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【副業インタビュー】事業承継を見据え、地元の岩手県でスキル貢献

岩手県の山焼走り温泉郷のホテルに「営業強化サポート」として参画した水野剛さんに副業のきっかけや実際の体験をお伺いしました!

ー スキルシフトに登録した理由を教えてください

2018年2月頃からもう2年半程スキルシフトで副業をしているのですが、はじめようと思った理由は2つあります。1つ目は、自分の父親が会社を経営しており、将来的には事業承継する予定なので、それまでに経営目線をもち、会社全体を見れるようになりたいと思っていたためです。2つ目は、自分の地元且つ父親の会社が岩手県なので、地元で中小企業の方々とのコミュニティをつくりたいと思ったためです。

ー この企業に応募した理由を教えてください

副業のきっかけは、事業承継の準備と地元企業の方々とつながることでしたが、根底にはご縁のあるところで地域貢献をしたいという気持ちがあります。そのため、まずは地元岩手県の企業で副業先を探して応募しました。実は群馬県でもう2つ副業先があるのですが、群馬を選んだのは妻の実家があるからです。まずは自分と関係のある地域で貢献していけたらなと思っています。


ーご自身が参加したことで、どんなイノベーションが起きましたか?

試行錯誤しながら信頼関係を構築

正直、最初の3ヶ月ほどは良い提案をしてもなかなか受け入れてもらえないことが多く、結果を出せない状況がつづきました。社長からはマーケティング経営施策の立案を求められていたのですが、地元が岩手とはいえ東京から来たヨソモノがいきなり意見を言っても聞く耳をもってもらえなかったんですよね。そこから自分の行動を改めました。社員に信頼してもらうために、アイディアを出すのではなく社員の立場で考え負荷になっていることを解決するように切り替えました。

例えばルーティーンワークにおける無駄な作業をなくしたり、非効率な業務を改善したりしました。そこから信頼関係ができていって、提案内容を理解してくれ一緒に取り組んでくれるようになりました。いくら集客を増やすような施策をしても、現場の運営基盤が確立されていないとリピーターや継続的な売上の向上には繋がらないなと改めて考えましたね。


どんな課題も解決するマルチコンサルタントという立場へ

土台作りができてからは、固定費の見直しや繁忙期後の稼働率の低下をおさえるためのレベニューマネジメント、お客様アンケートの数値化など旅館営業の川上から川下まで課題解決していきました。岩手県で15秒のCMを打ったこともあります。今となっては「なんでもコンサルタント」のような立場になっていますね。笑。




【副業先での1日をご紹介!】

AM 7:00 岩手に到着したら副業モードに

土曜日の朝、新幹線に乗車して本業の仕事を片付けながら岩手県へ。到着した瞬間、副業の頭に切り替えています。

副業先は実家の近くなので、まずは弾丸帰省。自分の車に乗り換えて副業先へ。


PM 3:00 現場社員の方々の声をききつつ、定量的なマーケティングで売上アップを目指す

月に2回来ているので社員の方々ともすっかり打ち解け、「ただいま」という気分で到着。岩手の地元トークで談笑した後、仕事開始!

今のミッションは売店の売上を向上させることで、売り場の商品数を増やせば売上高も増やせると考え、活用できる無駄なスペースがないか売り場を分析。稼働していないレジを動かし、空いたスペースに棚を設置して新たな商品を陳列させる提案をしました。稼働が少ないレジをなくすことで業務効率化にもつながり一石二鳥。社員のみなさんにも協力してもらえ無事商品数を増やすことに成功!元々アパレルの店長をしていたときに学んだ店頭レイアウトのノウハウを活かせて嬉しい!

次に、お客様のフィードバックを定量的に計るために始めたNPS(ネットプロモータースコア)の分析。昨年度のNPSと比較し点数が高い要因、低い要因を社員のみなさんとディスカッション。数値化されることで納得しながら運営に活かせるし、業務改善の話を運営スタッフが自分ごととして会話するのはとても価値あることだと思います。

PM 4:00 八幡平マッシュルームで地域の魅力的な資源を発掘

「この旅館を良くするだけでなく、地域一緒になって解決していかなければいけない」という社長の言葉に感銘を受け、地産地消メニューを提供している飲食店に潜入調査に行きました。

そこで、標高が高いことによる寒暖差の影響で引き締まった身が特徴の「八幡平マッシュルーム」という岩手県八幡平の特産物に出会い、食べてみるとぷりっとしていて歯ごたえがよくとってもおいしい!早速自ら仕入れて売店で販売してみたところ、なんとお客様から大好評!東京に出ていたからこそ地元資源の魅力に気付けたのかもしれません。

PM 8:00 目的をもって副業を

何でも良いので、副業をする目的を持つことが大切だと考えます。副業する上での決めごとがあると、副業先で悩んだり辛いことがあったりしても自分自身がブレずにいられるからです。私も「なんで副業しているんだっけ?」と思ったときは、ご縁のあるところで地域貢献をするという自分自身の目的に立ち返るようにしています。


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