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自粛という制限を逆手に取るとおもしろい

自粛期間が「退屈だ」「面白くない」と思っている、そこのあなた!!
そういう時はぜひ制限を意識してほしい。


先日、ドングリFMで100均にあるスパイスだけでクラフトコーラを作る話をしていた。

あまりにも面白そうだったので、ぼくもクラフトコーラを自作した話はまた今度…


100均で手に入るスパイスなんてたかがしれている。
その中でなるみさんが低音ボイスでこう言っていた。

「こういうのは制限をくわえると、おもしろくなるんでね。」

うん、確かに記事はおもしろかったし、このPodcastもおもしろかった。

でも、なんで制限があるとおもしろくなるのだろうか。
他に制限があって、おもしろいものはなんだろうか。



ちょっと考えてみた。
あるわ。
いっぱいあるわ。


まずスポーツ全般がもう、それだ。
サッカーは手を使えないし、バスケはボールを持って3歩以上歩けない。
ルールという制限の中で、その競技を攻略するかというおもしろさがそこにはある。そして、そのおもしろさが見ている人を楽しませている。

高校生の制服や校則もそうだ。校則という制限の中で、めいいっぱいオシャレをして自分を表現する。特に制服があるからこそ、高校生の3年間は思い出深く刻まれているように思う。

ダイエットでは最近の流行りに糖質制限がある。
炭水化物を抜くことで体重を落とし、理想の身体を手に入れる。
美味しい炭水化物を抜いてまでダイエットをするのだから成功したときの気持ちは格別だろう。

エンタメ部門の映画では、限られた予算で作品を作る必要がある。
低予算ながらヒットした作品では、デミアン・チャゼルの「セッション」や
上田慎一郎の「カメラを止めるな」などが代表的だと思う。

会社を立ち上げる起業家も限られた資金の中で、会社を大きくしていかなければいけない。天下一品の木村社長も、最初は持ち金37,000円で屋台を轢き始め、今では234店舗を構えるまでになっている。

これらに共通していることがある。
それは制限を通して「おもしろい」「楽しい」「嬉しい」などのポジティブな感情が生まれていることだ。制限という枠線の内側ギリギリまで考え、工夫をしたからこそおもしろくなったのだと思う。おもしろくなったからこそ価値が生まれ、結果として成功したのだろう。

「制限」という一見ネガティブに見えるものが、結果としてポジティブな要素を生み出しているのだ。

最近で考えれば自粛期間も当てはまる。
人に会えない、外へ出れない、「自粛」という制限の中でどう生活をおもしろくするか。
クラフトコーラを作ったっていいし、noteを書いてもいい、Podcastを始めてもいい。「何をしたっていい時間」をどうやっておもしろく使うかを考えると自粛生活がフレッシュなものになると思う。


そして急に話のスケールが大きくなるが


ぼくたちを取り巻く人生にも「時間」という制限が設けられており
必ず「死」までのタイムリミットが存在する。
その一見リアリティのない大きな制限の中で、いかに人生を謳歌するか。何を目的に生きるのか。という大きな命題が2020年から問われているように思う。


時間やお金の制限からもわかる通り
制限ばかりに目を向け、「無い無い」と言っていても仕方が「無い」のだ。
無いものを嘆き、工夫もなしに文句ばかり垂れていてはどうしようもない。
ぼくたちは配られた手札の中で勝負しなければならないし、生きるために工夫しなくてはならない。そしてその制限の枠の内側いっぱいに工夫できる人が、豊かな人生を送れるのだと思う。


制限は時として「設ける」ものになりえるが、往々にして僕たちの周りに「ある」ものなのだと思う。
その制限とどう向き合い、工夫するかが自分の人生や豊かさに影響を与えるのでは無いかと思う。


ぼくの自粛期間は修行期間だ。
この自粛期間に挑戦したことが今後の人生にいい影響を与えてくれるに違いない。
自粛期間中にクラフトコーラから得た学びをnoteに綴ろう…




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