「SLACK FOOTWEAR新作スニーカー”SCALE(スケール)”のご紹介」
こんにちは!!SLACK FOOTWEAR デザイナーの安田です。
少し遅くなってしまいましたが「2022 A/W」の新作が発売になりました。
発売前からバイヤーさんをはじめ、非常に反響の良かったスニーカーです!!是非ご覧ください。
「誕生秘話」
「キャンバスのスリッポンが欲しい」
この声はお客様より何度も頂いていた言葉でした。
ただSLACK FOOTWEAR立ち上げ当初にはキャンバスのスリッポンは作ってはいたのですが…実は何年も作らない時間がありました。
スリッポンと言うスニーカーはデザイン要素を入れるのは非常に難しいとされています。デザインを入れると「このデザインがなければなぁ」なんて言葉が返ってくる事も知っていました。
そしてキャンバス素材はほつれてしまう事もデザインが難しい要素でもあります。
キャンバス地は切りっぱなしができない素材です。
必ず切った部分にパイピングをしてほつれがないようにします。
革は切った部分にほつれがないので、パンチングで穴をあけたりしても何の問題もなくそこに革ひもを通してタッセルを付けたりと色々遊びができたりもします。
つまりシンプルが一番好まれるスニーカーなんです。
ただスリッポンが世の中に沢山ありすぎる現状も知っていました。
他社のキャンバススリッポンも同様でキャンバスと言う素材をうまく料理できず、やれる事が少ないので同じような形の物が生まれていました。
そんな中でも力のあるブランドは作る数も大量に作れるのでその分コストをしっかりと下げ、さらにクオリティーの良いものを提案してきます。
「コスト競争までして作るスニーカーなのか??」そんな思いも正直あって作るのをやめました…
しかし、スリッポンのアッパーにデザインを入れるのではなくソール中心にデザインを入れてみたら他社との比較もできて欲しかったお客様にも満足してもらえるんじゃないだろうかと思ったこのスニーカーこそ「SCALE(スケール)」なのです。
「SCALEの特徴」
まず最大の特徴はソールの厚みです。
プラットフォームソールを使用。SLACKFOOTWEARでは非常に人気のある
厚底のソールになります。ボリューム感が出しやすく、足も長く見え、スタイルも良く見えます。
よく見てもらうとマッドガードと呼ばれるつま先とかかと側に巻かれた黒いラバーテープがあります。こちらは今回オリジナルで作ったテープなのですがキャタピラのように凸凹しています。実はSLACKの頭文字の「S」を連続で並べた感じにてみました!!爬虫類の鱗のような見え方をするので鱗を英語で翻訳して、「SCALE(スケール)」という名前になりました!
ここまで見て頂くともしかしたら「厚底って屈曲しにくいのでは?」
「ましてやキャタピラみたいなラバーまで巻かれていて更に屈曲しにくいんじゃ?」なんて思った人もいるかもしれません。
実はソールは人間の歩きに沿って屈曲しやすいように中身は計算してくり抜きを入れています。なので屈曲も良く、見た目より軽量に感じます。
前方のマッドガードも内側と外側の巻き方を変えて屈曲する場所にはよく見ると巻いていないんです。色々と計算して配置しています!!
よく見るとステッチもホワイトを使っています。
SLACK FOOTWEAではブラックのスニーカーには黒いステッチを使用することが多いのですが白ステッチでカジュアルにあえて見せています。
踵にもブルーのタブを配置してアクセントにしています。
僕が今回一番言いたかったことは
「ありそうでなかったキャンバススリッポン」ができましたよ!!
という事です。
もう1色あります!!
こちらは落ち着いたオールブラックのスリッポンです!!
厚底で手に持った感じの重厚感や見た目もインダストリアルなこのスニーカーはなんと 8,690円(税込)!!
お財布にも優しいスニーカーです。
是非気になる方は履いてみてください!!
★SLACK FOOTWEAR
革靴のテクニックと現代的な機能素材を融合し、新たなデザインを模索する、東京発のスニーカーブランド。革靴ブランドとスポーツメーカーの両ステージで経験を積んだ、デザイナーの技術とノウハウを踏襲した、制作へのこだわり。手工業と機械工業の工程や構造をブレンドし、これまでにない履き心地と着まわし力を備えたハイブリットな一足を提案する。
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