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「徳川家康の決断」by本多隆成

今年の大河ドラマは、「どうする家康」で、家康が天下を取るまでの間に、どのような決断をしたのかというのがドラマのテーマであるが、それに合わせたと思われるが、同趣旨で書かれたのがこの本である。

著者は、歴史学の先生で、既に家康の伝記を書かれているが、今回はその出版以降に出てきた新解釈も踏まえて、新しい切り口でもう一度家康伝を書いたということらしい。

新書ということで、詳しい学問的な論争等は省略したとのことであるが、それでも素人にはそれなりに細かい人物や事実関係の記述があり、少し読みづらいところもあったが、そうした点はあまり気にせず、さらっと読み切った。

改めて家康の人生における重要ポイントはどのような状況で、家康はなぜそのような決断をしたのかについて理解することができた。そういう意味で、大河ドラマの良い予習が出来た気がする。

評価は、少し読みづらかったので、4.5/5にしておきます。


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