本日のいぬ

　午前３時、起床する。今日は日記に書くようなことが特にない。コンビニはまだあんまんを売っていること、肌荒れの薬を飲んで少しましになった気がしたことくらいである。

　本日の犬について記述する。
午前中、「運動せずに痩せねえかな」という言葉とともに家人と散歩へ行ったそうだ。いつもの公園へ行くと思いきや家人は途中で「疲れたな」と言いながら家路へとついた。今日も暑い。家人も犬もへとへとである。家人は帰ると犬の肉球のみを泡でもみもみし、拭う。犬が足を気にして噛んでいたため病院へ連れて行ったところ、散歩の度に水でじゃぶじゃぶ洗った後生乾きのままにしてることにより水虫になりかけてると指摘された。家人は「自分のせいで、、お前、水虫に、、ごめんな、全面的に悪い。」と謝って以来、こういうケアをしている。犬は肉球以外汗をかかないのだそうだ。健康的な日常。水をしこたまに飲んだ後、寝る。ソファやカーペットや縦横無尽に横たわる。昼寝は最高という顔だった。家人がお風呂へ入り、昼頃出かける仕草を見せると「連れてけや」という趣旨を伝えるべく吠える。しかし置いて行かれた。巧妙に撒かれ、リビングで丸まる。しばらくすると手に食料を持って帰ってきた家人。玄関の鍵が開くと同時に吠えて「おかえり」を伝える。人間が昼ご飯を食べている間、足元に飛びかかるも見事に無視される。そうして何ももらえないかと思いきや、大好物の芋スティックを貰う。家人が芋スティックを手にした途端、ジャンプして喜び、はよくれやという意思表示を行う。家人は無条件ではあげず、犬はおすわりとお手をさせられていたが、２本くれたため信じられないくらい喜んでいた。芋を光速で食べ終えた後はまた昼寝をしていた。布団の上でお腹を出してひっくり返るという危機察知能力の欠けた昼寝姿。夕方までごろんごろんし、夕ご飯を食べる人間の横で「自分まだもらってない」という態度で伏せをする。しばらくして気づいた家人に夕ご飯をいただく。餌はダイエット食だが、これに変えてから異常に食いつきがいい。前まで残し気味だった餌を一切残すことがなくなった。食べ終わると再び人間の周りで座り込むも何も貰えず。夜再び散歩へ連れて行かれそうになったが、家出たところで雨が降り始めたため、散歩を免れていた。今犬はソファで転がっている。目があった。視線で分かる、「芋くれや」

　芋の場所把握してからさりげなく目線で訴えもらおうとすな

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