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個性で選ばれるにはリサーチは不要?ニーズを集めるよりも「やるべきこと」がある。

中野丈矢です。

リサーチしてニーズを集めて分析すれば、選ばれるビジネスができるのでしょうか?

「リサーチが大事だよ」と教わるもののリサーチしても何の解決にもならないこともしばしば。何のためにビジネスをやっているのかが、分からなくなることも。

それでもお客さんに選ばれるには、リサーチしてニーズを集めなければ選ばれないのか?

僕は、違うと考えます。

「顧客の悩み解決」が個人ビジネスでは大事とされてるが・・・

ほとんどの人が「お客さんのニーズをリサーチすることから始めましょう」と答えています。起業塾やコンサルタントも「リサーチが大事」と教えています。「お客さんが抱えているお悩みや課題を解決することが、ビジネスだから」という理由から、「リサーチが大事」と答えているわけです。

けれど、情報がまるで洪水のように溢れきった今では、リサーチをするのはスマホさえあればできてしまうもの。Google検索でトップに出てくるキーワードを拾い集めたり、Instagramで人気アカウントのハッシュタグを使ってみることで、「リサーチしている」ような気になるでしょう。

リサーチして手に入るのは、「他人の声」。「他人の声を集めていけばニーズが分かるため、何を売ればお客さんに選ばれるのかが手に取るように分かる」という流れから、リサーチが大事という答えが一般的な正解です。

けれど、リサーチしたところで本当のニーズというのは分かるものなのか?
僕は人の可能性を追求するたびに、このことについてずっと疑問を持っていたのです。

他人の声を集めても選ばれない現実

ある日のこと。僕は調べものをすべく、Googleで検索してました。どんな情報が欲しくて検索したのかは忘れてしまったのですが、検索すればたくさんの記事が出てきたのです。まあ、そりゃそうですね。「ググる」という言葉があるように、専門家に聞かないと分からない情報も気軽に手に入る時代ですからね。

しかし、僕が欲しい情報など一切なく、むしろ他の記事をなぞったコンテンツしか検索には並んでなかったのです。つまり、ユーザー目線であるはずの検索サイトがGoogle目線になっていて、SEO対策にしてもGoogleに気に入られる記事から検索トップになっている気がしたのです。

「他人の声」を集めて記事を書いても、待ち受けるのは無個性。「個性のない記事」を世の中に届けるだけ。SEO対策で優秀なサイトと、読者が求めているサイトとはイコールではないことが分かったのです。

つまりGoogle検索で手に入れた情報をもとにリサーチすることや、Instagramのハッシュタグでリサーチした先に待ち受けるのは「無個性なコンテンツ」。

「顧客の声を集めても選ばれない」と僕が言っているのも、他人の声を集めるだけのリサーチでは無個性なビジネスとなるためです。

他人の声を集めても、「閉店時間を遅くして欲しい」「もう少し開店時間を早くしてくれないか」「新しいメニューを作ってくれ」というご意見が集まるだけ。

たくさんのご意見を集めて、一部のユーザーの声を反映しても「吉野家の牛丼にハンバーグが乗っている」「サイドメニューにバナナとコーヒー」という状態になりかねません。牛丼と言えば吉野家のはずが、コンセプトからずれていき顧客離れが加速する一方となるわけです。

他人の声より、自分の声。選ばれるためにやるべきは、ニーズ(他人の声)を集めるよりも、自分の声に耳を傾けることなはずです。

一番のファンは、自分でなければならない


選ばれるコンセプトは、他人の声を集めて出来上がるのではなく、自分の声、つまり頭の中にあるイメージから「創造」することで生まれるのです。

どんなに広告費をかけても、どれだけ記事を量産しても、頭の中にあるイメージで創造したものでなければ無個性となってしまうのです。

無個性では選ばれない時代。物が足りない時代なら、新しい機能のついたエアコンを搭載すれば選ばれてました。自宅にはAI機能のついたエアコンがありますが、僕はまだ使ったことがありません。ECOモードとタイマーだけで十分です。それ以外の機能は使っていません。

物が溢れきった今は、リサーチしても空いたポジションなんてほとんど埋まってます。

情報が洪水のように流れ込んでくる今は、たとえ空いたポジションを見つけて埋めても、すぐに競合に見つかってしまいます。物や情報なら真似されますが、人は真似しようがありません。

頭の中にあるイメージから「創造」することで、人の本質を捉えたコンセプトを生むことができます。本当に必要とするのは誰なのか、どのように利用し、どこに満足感を得てもらえるのか、ディテールを突きつめることができるのは、「創造」だけ。

Google検索で引っかかった情報をいくら深掘りしたところで、本当に必要としてくれる人のディテールまで描くことはできません。

個性の売れる化には、本当に必要としてくれる人のディテールを描くことが重要です。

情報を集めて「それっぽく」仕上げたコンテンツより、自分の頭の中にあるイメージを「創造」したコンテンツの方がディテールは描けてしまうのは言うまでもありません。

個性で選ばれるには、「創造」で価値を生んでいくこと。創造から価値を生むには、ニーズ(他人の声)より、創造(自分の声に耳を澄ます)すること。

創造には、唯一無二の価値を生める可能性が宿っているのです。

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