嵐の中から

『嵐の中から』

真夜中の嵐

雷鳴と共に

打ち付ける雨音は

激しく

僕の世界を

容赦なく

否定し続けた


その向こう

昇りはじめた朝陽は

鮮やかに

僕の世界を

照らし始めた

雫と涙が



眩しく

輝いている


きっと

朝陽が

僕の世界を

変えたんじゃない

あの真夜中の嵐が

全ての

始まりだったんだ


涙のあなたにも

絶望の淵に立ち尽くすあなたにも

きっと眩しい未来が

待っている


だって

あなたの世界は

既に

変わり

始めているから

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