ピンクのトップスを買った

1年前の私ならうげー!と叫ぶようなちょっと暗めの微妙なピンク色のトップスを買った。あと茶色で清楚な可愛いワンピースも。マジェのワンピとか一生買うことないと思ってたな。

私はいつでも何かにハマるとそのことだけひたすら考えるタイプなので、ここ数ヶ月自分の中でのホットな話題は基本、恋愛について。恋愛について熟考する機会はたまに訪れるけど、片想いをしている今はまさにそのチャンスなので、色んな角度から恋愛を見てみてる。

私の好きな色は黒とシルバーだし、股ぐらがスースーするからスカートは基本好きじゃない。淡い色は可愛いけど私は色が白くないから似合わないし、メイクだってパキッと濃いのがかっこいいと思ってる。

だけど私の好きな人の隣にそういう女は多分似合わない。

私の好きな人はとにかく自分のことを最高値まで良く見せる天才。努力型の。眉と刈り上げは365日いつだって整えられてて、姿勢もいいし体型だってシュッとしてる。スーツのズボンはアイロンした時にできる折り目が入ってないのを見たことがないし、靴だって常にピカピカ。爪も常時同じ長さに短く切りそろえられてて、歯も真っ白で髭やその他の体毛に関しては毛穴すら見えないくらいツルンツルン。歩く時はドタバタ音を立てないし、すれ違ったら世界一綺麗な花の香りか?ってくらいいい匂いがする。視野が広くてみんなに常に気を配ってるし、仕事もできてみんなからの信頼も厚い。

きっと隣に並ぶ彼女も彼と同じくらい綺麗じゃないといけないし、そうじゃない女を彼は自分の恋人に選ばないだろうな、と。

まぁ私が勝手に思ってるだけなんだけど。

とにかく今の私は好きな人の恋人とまではいかずとも、せめて知り合いとして隣に立っていられるくらい。贅沢を言えば隣に立ってると誰かに「カップルかな?」って思ってもらえるくらい、素敵な人になりたいのです。

ディズニープリンセスの部屋みたいな試着室の扉を開けて鏡を見た時、うおお、となった。可愛い服を着てる自分は恥ずかしいけど、ちゃんと可愛くなろうとしてる自分をわりと受け入れられて嬉しかった。何や私、ワンピ、着れるやん。ベージュのローファーもわりとイケてるやん。

「恋愛」はすごい。たくさんの人が作品の題材やコラムのテーマとして選ぶ理由が分かる。恋愛が脳に与える影響は計り知れない。「好きな人」はすごい。今まで出来なかったことが彼のおかげでたくさん出来てる。まぁ、彼に全く関係の無いとこで、私が勝手にやってるんだけど。それでも感謝したい。ありがとう。

いつか彼にまた「可愛い」と言って貰えるよう、私はひたすら頑張るんだろうね。前のは10割虚構だったから、次は1割本心で言って貰えるよう、頑張るんだろうな。頑張れ私。応援してるぞ。

そんでもし、いつか願いが叶って仲良くなれたら、スキンケア何使ってるか教えてもらうんや。ふふん。