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ショップカード作りました。あさと初めての車中泊旅。喫茶店で働くということ。

おはようございます。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?今日は気温も低く過ごしやすいですね。今は雨がパラパラと降っています。カタカタとこの日記を書きながらふと庭に目をやると、スズメがグミの樹に止まって雨宿りしています。

ここのところ働いている時に《多様性》という言葉が心に響きます。僕達は小さな喫茶店を営んでいます。開店当初に来てくれていたお客さんのカラーと、最近来てくれるお客さんのカラーがガラリと変わってきました。
具体的に言うと、初めの頃はカフェ好きな方や、パン好きな方が8割くらいな感じでした。 
最近は、犬好きな方、海帰りの方、山好きな方、といった具合にお客さんの層が厚くなってきた気がするんです。
それは、僕達にとってはものすごく嬉しいことです。
庭で土をいじっていると沢山の生き物がいます。土の中の世界ではそれが当たり前なんだなって感じます。お店も同様、いろんなスタイルのお客さんに来てもらえるとそれだけお店も活性化していきます。そしてそのおかげで、僕達の考えやスタイルの幅も広がっていきます。喫茶店を経営するっていうのは、本当に素晴らしい恩恵を与えてくれます。大変な時もあるけど、きっと何か良いことがあると思えるのです。今までその繰り返しでここまでやってこれました。
お客さんのおかげで、森喫茶は成長してこれました。感謝します。

開店前の仕込みの時にこの風景を眺めると、今日はどんなお客さんがきてくれるのかなと、
想像するのが楽しみな時間。
ショップカードを作りました

きらしていたショップカードをやっと作りました。今回は印刷に出さずに家で手作りしました。もりきっさというロゴは息子が描き、絵を明香が描き、裏面は僕がデザインしました。手作り感が満載の仕上がりです。お店に置いてあるので、ぜひ手にとってください。

丸太で小休憩

昨日、一昨日、とまたまた福島の山に行ってきました。
先々週に行ってきたばかりなのですが、珍しく明香が行く気満々で計画をたてました。
今回の旅の目的は、
・静かな山を歩く
・あさと車中泊
・一泊二日
福島県の地図と福島県の山地図を睨みながら選んだ旅先は、白河の権太倉山です。
いつも通りに4時に起きて5時に出発。羽生で休憩して白河中央S.I.Cで下り約35分で聖ヶ岩ふるさとの森ビジターセンターに到着しました。
10時過ぎから山に入って、14時過ぎに下山。家族で山に入る時は無理せずに余裕をもったコースタイムを選ぶ様に心がけています。今のところ、コースタイム4時間〜5時間なら、明香も息子もあさも良いペースで歩けます。下山時刻は15時頃までと決めて選んでいます。それより遅くなると気持ちが焦ってきて、事故や道迷いになる可能性が高くなるからです。とにかく気をつけるにこしたことはありません。特に福島の山は熊が沢山棲んでいます。夕刻に近づくにつれて野生動物は活動します。熊達の棲む山に、そっとお邪魔させてもらいます、といった感じです。僕はマタギ関連の本が大好きで色々と持っています。どの本にも書かれてるのが、「山に入る時は謙虚になること」これを忘れてしまうと、思わぬ事態になりがちです。山は人間の世界とは全く異質だから、入ってしまえば従うより仕方ないのです。山に溶け込む様に。

山頂まで約2時間。明香も息子も登りに弱くブーブー言ってました。
山頂は眺望が素晴らしく、奥に見えるのは磐梯山
中央に聳える山は二岐山、標高1.544m
あさ
あさ
源流にて。息子とあさは沢が好き。
とてもお世話になった聖ヶ岩ビジターセンター

登る前にも立ち寄った聖ヶ岩ビジターセンター。家族ハイキングにオススメなルート丁寧に教えてくれて地図も頂きました。下山後に息子がボルダリングをやってみたい!ということで2時間くらい貸切で楽しめました。

ボルダリング初体験に夢中な息子

全くの初心者の僕と息子にスタッフの方がとても優しく教えてくれました。しかもこのセンターの脇には沢が流れていて、抜群の環境の中で久しぶりに息子と二人でゆっくりと遊べました。あさが家族になってから、息子の中で何かと我慢してきたことも多いと思います。こういう時間は意識して作っていきたいなと感じました。
日常から少し距離を置いてこそ確認出来ることってありますよね。
旅の本来の目的はそこにあるのかも知れません。

不動滝 

ビジターセンターから歩いて5分くらいのところにある不動滝。
下山後のクールダウンにオススメですよ、と教えてもらったので立ち寄りました。
想像以上に立派な滝でした!間近で見ると迫力が凄かったです。普段はグルグルと回ってる頭の中が洗い流されました。実際、明香は登山中に少し頭痛かあったみたいだけど下山してこの滝の音を浴びると頭痛が無くなったと言ってました。
ここを見るだけでも価値があります。

聖ヶ岩ビジターセンターにはキャンプ場もあります。バンガローもあるので家族向けにぴったりな場所です。家族で山歩き、犬と山歩きにも最高な環境でした。
また秋にゆっくりと訪れたいです。

那須で食べたラーメン

あさにとって初めての車中泊だったので、行き慣れたところにしようということで、僕達の大好きな那須の友愛の森 道の駅まで下道で移動。
どうしてもラーメンが食べたかったので(タクシー飯店の影響)黒磯までラーメンを食べに行きました。帰りの車中で息子に「今回の旅は何が楽しかった?」と聞くと「ラーメン!」と即答でした(笑)

お疲れ気味な明香と何やら考えてるフリをする息子
爆睡なあさ

あさがうちに来た当初は車に慣れなくて、どうしようかなって一時期悩みました。
でも犬と暮らしてるお客さんに「とにかく子供のうちにいろんなところに出かけて慣れさせたら良いよ」ってアドバイスを頂きました。
幸いなことに、あさは山歩きが大好きなので車はしんどいけど、着いた先に楽しみがあると分かったみたいです。それからは車の中でヨダレが出たり、嘔吐したりしなくなりました。最初は抱っこして車に乗せてたのに、今では自分から飛び乗ります。そしてなんと車で爆睡するなんて!こんなにも早くあさと一緒に車中泊が出来るなんて思ってなかったから本当に感動しました。
この旅に出る少し前にあさのトイレ事情でバタバタしてました。と言うのも、この半年間は絨毯の上に2箇所トイレシートを敷いてました。その上で上手に出来てたのですが、たまにハミ出たり、やっぱり匂いが気になったっていうのもあり、季節も変わるので絨毯を夏仕様に新調しました。そのタイミングで、トイレの場所を変えたのですが、あさにとってはそれがストレスになったみたいで、あさがゴロンとしているクッションに何度か続けてオシッコをしました。その時に僕も明香も厳しく叱ってしまいました。後に寝れないくらい反省しました。僕達にとってはトイレシートの場所を1mずらしただけなんだけど、あさにとってはそれってどうしていいのか分からないくらい、パニックになっていたんだと気づきました。あと、上手くオシッコ出来るかな?って僕達が常に見ていたことも大きなストレスと緊張を与えてしまいました。明香とも何度も話し合って、あさの行動をさりげなく見守ろうと。
失敗しても怒らずに、さりげなく掃除しようと。そもそも《失敗》って勝手に人間が決めたルールなだけで犬にとっては分からないのが当たり前だなって。
そうしたらオシッコしたい時には、「オシッコしたいよ」と言ってくれる様になりました。そのサインは尻尾をフリフリ、外を眺めてから、僕か明香に近寄って来ます。「わかったよ、あさ。じゃ外に行こっか」って外にでるとすぐにオシッコをします。なんて賢い子なんだ!(はい。親バカです)それから家ではオシッコをしなくなりました。今までのトイレシートの量はなんだったんだ!?って(笑)エコで良いですね。それにしても、あさのそのオシッコサインを分かり合える信頼関係を築けたのが本当に嬉しいです。しかも、旅の前にシフトチェンジ出来たから車中泊も何の問題もなく過ごせました。そういうのも分かっていてあさは外にすることにしたのかなって思います。

緑に囲まれた友愛の森

ご存知の方も多いと思いますが、那須は犬に優しい場所です。
車中泊の翌朝、近くに停めて車中泊していた家族のほとんどが犬と一緒でした。
少し散歩してると、隣で一緒っだった家族のワンちゃんと少し遊びました。その子も元保護犬です。でも今はとても幸せそうな表情をしてました。そういう交流が自分にとっては新鮮でした。少し涙ぐみました。

緑と息子

その後、友愛の森 道の駅で新鮮な野菜を沢山仕入れて、少し散歩しました。
帰路の途中はいつもどおりに1988 CAFE SHOZOに寄りました。今回はあさが眠たそうだっし涼しかったので車で待ってもらって、店内でお茶しました。
いつも座る大好きな席で、ゆっくりとコーヒーとケーキを頂きました。
僕はいつも厨房が見える席に座ります。そして、じっくりとスタッフの方々の動きを観察します。あんまりジロジロ見ると気持ち悪がられるので、さりげなく。
いつ来ても、スタッフの方々の動きに無駄がなく、すっきりと凛とした立ち振る舞いに見惚れてしまいます。そして店内の隅々までshozoさんのセンスが散りばめられています。あの席に座るだけでリセット出来る何かがあります。
スタッフの方々のテキパキとした働きぶりを見ていると、そう言えば僕もああやって沢山の人と一緒にカフェで働いてきたんだなって感傷的な気持ちになりました。

その頃には自分のお店を持つなんて、考えもしなかったし、東京で修行していた頃は本当に経済的にも余裕がなかったです。今思うと、明香はよくやり繰りしてくれてたなって。
ただただ、カフェや喫茶店の厨房で働くのが好きでした。そこには何か惹かれるものがありました。
言葉で言うのは難しいんだけど、「お客さんに喜んでもらいたい」という明確な目的の為に、スタッフと共にその空間を作り上げていく。言うなれば毎日舞台をこしらえて、そこに毎回違ったドラマがあるのです。そしてそれはとてもリアルなライヴなのです。僕にとってそれは、レストランでもなければ、食堂でもなく、やっぱり《カフェであり喫茶店》なのです。どうしてそうなのかは分からないけど、カフェや喫茶店で流れている独特の《音》が好きなんです。
コーヒーを淹れている音。人が談笑している音。ケーキをカットする音。パンが焼き上がる音。働いていて、それら全ての音が調和のとれた瞬間がたまにあります。
そんな時に好きな音楽が店内に流れていたりすると、涙しそうになるくらい感情が昂ると言うか鎮まるというか不思議な時があります。

ごくたまにその瞬間があって、それが僕にとってものすごいエネルギーチャージな時でもあります。だから僕はこの仕事を選んだと同時に導かれました。

外に出て旅をしているけれど、実は不思議と自分自身の内面を旅している気がします。特に山に行くとそう感じます。


昨日、旅から帰って来て NETFLIXで観て、家族皆無言になるくらい素晴らしいスタジオライヴの映像です。なんなんだこのセンスは。
しばらくSpotifyでこればっかり聴くでしょう。
音楽って本当に国境とか人種とか関係なく、素晴らしいエネルギーの循環装置です。


ハマって観てるドラマ。主演のキーくんは、明香も僕も東京にいる時に大変お世話になってました。これ、キーくんそのまんまやん!ってくらい、いつものキーくんです。これ観たら、中華食べたくなります。