こんなにも深呼吸が気持ちいいから
地元だからなのか、土地がそうなのか僕には分からないけど、岡山にはホッとさせてくれる何かがある。
東京から岡山駅まで4時間くらい。
そこから在来線に乗り換えで約1時間の場所に来ている。
その場所は、高松のばあちゃんちにいくためのフェリー乗り場がある、という存在でしか子供のころはなくって、いつも乗船時間までに古い本屋さんでコロコロコミックとかを買ってもらうのが日課だった。
我ながら、そんなとりとめのないことを覚えていることに1人でびっくりするし(もっと他に覚えておくことあるよね?って怒られそう)、よほど買ってもらうのが楽しみだったんだなぁ自分ってことに気づく。
宇野は僕にとって、そんな長い夏休みの帰省の通貨地点に過ぎなかったんだけど、今は目的地として来ているっておもしろい。
今回、この街を撮ろうと思った。
どういう経緯かはまたの機会に書くとして、撮るなら住まなきゃと思ったのだ。
しかし、長くは無理。
せめてもと考えて2泊することにした。
すでに心地は良い。
どこからでも海が目に入る。
空が広い。
喫茶店に入ったら自然とお店の人と談笑になる。
偶然知り合いに出会う。
キラキラじゃない街は、街灯が映える。
スーパーがドラマチックだ。
せっかくだから、温泉に入る。
ふわふわの湯気が立ち上がる。
思わずつられて、空を眺めた。
何か自分の張り詰めたも空気が抜ける音がした。
気の緩みもたまにはいい。
それくらい、誰の許しもいらない。
これは、地元だからなのか岡山がそうさせるのか地元民の僕には分からないから誰か来て、どうだったか教えて欲しい。
少なくとも自分は何のしがらみも考えなくていいなら、どこでもない。
ここに住んでみたいと思った。
■カメラ
ricoh GRⅢ
■スポット
UNO HOTEL
0863-33-1172
瀬戸内温泉 たまの湯
0863-31-1526
https://maps.google.com?ftid=0x3554760829e8d351:0x6f6a3169f93c52a7&hl=ja-JP&gl=jp&entry=gps&lucs=47062720&g_st=ic
喫茶みなと二階
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