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「60代を自由に生きるためのお金と仕事の話」by 榊原 正幸

著者は、元大学教授(東北大学→青山学院大学)で、教授の定年が69歳の青学を60歳になる直前で退職し、これまでの副業である株式投資とそのセミナーを行いながら自由で楽しい生活を送っているらしい。

著者もこの本の中で書いているが、大学教授としてそれなりの年収を得ながら、それを上回る投資からの利益があったため、自主的に定年前に退職してもリスクを感じなかったとのことである。

著者の言う自由な老後の「3本の矢」は、①イヤじゃない仕事を見つけてやる、②副業を行う、③株式投資による運用を行う、である。概ね同意することができるが、著者の考える株式投資については、少し違和感を覚えた。

著者の考える株式投資は、60代で運用資金として8,000万円程度を想定し、別途手許資金として2,000万円あることが理想としているが、普通の60代になかなかその額は厳しいような気がした。

もちろん投資額を別にすれば、投資について銘柄の選び方等の基本的な考え方については非常に参考になると思った。

株式投資の面で少し違和感があったので、評価は、4.5/5にします。

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