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10年前に見た景色と違うことを4ヶ月経って気づいたんだ

今日は、午前中に東京に来てから仲良くしてくださっている美容師の雨さんに髪を切ってもらい、健康診断で体重は減ったのに、体脂肪率が変わらないことに??な想いを抱きながら、中央線に乗りました。

いつも通り、スマホの電池は帰宅まで持たなくって切れたところで、電車が急停車して点検が終わるまで、手持ち無沙汰になりました。

(電気も消えるなんて初体験でした)

電車の窓から外を眺めて

そんな時にふと電車の窓から外の景色をみた時に、東京の景色って10年前とは随分違うなーって思ったんです。

東京に来て4ヶ月が経ちました。緊急事態宣言真っ只中、ちゃんと広島の人たちに挨拶もできず、バタバタと大都会に来ました。

気づけば、春らしさや夏らしさもするりと僕の体をすり抜けるようにその香りを残して過ぎ去っていっているような気がします。

僕にとっての東京。

11年前にも僕はこの街に住んでいました。その時は、東京への憧れがとても強くて、新入社員のくせに家賃も気にせず目黒通りがオシャレだからという理由で、学芸大学に住みました。

大学生の時に旅行や当時は芸能事務所のオーディションを受けたりしていて、何かと理由をつけては通った東京。

原宿駅から青山一丁目までを歩き、スカウトマンに声をかけてもらえるかなって期待した自分。

何かがここに来たら得られる。それも劇的にって思っていました。

初めて住んでみて

そんな憧れの東京へサラリーマンになった僕は、新入社員としてやってきました。ただ、遊びに来たわけでもなく、新入社員という慣れない社会人生活で広島にいくまでの2年間、東京を遊んだ感覚は一切残っていません。

今みたいに残業は絶対的悪って風潮もなく、仕事が終わったら先輩たちと飲んだり、カラオケしたり。

ただ居るのが東京で、東京でなくてもよかったような生活でした。

そんな毎日は、ぼくを窮屈にさせたし、気づいたら脱出したい気分がいたのを覚えています。

突然決まった東京脱出、そして広島へ

そんな窮屈でどうしようも無い僕に辞令がでた3月。

広島に行くことになりました。故郷岡山の隣。

東京と同じく住んだことはない場所。

大きく深呼吸ができた

東京での日々は、どこか抜け出せない憂鬱さを持っていて広島へ行くというのは僕にとって救いの展開でした。

広島に行くと、とにかく深呼吸が大きくできた。

そこまで高層ビルに囲まれていない、少し行けば海があって、山があって。

何より、広島での「人々との出会い」「大切な人との出会い」「写真との出会い」は、今の僕を前に前に突き動かしてくれている原動力になっています。

仕事は、社員が少なくて取引先のトップと会う日々。そこから学んだ考え方やいろんな場面での度胸。

一生を共にする人との出会い。その人を撮りたくて、本格的にはじめた写真。


カメラを持って僕がしたいこと、できることを

そして写真から自分の次のやりたいことが見つかり、瀬戸内海に浮かぶ江田島での大役を引き受けました。


以前から旅をすること、人と出会うことが好きだった僕の中で「街」や「島」という人々が住まう場所を写真を通して、何か手伝えないかというのが実現した取り組みでした。

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2日で70組以上の島民と出会い、シャッターを撮り続けました。

お邪魔した江田島の職人の皆さん方。

濱口醤油さん、やながわ水産さん、坪木旅館さん、shirasuyae'sさん、徳永豆腐店さん、髙森本店さん、沖山工房さん、フウドの皆さん、喫茶ノラの皆さんや大柿高校の生徒さんなど。

なんとなく、人を撮っていた僕にとって、僕が写真を撮り始めたのが大切な人だったように、素敵で大切な場所に住まう人々を撮るのはどこか共通なところがありました。

この後に、十日市という広島の街の写真展にもつながります。

振り返って次に進むためにおもうこと

僕の写真活動にとって、人との繋がりは大切で、大切にし続けなければいけないものです。それが無い僕に、誰かの、突き詰めると自分自身の大切なものを写真に撮ることは難しいと思うのです。

街を盛り上げること、その出発点の1つになるホテルや旅の手伝いを

江田島の大撮影会や十日市での写真展など、そこにいる人々と何かを作っていくことを僕はまたしたい。果たして東京でそんな人たちや街に出会えるかは分からないですけど、探したい。

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次は故郷の岡山で何か爪痕を

といいながら、僕は欲張りなのか生まれ故郷にも何かを返したい。僕が今SNSをしたり、写真を磨き続けようとするのはこのためでもあったりします。

たいそうなことばかりを書いていますが、言葉に出さないと成し遂げることはできないというのが、僕のこれまでの経験です。

こうしてまた書くことで、どこかの誰かに届きますようにという想いを込めてnoteを書いています。

10年ぶりに見た東京が、地に足がついたようにしっかり見渡せる今、1つ1つ踏みしめて活動していきたいと思っています。

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Ko Okamoto
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