パソコンが使えるだけで、仕事にありつける時代?
スマートフォンが普及し始めて、およそ15年くらい経ちました。
今では、WEBサイトもスマホファーストが当たり前になり、
Googleのサービスや一般のWEBサイトもスマホを重視したサイトがデフォルトになりました。
そんな当たり前の世界で過ごす若い世代が、大学生、社会人となり社会生活をはじめるようになって、
スマホを駆使することは難なくできるのに、逆に会社で使うパソコンをうまく使いこなせないという事が話題になったりしています。
これは、裏返せば、パソコンが出来るという事はスキルとしてアドバンテージになるのでは?
という事です。
少し前の話ですが、論文もスマホで書く大学生。
LINEでのやりとりが主流になり、できるだけ伝えたい事は短く伝える。
句読点の。はマルハラ?
と言われたりするようになっています。
スマホが当たり前の世界だからこそかなと思いました。
でも、現状のビジネスの世界では、まだまだパソコンを使った業務が主流であり、これをスマホが取って代わるという事は、
しばらくはないと思います。
ひょっとしたら、5年後くらいには、AIを駆使できるのほうが重要になっている可能性はあります。
さて、パソコンが使えるだけで、仕事にありつける時代?
とタイトルに掲げたので、身につけておいたほうが良いパソコンスキルについて話をしたいと思います。
人事目線でみたこのスキルは必須、響く資格
もし、あなたが事務職や営業で職を探すなら、マストなPCスキルは
Power Point(プレゼン)、Excel(表計算)、Word(文書作成)は必須でしょう。
ただ、Power Point、Excel、Wordと履歴書や職務経歴書に記載されているだけでは、相手には響きません。
それぞれで何が出来るかを記載すると、相手の目に止まるでしょう。
例えば・・・
Power Point スライドマスタを活用しオリジナルのプレゼン資料の雛形作成や、スライドショーを活用出来ます。
Excel マクロ機能を活用し簡単な計算処理の作成や、自動処理の作成が可能
Word 校閲機能を活用し、規約や契約書のチェック事項を盛り込む事が可能
など、具体的に出来る事を書くと、相手もソフトを活用しているので、どれくらいスキルを持っているのか理解しやすくなります。
それが、その会社で必要としている能力なら、相手に響くので書類選考を通過する可能性が上がるのでは無いでしょうか?
そして、響く資格ですが、万能な資格は正直ないのかなと思います。
ITパスポートは、資格として持っている事は有利になることはあるのかな?とは思いますが、
この資格を持っているから優遇されるとは言いづらいかなと思います。
ただ、ITパスポートの勉強はビジネス全般に関わる事を学べるので、持っておいて損はない資格だと思います。
書類選考で通過しやすい資格は、専門資格だと思います。
経理なら簿記。
不動産業界なら宅建。
WEB業界なら、AWS関連の資格。
要は、その業界の中の人でも持っていると『おッ!こいつはやるな!』と思われる資格を持っているという事です。
ブラインドタッチについて
これは、直接アピールする能力ではないと思いますが、パソコンを使う以上、ブラインドタッチはマスターしておくべきだと思います。
ビジネスの世界では、メール、チャット、資料作成など、ありとあらゆる文字入力があります。
ここで、ブラインドタッチが出来ると出来ないでは、処理時間に大きく差がつきます。
文章を書くのに時間がかかって仕事が進まないなんて、勿体ないです。
出来て、損はないスキルなのでマスターしましょう。
タイピング学習ソフトは、購入する場合2,000円前後で多くありそうです。
ソースネクストの特打シリーズが種類も豊富ですね。
もちろん無料で利用できるWEBサイトもあります。
インターネットでタイピング練習 イータイピング | e-typing
など活用して学ぶのも良いと思います。
エクセルを制するものは、業務を制す
業務をする上で、エクセルが使えるといろんな点でハブります。
会社では、何をするにも数字がついてきます。
売上の月次報告
設備計画など予算管理
営業などでは、業務分析、成績報告
アンケートの結果報告の計算に
スケジュール管理表の作成
と、使う場面が非常に多いのに、使いこなせる人が少ないのもまた現状です。
最近では、AIでExcelにやりたい事を伝えたら作成してくれるものが出始めています。
あと、数年したらそれが当たり前になるのかもしれません。
ただ、Excelが使えるようになっていれば、どんな命令をするという事も効率的に考えられるようになると思います。
AIがやってくれるから、そんなの覚える必要はなし!とはならずに、使い方を知っておくと必ずAIの活用を含め応用がきくはずです。
学んだスキルは無駄にならないと思うので、もし何を勉強したら良いかわからないなら、Excelを学んでみたらいかがでしょうか?
Windows、Mac、リナックス?
パソコンっていうけど、何が使えたらいいの?
という事で言えば、一般的なビジネスの現場では、圧倒的にWindowsになります。
デザインやサーバー関係のお仕事なら、Windows以外が主流の現場もあります。
ただ、正直、Windows、Mac、リナックスと違いはあれど、どれかが使える人なら、
職場のパソコンが違ってもすぐに慣れて使えるようになるはずです。
私は、家ではMacを使っていますが、職場の端末はWindowsです。
が、困ったことはありません。
今では、ほとんどの仕事がブラウザ上で出来たり、Windows、Macどちらでも同じソフトがある事が多いです。
リナックスに関しては、私はほぼ使ってないので使用感がわかりませんが、リナックスが使える人は、
Windows、Macともに使える人なのかなと思っています。
なので、パソコンを持っておらず、どのパソコンを買えばいいの?
って悩んでいるのであれば、自分の好みにあうパソコンを買えば良いと思います。
値段でいうと、Windowsのほうが安い種類含め豊富に揃っています。
iPhoneを使っているなら親和性が高いのでMacでも良いと思います。
個人的にはMacのCPUがM1以降のものについては、コスパはMacも良くなっていると思います。
困った時に、周りに助けを求めるなら周りが使っているパソコンと同じ種類にしましょう。
WEB業界もっていると良いスキル
最後に、私がWEB業界で20年以上働いている立場から、パソコンのスキルがあってWEB業界で働くならという視点でのお話をします。
Power Point、Excel、Wordに関しては、どれも扱えるようになっておいてください。
デザイナーであれ、エンジニアであれ、ディレクターであれ使うケースはあります。
あとは、Photoshopは必須のスキルかと思います。
エンジニアでも、デザイナーが作成したPhotoshopのデータを扱ったりします。
最近、面接していて思うのですが、WEB業界でもHTMLを触れないディレクターが増えています。
仕事がより高度になり、分業制になっている事の影響だろうと推測しています。
ただ、WEB業界で働くなら、HTMLとCSSは最低限のスキルとして、
自分で簡単なサイトが組める程度に理解している事が理想です。
SNSが普及したことにより、SNSディレクターや、広告マーケができるディレクターなど幅は広くなっていますが、
WEBというお仕事だと、HTMLは切っても切れないお仕事なので学んでおいて損はないと思います。
そのあたりの話はまた別の機会に。
最後に
30年前はビジネスの世界でメールは一般的では、ありませんでした。
でも、今では当たり前になっています。
パソコンが一人一台になったのも、だいたいその頃でしょうか?
時代が変われば、必要なスキルは変わります。
でも、まだまだパソコンのスキルは必要なはずです。
人より差をつけたいなら、パソコンスキルは学んで損はありません。
個人的には、スクールなんかで学ばなくても、自分で本を見ながらでも学習は可能だと思っています。
会社を辞めた場合は、失業期間に職業訓練校を活用するなどの手もあります。
可能性を広げる為に、苦手意識があるとしても学べばチャンスが広がるのも事実です。
やるかやらないかはあなた次第。
でも、人と差を着けたいなら、周りが出来ない事が出来るは武器になるのではないでしょうか?
パソコンが使えるだけで、仕事にありつける時代?
は大げさかもしれませんが、使えない人が増えているのも事実です。
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