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二十字の箱達【20文字小説まとめ版】


思い出が過る。
元親友に、引金を引けぬ儘。

タイトル『狭間』

光を当てるな。
闇の中でしか稼げないんだ。

タイトル『小悪党』

36.6℃の君のお蔭で、僕の心は暖かい。

タイトル『36.6℃』

殺したい程呪ってる。
だから、君を生かす。

タイトル『延怨』

親戚の死でまた一輪、先祖の墓に花が咲く。

タイトル『呪賀の華』

明るい未来しか見えなかった過去を愛しむ。

タイトル『あどけなき過去を撫でる』

朝陽。目を擦る。欠伸諸共陰鬱を噛み殺す。

タイトル『陽陰』

或る日気付く。歩いた車道で事故が起こる。

タイトル『帰納』



 やり始めると止まらないですね。
 既に今日だけで10編、20字の小説を書いています。
 ちなみにテーマとしては、最初のうちは「濃縮」にチャレンジしてみているつもりです。多分段々頭が疲れて出来なくなっているけど、「思いついたし書いてみるか!」のノリで書いてます。創作なんてそういうものでしょう。
 しかし食い合わせが良いのかホラー率が高い気がします。まあ良いか……。
 正確には分かりませんが、上の8編で合計40分〜50分くらい掛かってますかね。それでも中々楽しかったです。
 ということでそろそろ書くべき物語に戻らねば……。気が向いて思いついたらまたやります。楽しいので。

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