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小説執筆ツールWavemaker.cards ―テキストエディタ、アウトラインプロセッサ、データベース、そしてマインドマップ―

なんかNotionのコピーみたいになったな

小説のプロットどうやって作るの問題は、字書きの悩みあるあるだと勝手に思っている。かくいう私も、プロットを書く方法や媒体について試行錯誤を繰り返しながら、いまひとつしっくり来るものが得られていない。

で、そんなときになんかのリンク集でWavemaker.cardsの名前を知った。名前だけ。だってろくな説明書いてなかったんだもんよ

一応、小説の執筆に使えるツールだということはわかったので、それではどんなもんかなと思ってリンク先に飛んでみる。
UIは英語か。まあいいか。
いや…英語とか抜きにしても説明が…少な…!?
日本語記事はおろか英語でも情報が出てこない…!?
トップの動画くらいしかないんじゃないか!?

なんだこの不親切なツールはと思いつつ、ブログをグーグル翻訳したりして試してみた感じ、「あら…意外と悪くないんじゃない…?」と思えたので、実際に小説を書くときに使ってみました。

じゃあ、具体的にどんな機能をこのWavemakerとやらは持っているのよ、という説明をしていきます。

1.Googleアカウントでのログイン

Wavemakerは、同じGoogleアカウントに紐付いた複数の端末でデータを共有することができます。
ひとつの端末でだけ使うという場合でも、Google DriveにデータのバックアップするためにGoogleアカウントでの認証はやっておいて損はありません。
※認証をしなくても使うことはできます、もちろん。

Googleアカウントで認証するとこんな感じになります。
中央のGoogle Driveのマークのボタンでログイン/ログアウトするかんじ

その下の緑と赤のボタンで、ドライブとデータの同期ができます。

2.プロジェクトの作成

画像右下の「Create a New Project」からプロジェクトを作成します。

こんなポップアップが出てくるので、適当にタイトルを入れて、その下は「Empty Project」のままで「Create Project」
あ、ちゃんと日本語使えるのでご安心を

そしたら初期画面はこれ↑かこれ↓が出てくると思います。
上は設定画面ですが今のところは触らなくていいです。
下はメインエディタですがこっちも今は触らなくていいです。

3.各ツールの紹介

といっても私もすべてのツールをがっつり使い込んでるわけではないので、Youtubeの解説動画を見たほうが早いかも知れない…とりあえず私が触った感じの所感は以下の通り

メインエディタ、あるいはライター

便宜上いちばん最初に説明を持ってきたけど、機能的には後述するツールでプロットを整えて、最後にメインエディタで小説本文を執筆、という形になるのが理想なんかなーと考えている。

エディタとしては、シンプルで変な癖もないのがいい。デフォルトのフォントもきれい。

と思ったけど、強制字下げ機能がついているっぽい…?
→設定で変えられます。字下げ幅も変えられるみたい

データベースカード

カードをデータベースにして検索したりタグ付けしたりできる機能らしい。
用語集的な使い方になるのかな…と思っている
メインエディタの画面からではデータベースの内容を参照できないっぽいので、その点改善していただけたらなぁ…とぼんやり思っている

公式いわく、Google Keepを参考にしている(Blog参照)とのことなので、それならGoogle KeepはGoogle Documentからも参照できるからさ…メインエディタから参照できるようにしてほしいなって…

込み入った設定の多い話を書くときは大いに役立ちそうだと思います。

スノーフレークツール

これはちょっと使ってみていい感じだなと思ってる機能です。

スノーフレーク法という手法でプロットを作っていくツールだそうで、これも公式の動画見たほうがわかりやすいかと思うんですが

1.まず何枚かのカードに物語の序盤・中盤・終盤のエピソード(とか)を書く
2.1枚のカードを取り、そのカードのエピソードをさらに掘り下げてエピソードを書く
3.元のカードは捨てる

というステップを繰り返してプロットを作っていく手法らしいです。
スノーフレーク法というのは初めて聞いたんですが、とくにプロットを作り始めていちばん最初の、まだぼんやりとしか全体像が見えていないときにはかなり効果的に使えるんじゃないかなと思いました。

今はこのスノーフレークツールを使ってプロットを作っているんですが、けっこうひとつのカードにがっつり書き込んでしまっているので、スノーフレーク法という手法のルールからは外れた感じになってしまっています…いやだって筆がススムくんだからさ…

スノーフレークツールは、画面右上の矢印ボタンからカードの内容をメインエディタに送ることができます。

これは一方通行のデータのやり取りになるので、スノーフレークツールからメインエディタに送ったあとにカードの内容を書き換えてもスノーフレークツール側のカードの内容には反映されません。

あとついでに、メインエディタへのデータの送信を複数回やるとそのぶんだけメインエディタにノードが増えます。

こんなふうにな!

プランニング・ボード

メインエディタの各ノードに対応して、カードで情報が書き込めるツールです。

メインエディタからもノードごとのカードを参照・追加・編集・削除ができますし、プランニングボードからそれらの変更をした場合もメインエディタ側のカード表示に反映されます。

ただこれ、キャラクターカードとかテーマカードとか選べるんですけど、選んでも特に書ける内容が変わるわけでもないみたいなのでまだちょっとよくわかってないです。

データベースカードみたいにタグ付けとかできたらなぁ…と思わなくもない

たぶん、使い方としては「箱書きを作る→箱書きをもとに詳細なエピソードをカード化する→カードを物語に落とし込んでいく」というような、Blogでも書いてた気がするけど「物語を構成するためのTodoリスト」的な使い方をするのかなと考えています。

なんかちょっと使った感じバグバグしてる気がしたけど、たぶんまだリリースされて日が浅いからでしょう。たぶん おそらく きっと

グリッド・プランナー

J.K.ローリングがハリポタ書くときに使ってた手法らしいです。

縦軸が時系列で、横軸が物語の進行に応じて変わっていく物事(登場人物の心情や人間関係など)として、それぞれのマスにその時点での情報を書き込んでいく感じになるのかな

群像劇とかミステリとか、ちょっと込み入った話を書くときはこういうツールはあると便利ですね。

ただ、データベースでも言ったけど、グリッドプランナーからメインエディタにカードの内容を連携する手段が今の所なさそう…
あくまでも副次的な情報として使うってことなのかしらん。

マインドマップ

マインドマップですが、あんまり複雑な図は作れないっぽいです。
テキストノードと図形ノードしかないし、コネクタも矢印にしたりとかはできないみたい。

珍しいなと思ったのは、マインドマップを複数作れることですかね。

なので、あくまでもWavemakerでのマインドマップは、ノード数が100とかに達するような壮大なものをひとつ作るのではなく、小規模なものをいくつかのレイヤーに分けて作っていくってことになるのかなー。

ただ矢印はあった方が、おいちゃんはいいと思うぞ

タイムラインツール

時系列に沿ってエピソードなんかを記述していくタイプのプロット
スノーフレークツールとの違いは、あっちは特に時系列は関係なく物語の進行度が軸になってたことかしらん

作品中の時間管理を厳密にしたいときなんかは、さっき出たグリッドプランナーと合わせて使うといいかも知れない。

こちらのタイムラインツールも、スノーフレークツールと同じように右上のボタンからメインエディタにデータの送信ができます。こちらも一方通行、送りっぱなし。

ボタン連打するとたくさんノードができるのも同じです。

チャレンジモード

これはちょっとよくわかってないんだけど、制限時間以内に指定のワード数書けるかチャレンジするモードらしい…?

書けなかったらそれまで書いたデータは消えるみたいなこと書いてる気がするんだけどまじか…?
まあ開発側もお遊びのつもりっぽいですが

エクスポート

いろんな形式でデータ(主にメインエディタの内容)をエクスポートします。
対応してるのは2019年6月現在こんな感じ↓

実際にエクスポートされたものは…まあ、そうねえ…
すくなくともDocxファイルはWordで開けたよ

右下の「Export Project」は、Wavemakerトップからプロジェクトをインポートする用のファイルです。
基本的にデータバックアップはアカウント単位なので、全プロジェクトが対象になるんですが、個別にバックアップを取っておきたいときなんかはここからエクスポートするんだね

Google Driveとの同期

最後。いちいちトップに戻って「Sync Up!」とか押すのめんどくさいだろ?おれはめんどくさい
なのでこのボタンは神だと思う。

神なんだけど、スマホからだとサイドバーのスクロールができなくて同期ボタンだけ見切れてるんだよな…
まあ神には違いないよ、たぶんね

総括

これだけツール集めればひとつくらい気に入るものもあるだろ!という感があるWavemaker、たしかにスノーフレークツールは私の中でちょっとした革命でした。

このアプリのすごいところはデスクトップアプリは作らないよと公言しているところで、実際、トップページに行くと分かる通りPWAとしてつくられています。

理論上はどのPC、どのタブレット、どのスマホからでも同じように操作できるというわけですが、さすがにスマホでの操作はつらいときもある。
同期ボタン押しづらいしな。
まあスノーフレークツールはそこそこ使えた。

このツールだけで小説執筆のすべてを完結させるというのは、しばらくはないと思いますが、少なくともプロット作成ツールとしては充分なポテンシャルを持っているなと感じました。
あとは私がこいつを使いこなせるかですね!

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いっぱいちゅき♡
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