さな風呂敷でキュッ。

巾着に茶碗と茶杓と茶筅(ちゃせん)を入れて浅くて小さなエコバッグに入れたら、一人前のお点前セットの出来上がり。

お湯はお借りしますが、その場で茶筅通しして、お抹茶を点てたらちょっと特別で贅沢な

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きものの記録_4月はじめ 青磁色の御召十とお義母さんの桜の袋帯

きものの記録_4月はじめ 青磁色の御召十とお義母さんの桜の袋帯

4/1
クライント企業の入社式。
この日は、料亭の会場を借りての入社式と食事会が行われましたが、私はそちらの経営幹部(本部コーチ)として、毎年「司会」役を仰せつかっております。(翌日からはフレッシュマン研修を受け持っています)

毎年、祝賀式や入社式などの要所ではきものを着ていくようにしているので今年もきものでした。

お天気もとてもよく、桜も満開だったので春に着たいと思っていた空色の御召十のきも

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きものの記録_3月末 結城紬と博多帯

きものの記録_3月末 結城紬と博多帯

3月から4月は自分の商売柄、一番のオンシーズンで、はっと気づけば1ヶ月近く休みなしで仕事の日々でした。
その合間を縫って桜が咲いている中できものを着たりの機会もあったので、写真だけ撮っていたので、その記録を今頃です…。

この日は3/29.

京都できもの屋さんを営んでいる方を交えた会食を私がソムリエもしている和食店(天ぷらとお寿司の店・カウンター8席のお店です)で予約していただいていたので、みん

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2月の月釜へ*太宰府・御菓子而 藤丸さん

2月の月釜へ*太宰府・御菓子而 藤丸さん

毎月の楽しみ。
太宰府のお茶の世界で有名なお菓子やさんの「ふじ丸」さんの月釜。

私としては、他流派のお茶会に参加することで、学びもとっても多くて、また主の考える設え(しつらえ)や和菓子屋さんでもてなされる主菓子も干菓子もとても趣向が凝ってて勉強になります。

11月から通っているのですが、お菓子やさんのお茶会だから気軽な感じだろうと思っていたら、みなさん結構ちゃんとしてる(お茶をされている)上級

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茶の湯*お稽古の記録をスケッチする時間

茶の湯*お稽古の記録をスケッチする時間

絵心なんて全くないのに、絵を描かないと覚えられない頭の作りというビジュアル脳。

自分の書く字もすごく下手なんだけど、書いた字の形や書いた場所で頭に入ってる。

そしてノートに時系列に順番に書いておけば、時系列に記憶はちゃんとある。

きちんと一度分解してから自分に合った整理の仕方をすると、キッチリ頭に入って忘れないけど、ここの手順を省くとほぼ覚えてない。

ワインの勉強の時も、地図からぶどうの絵

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2月半ばのお稽古*長板のお点前

2月半ばのお稽古*長板のお点前

旅箪笥のお点前の稽古も終わって、2月半ばは「長板」を使った稽古です。
一緒に稽古に入ったYさんが写真撮ってくれました。

茶道お稽古用のエプロンかわいいでしょう〜、私と同じ南坊流で別の社中の先生、黒門庵の花田さんのHANA-PI製です。

慣れてくると「着物の袖」は感覚で「エアー(air)」で袂(たもと)を抑える仕草も普通にできてくるので、そこまでいったらこんな洋風のエプロンみたいなお稽古着でもい

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雪見の点前・茶箱の扱い

雪見の点前・茶箱の扱い

1月、2月は1年の中でも一番寒い季節。
雪も降ったりするので、雪見のお点前の稽古です。

和の世界では「雪・月・花(せつげっか)」といって、雪見・月見・花見と、季節の風景を愛でるために外にでかけて「〜見」をする風習がある中の、冬は「雪」。

もちろん寒いので野点ではなく、家の中で「見る」わけですが、道具を茶箱に入れて持ち出すのはなんとも風流です。

雪・月・花なので、この茶箱の扱いを稽古できるのは

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2022.1.21 着物の記録_桃色・綸子の訪問着とおめでたい柄の袋帯。

2022.1.21 着物の記録_桃色・綸子の訪問着とおめでたい柄の袋帯。

ご一緒した方の写真から自分のところだけ切り取って掲載(笑)。

今回は、自分が所属する流派の初釜に着ていこうかなと思っていた、つやつやの光沢のある綸子の桃色の訪問着(付下げ)です。
初釜が中止になってしまったので、その前の月釜で着ていきました。

きものの好みについて

ちょっと着物に詳しくなってくると、だんだん自分に似合うとか似合わないとかわかってきますが、自分の好みはわりあいとはっきりしてきま

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