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創作、創作ってなんだ(哲学)

創作のマストアイテムということで、創作するオタクの端くれとしてちょっくら書いてみんとしているけれど、創作、というとずいぶんと大きいくくりである。

創作、創作ってなんだ。

私はもともと、好きな漫画の模写をしていたオタクであった。
それが古のオタクの通過儀礼である携帯小説サイト開設にあたり、小説(というかSS)を書くようになった。

今となっては信じられない話であるが、当時はページひとつあたりの総容量が10KBを超えると表示がものっそい遅くなっていたのである。イラストサイトなんてやってられたものではなかった。

そうして小説を書くようになって、五年ほどもするとオタク界隈のトレンドが携帯サイトからPCで閲覧する方のサイト主流になっていく。個人サイト全盛期である。

私もまた、買ったばかりの型落ちPCで生htmlを書いて無料サーバーにFTPでアップロードし、サーチエンジンやらweb同盟やらに登録していた。

そのうちに就職し、仕事はクソ忙しかったがその鬱憤を晴らすかのごとく創作活動に打ち込んでいた私は、同人誌というものを作り始める。

ビッグサイトだの東京流通センターだの都産貿だので開催されるオンリーイベントやらオールジャンルイベントやらに出ては小説本を売っていた。壁だの誕生日席だのとは縁遠い小規模サークルだったが、印刷費の回収ができるくらいには売れていた。

しかし、主に仕事と、あと締め切り間際の徹夜とかの無理が祟って身体を壊した。壊したのは身体だけではなかったが、まあいろいろ壊して実家に強制送還される運びとなった。

実家はど田舎だし、私は休職中の身だ。同人誌を作って都内のイベントに月イチで参加なんてしている場合ではなかった。

原稿に追われる生活というのも、楽しくはあったが無理ではあったのだと思う。私は創作というものから少しの間離れていた。

つくることから離れて、ゲームをしたり、漫画を読んだり、動画を見たりしていた。

折しもニコニコ動画でTRPGリプレイが流行していた時期である。

無給の身であった私は、8000円くらいするCOCのルールブック、通称ルルブをアマゾンで購入し、一緒にやる相手もいないのに熟読していた。

繰り返すが、私は田舎の実家に引きこもって休職中の身であった。文字通り、引きこもっていた。

地元の友人と会うこともせず、家の手伝いを、まあ全くしていなかったわけではないが積極的にすることもせず、ひたすら動画を見るか漫画を読むか小説を読むかゲームをするかという日々を送っていた。

遊ぶ相手もいないのに、テーブルトークRPGのルールブックを買って、PCにAviUtlとゆっくりムービーメーカーをインストールして、ひとり黙々とTRPG動画を作り始めた。

もちろん、動画の元になったセッションなど存在しない。仮想リプレイ、脳内セッション動画である。

TRPG動画と同じく、当時サービス開始して一気に流行ジャンルに駆け上がっていった刀剣乱舞のキャラクターを元ネタに使っていたので、動画の視聴数は伸びに伸びた。

あとこれは完全に余談なのだけど、いわゆる「女性向け」ジャンルは、コメントの質が非常に上品だ。こちらが出したものを、表面的にであれだいたいは褒めてくれる。私の動画も、コメントではめちゃくちゃに褒めてもらうことが多くて、いろんな挫折感で打ちのめされていた当時には非常に励まされた。

そうして、おおよそ一年半ほどはTRPG動画を作っていた。一年半ほどして、そろそろ仕事に復帰するか、という話が出てくる。

ぶっちゃけ働きたいか働きたくないかで言えば絶対に働きたくないでござると思っていたし思っているが、働かないことには暮らしていけないし、このまま地元に引きこもっているのも嫌だったので、復職することになった。

復職と同時に、動画投稿も半ば引退した。刀剣乱舞も投稿開始当初ほどはニコニコ上での人気はなくなっていたし、そもそもニコニコ動画自体落ち目になっていた頃だった。

復職して、人事上の配慮もありかつてほどには忙しくもなくプレッシャーもない状態でしばらく働いていた。

この頃には、放送中のアニメを追うということもなく、人気の漫画をチェックするということもなく、かろうじて毎日艦これをプレイしているくらいしかオタクらしいところがない状態だった。

しかしそんな折、DMMでサービス開始したBLゲームにドハマリして再び二次創作の大地を踏むこととなる。

Pixivに小説を上げ、ツイッターで同ジャンル民と交流し、ガチャの結果をスクショでアップするなどしていた。

それだけでは飽き足らず、そのゲームのガチャシミュレーターなるものを見様見真似で作ったりもした。web開発というには稚拙なJavascriptで遊ぶということを覚えたのがこの頃だ。

さらにそれだけでは飽き足らず、そのゲームの二次創作ノベルゲームを作ったりもした。神絵師にスチルを依頼して、めちゃくちゃエッチなゲームができた。今は公開していないが、そのうちまた公開したい。

しかし、一年ほどでそのゲームはサービス終了してしまった。悲しかったが、いつまでも悲しみを抱えて喪に服していられるほど私は情の深い人間でもなかった。

Javascriptで遊び、ゲーム作りを覚えた私は、今度は一次創作ゲームを作り始めた。

最初に作ったのは、大昔に吉里吉里だったかLiveMakerだったかで作った二次創作ゲームのリメイク版オリジナルゲームだ。元になったゲームも、二次創作といいつつパロディにパロディを重ねたほぼオリジナル世界観のゲームだったので、リメイク後も元ジャンルの面影はまずないと思う。元ジャンルを当てられる人がいたらコメントお願いします。

これまでも、いくつかゲームを作ったことはあった。しかしつくり始めた殆どのゲームが完成することはなかった。いわゆるエターナったゲームが大半だった。

しかし今、ゲーム制作を主戦場とし始めて、つくり始めたほとんどのゲームを完成させられれている。

ゲームを作りはじめて、シナリオもイラストも自分で用意したゲームをダウンロード販売した。あまり、というかまあ売れてないんだけど、それでも忘れた頃に買ってくれる人がいる。

レビューも実況もされないんだけど(18禁だしな)、売れている、という事実は意外と創作する上で励みになる。

凝りもせず、私は今もゲームを作っている。今作っているゲームも、たぶんそんなには売れないけど、前よりは売れるものになるんじゃないかと思っている。

ゲーム制作のいいところは、明確に技術の向上がわかるところだ。
前作ではできなかったシステムを実装できた、前作では思いつかなかったアイデアを実現できた、そういう成功体験を繰り返すことができる。

もうひとついいところは、なんでもできるところだ。
完全分業のチーム制作ではなく、ひとりで作っているゲームなので、シナリオもイラストもシステムも、全部自分で作り上げなければならない。

反面、シナリオを書くのに飽きたらイラストを描けばいいし、イラストに飽きたらシステムを組めばいい。そういう意味で、飽きが来ない作業だ。

絵を描く人間は、絵を描くのに飽きたら落書きを始めるという。
小説を書く人間は、小説を書くのに飽きたら小話を書きはじめるという。

そういう人々の存在をかつての私は理解できなかったけど、今私は、ゲームを作るのに飽きたらミニゲームを作っている。

たぶん、ゲーム制作は私に向いている。合っている。夢中になれる。

創作、創ることでいちばん必要なのは、そういう夢中になれるものを見つけられることではないだろうか。

絵を描く、小説を書く、動画を作る、プログラムを組む。

それらすべてがひとつになるゲーム制作に、私は夢中になっている。

#創作のマストアイテム

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いっぱいちゅき♡
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情緒不安定な腐女子。 OL(おっさんずラブではない)しながらBL小説やエロいテキストを書いています 自サイト:https://skt-pnt.netlify.com/
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