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眠れない夜の食べ物話〜天ぷら〜

時刻は2:22。最近ゾロ目をよく見る。なんとかナンバーとか信じちゃう方。

さて、寝れない時は、無になるか美味しかった食べ物のことを考えている。
今日は無になれなかったので、今日食べた美味しい天ぷらの話を。

天ぷらは2種類ある。ごま油で揚げた関東風となたね油やサラダ油で揚げた関西風。
上京し、関東風を食べた時は強烈な胃もたれが生じたのを覚えている。
それからごま油の天ぷらは避けて来た。
お蕎麦屋さんのメニューを見て、あー今日天ぷらの気分だな天丼とか食べたい…と思ってもなかなか手が出せなかった。
関東に染まりつつある私も唯一受け入れなかったのがごま油天ぷらだった。

そんな好き避け天ぷらをしていた私が出会ったのは「天ぷらとワイン 大塩」
どうしても天ぷらが食べたいとなり、ググった所そこには見覚えのある白い天ぷらがあった。
どうやら大阪が本店で関西風らしい。そうそう、これこれ。私が求めていた天ぷらはこれ!!
そう思い、同じごま油天ぷら胃もたれ友人と共に行ってみることに。

メニューは安定のエビ、モンゴウイカはあるが、茄子のプロシュート、いくらカナッペ、トロたく…など変わり種どころかほんまにそれ揚げてるんか?ってぐらい見たことない字面が並んでいた。
ワクワクした。こういう変わり種は挑戦したい派。
季節の旬を取り入れているので、春だと筍や鯛があった。
店名にワインと謳っているだけあってワインの種類も豊富。
まさに天ぷらのワインバー。酒飲みにはもってこいのお店である。
カウンターでいただくスタイルとテーブルのスタイルがある。
やはりここはカウンター。
注文後すぐ揚げてくれるので、そんなに待つことなく到着。
オススメの食べ方を品目ごとに教えてくれる。そのまま・岩塩・あおさ塩・天つゆ、この4つの中からベストを選ぶ。
素材の味がわかっていないとできない所業。
これだから料理人を尊敬してならない。

目の前で揚げられているのを3秒後には口に運ぶ。
サクッ、アツッ、ホワホワ
口内は火傷しているがそんなの気にならないくらい美味しかった。
口内火事をワインで鎮火させる。
ちょうどマリアージュするよう味付けされているので、もうワインの手が止まらない。

メニューの珍しさもあってかほぼひと通り頼んでいた。
ごま油天丼なら5種類でも胃もたれが襲っていた我々だが、軽く10種類は食べても全然胃がもたれなかった。
このお店はなたね油、サラダ油、ひまわり油の3種をブレンドしたオリジナルのようだ。
さすが関西風。

天ぷら難民になっている上京民にここは強くオススメする。私は関西風天ぷらしかもう愛せなくなってしまった。

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