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2019年の電影と少年CQ

毎年年末になると精算の意味も込めて10大ニュースとかやりたくなるのですが、電少って良くも悪くもあんまりスキャンダラスじゃないのでそういうのはできないのです。
アイドルはストーリー性が重要なんて言われるし、そのステージや表現以外でのストーリーで楽しむのもアイドルの側面ではあると思うのですが、個人的に電少だけはそういう場外乱闘のストーリー性よりもとにかくステージをはじめとした表現の上での勝負だけに集中していれば良いやって思っております。
電少は誰も傷つかない地道な経営を心がけているので、博打に出られないから、皆様を驚かせるような場外乱闘がしづらいって理由もあるのですが(経営のトップがヤツだった少女閣下のインターナショナルとは経営方針が違います)。

とはいえ、ルアンが高校卒業を機に髪を染めて表現力が一皮剥けたこと、ユッキュンが『Pa.Pa.La.Pa.』のMVを監督したこと、豪華出演者に囲まれてボイラー室で行った加賀温泉郷フェス、小鳥こたおさん卒業による亞卍Qの解散、2回やったtipToe.とのコラボ演劇、ジャズカヴァーアルバム『JAZZIN’CQ』の発売とそれに端を発する2度のCQ JAZZ TRIOとのジャズライブ、電少の不定期公演『東京の合唱』のスタート、それと年末に開催した久しぶりの単独公演、メンバー2人のソロの活動、1年間真面目にやっただけあって案外語るべき内容はあるんですけどね。
ただ、これらが2019年の電少の全てであったかというとそんなことはない。僕がよく宣伝文句に使う言葉で「電少のライブは全てが特別」ってのがあります。

昔、とあるアイドルに夢中になり大型のライブは大体足を運んでいたのですが、ファン同士感想を述べあっていた際に、「今回はなんかこなしてる感じでイマイチでしたね〜」って僕が言ったら、友人が「ライブは目の前で起きてる大事件でなければならない」って言っていて、それが電影と少年CQのライブスタイルにおける座右の銘になっております。
こちらからしたら年間50本くらい行うちょっとしたイベントに見えるイベントでも、もしかしたらお金がない人が一生懸命お小遣いを溜めてやっとたどり着いたたった一回のライブかもしれない。海外など遠くの人がやっとこさ見れたライブかもしれない。対バンのファンの方が見てくれるたった一度のチャンスでその人が今後ファンになってくれるかもしれない……そう思うとたとえ集客がまるでないライブイベントでも手を抜くことは許されないと思っています。お金をかけた単独公演と総勢30組くらい出る持ち時間20分のライブがお客さんから見たら同列で特別じゃないとならない。

2019年も、2016〜2018年もそれを意識して頑張っていたので、電影と少年CQの2019年はいつもどおり平穏で特別な一年でした。
来年も平穏で特別な一年にできるようにしたいと思っております。

2020年の上半期はようやく発売の目処がたった2ndアルバム『クロニックデジャヴのピクチャーショウ』を中心に様々な計画をたてております(お待たせして申し訳ございません)。
2ndアルバムは全11曲プラスα収録で、ほぼ全曲が今までCD-Rで発表されたものとは別のヴァージョン違いで収録されています。
1stアルバム以上のクオリティと楽しさ、悪趣味な飛び出す絵本っぷりを意識して作っております。
これを聴けば、年代もジャンルも制作国も評価もバラバラな映画を11本分洪水のように見せることができると自負しております。
はやく皆様にお聞かせしたくてワクワクしております。
それと2月8日に行われる電影と少年CQ初の大阪単独公演。半分ほど台本を書き上げましたが、かなり楽しみな内容になっております。

そして多分今まで電少が立ち向かったことのない大きな会場でのライブも行うと思います。これはまた別の話。話半分で期待していただけると。

以上、2019年の電影と少年CQの総括でした。
2020年もよろしくお願いします。