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日々のエッセイ

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2019年から湖畔暮らし。自然、ヤギ、トリ、仕事、考え事の日々。
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2021年6月の記事一覧

人生は自分との約束

人生は自分との約束

幸か不幸か、日常的に自分以外の誰かと関わりながら生きている。人間は社会的動物だのなんだのって、耳にタコができるくらい聞いてる。

学校の先生に成績をつけられたり、クラスで順位が出たり、合格・不合格に晒される機会が多かったり、常に「他人から評価されること」が当然のように育ってきた。他人がOKと言えば喜び、他人がNOと言えば悲しむ。

でも、人生はそうじゃないんじゃないか。

自分自身の中に行動基準や

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果物との巡りあわせ

果物との巡りあわせ

これまでご縁がなかったことでも、偶然が重なり、繋がりが出来ることがある。

むしろ避けてきたことであっても、再び出会ってみると意外と良かったりして、避けてきた時間がもったいなかったなと反省したりもする。

自分で物事をキチキチと決定していくことも大事だとは思うけれど、偶然に身を任せておいても、案外良い方向に転がっていくものだ。先入観を持たずに世界と触れ合ってみれば、どこまでも広く可能性に満ちている

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眠れぬ夜は誰のせい

眠れぬ夜は誰のせい

不安なことがあるとそのことばかり考えて眠れなくなる。不安とは、まだ起きていない未来を忠実にリアルに想像して、勝手に心がざわつくことだ。

たった一度でも事件を経験してしまうと「また起きるかも」という、疑い深さが顔を出して不安へと繋がる。一度味わった嫌なことを思い出して、また起きたらどうしようと考えて。こういう思考に占拠され、穏やかでなくなると、しばらく眠れない時間の到来だ。

夜中の真っ暗な天井を

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(あらためて自己紹介)誰かの引き出しを開け続けたい

(あらためて自己紹介)誰かの引き出しを開け続けたい

※2023年11月、最終更新

大体こんな感じ

とてもざっくりですが、日常的に「ぶつくさ考えがち」です。何事においても感動しやすいですし、逆に傷付きやすいとも言えます。親しい知人から「美しいものを見たときに素直に美しいと言え、悲しいときは悲しいことを正直に嘆くよね」と言われたことがあります。

こんな性格なので、客観的に自分を見たときに「毒舌と哲学のあいだ」を行ったり来たりしている人だなと思いま

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場所で変わる実り

場所で変わる実り

合う環境、合わない環境。置かれている環境によって、自分のポテンシャルをどのくらい発揮できるか決まってくる。

ここで言うポテンシャルとは、仕事に活かせるような能力はもちろん、偽りなく楽しめたり、飾らず隠さずに存在できたりするような、「在り方」を含めたポテンシャルだ。

身を置く環境でいろいろなことが左右されていく。それはきっと人も植物も同じこと。

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随分日が経過してしまったが、畑の引越し

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古民家に宿るもの

古民家に宿るもの

古い家には、魂が宿っているらしい。熟練の大工さんから伺った。昔の住人の想いが離れていなかったり、建物自体に命が注ぎ込まれ、意思を持つようになったり。

日本は自然が豊かで、良くも悪くも人間の生活は自然とともにある。四季の花があり、収穫物があり、風景がある。自然からの恵みをいつだって享受している。その反面、厳しさもあって自然災害が多いのも事実だ。

だから私たちは、八百万(やおよろず)の神々を信じる

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