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子どもの「自我の発達」ついて考えてみたら、子どもはすべてを知って生まれてきたことに気づいた。

中野丈矢です。

僕にはちょうど1歳になる息子がいます。

目を離せば、部屋中の物をひっくり返したり、口に入れたりと何をしでかすか分かりません。

特に、台所では包丁や火を使うので、ハイハイしながら突入?(笑)してくると、危なっかしくて「立ち入り禁止!」させたくなりますね。

家事の途中に子どもも参戦すると、畳んでた服もぐちゃぐちゃ・・・このままでは一向に家事が終わる気配もないまま時間が過ぎてしまいます。

そんな行動すら、子どもからのサインでは?と思うようになったのです。

自我の発達に欠かせない子育て

僕は今、ビジネスコーチ/ビジネスコンサルをしながら、様々な業界の方と関わっています。その中でも「親と仲が悪い」という人も少なくはありません。

「親は絶対に許せない」という人も中にはいて、

・押し付けてばかり
・親の価値観を強要されていた
・自分を見てくれなかった

という話をよく聞きます。


そもそもとして、親子関係ほどお互いの未発達の部分が表面化する関係性はないと思います。

また、完璧な親なんて存在しないと思いますし、そもそも「完璧って何?」とも思ってしまいます。僕は完璧とは幻想だと思います。

僕もいつかは子どもに反抗される時期がやってくるでしょう。反抗することはすなわち、自我が芽生えなければできないことです。

「自分はこんな存在だ」ということを、親をはじめ世間や社会に知らしめる行為も、特に思春期には必要だと思います。

大人になるプロセスにおいて、「反抗する」とは必要なプロセスだと思います。もしも、何のトラブルもなく、ずっと優等生だった人は果たしているのか?

少なくとも僕が知る限りいません。これから出会うかも知れませんが、欲求を抑えたまま大人になれば自我が発達する機会がないまま、社会に出ることになるのです。

そうすると、どうなるのか?人の痛みが分からない人になることもありうるのです。


人が大人になるプロセスにおいて、感情を爆発させたり、誰かに反抗することは必要だと先に述べました。

「ことなかれ主義」でいることは確かに平和かも知れません。誰かと争う機会もないし、「良い人」だと思われるかも知れません。

しかし、自我の発達には親をはじめ、世の中や社会との衝突しなければならず、その衝突が自分という人格形成になってくれるのです。


また、自分という人格形成のプロセスには、「自我が崩壊する」こともあって、そのタイミングで人は何かにすがろうとするほど、精神的に追い込まれてしまいます。中にはウツになる人もいて、これまで形成してきた自我を崩壊させるほどの出来事もいつしかやってきます。

もし、興味があれば下記の記事も読んでください。


子どものサインを受け取る努力も必要


無理に寝かしつけをするよりも、子どもと遊んでいると知らないうちに寝ていることもよくあります。

休日に、「そろそろ昼寝させんとな」と思えば、子どもも僕の無意識の圧力を感じるのでしょう、一向に寝てくれる気配すらありません(笑)

しかし、一緒にYouTubeを見ていると、はじめはじっと見てました。この時は、見ていたのは清原和博さんのYouTubeでしたが、「動かないぞ。どうしたJr.よ」と下を向けば、このように寝ていたのです(笑)



子どもはきっと、親の圧力を感じてたのでしょうし、この圧力が子どもが「そうはいかないぞ」と思わせてしまい、覚醒モードに入らせたのだと思います。


そして今は、ハイハイしかできませんが、もうすぐ歩いたりするでしょう。来年、再来年には家中を走り回るでしょう。

子どもが生まれてから月日が経つのが一気に早く感じますが、今はハイハイしかできない子どもも、いつかは僕の手元から離れます。

たとえ今は、「子育てで忙しい」という方も、いつかは今の子育てを懐かしむ時がきます。僕らの親のように。

だからこそ、子どもを「何も知らない子ども」と子供扱いするよりも、「すべてを知って生まれてきた一人の人間」と接することで、自我の発達を促せると思うのです。


何も知らないように思えても、感性が知っていると思うのです。

腹が減ったら泣くことで「メシくれー!」のサインを出し、
部屋が暑かったり寒ければ「エアコンつけろー!」のサインを出します。

また、僕が膝の上で子どもを座らせてていても、スマホ見て心あらず状態ならば、子どもは「僕を見て!」とでも、言わんばかりのサインを出してきます。

サインを読んで先回りする努力も必要


言葉は話せなくても、子どもはちゃんとサイン出しているのです。

このサインをちゃんと受け取ることも親の役目だと僕は思います。


子どものサインって、なかなか分かりづらいものですが、ちゃんと受け取っていけば、「コミュ障」なんてことも避けることができるはずです。

また、通わせてる親子の「サードプレイスPORTO(クリックでHPに飛びます)」の先生に教わった話ですが、親が子どものことを「この子は、いたずらばかりするんです」と保育所の先生に伝えた翌日から、その子のいたずらはエスカレートしたそうです。

しかし、「こんなことを言ってごめんね」と子どもに謝ると、翌日からいたずらすることがなくなったそうです。


何を伝えたいのかと言うと、子どもは”常に”親にサインを出していて、僕がスマホで仕事の情報を集めていても、「僕を見て!」「僕と遊んで!」と言う子どものサインを見落としていれば、そのサインが暴走してしまって泣き止まない子になるかも知れないのです。

外でもギャン泣きする子どもを見たことありますか?

子どものサインを見落としていると、サインが暴走して「ギャン泣き」と言う行為で親に気づいて欲しい感情を表現してるのだと感じます。

ギャン泣きすると、親ではなく、その子どもに矢印が向いてしまって、「聞き分けの悪い子」と言うラベルが貼られてしまいます。これはあまりにも可哀想です。

子どものサインをなるべく見落とさず、親子としてではなく、人としての関わりを築いていきたいものです。

最後までありがとうございました。

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