見出し画像

障害ってなんなんだろう。

こんにちは。
今回は"障害ってなんなんだろう"と、私が(個人的に)感じていることを話します。

私は作業療法士という生活をデザインすることを専門に仕事をしています。
多くは病気や怪我により後遺症をもつ方に対して、社会へ復帰するための支援をしています。

病院では、動かなくなった身体を動かせるようにすること、やりづらさを感じる生活動作を改善することが求められるため、身体機能の回復や日常生活動作に対して介入することが多いです。

でも「後遺症が残りませんでした👏」となることは少ないです。というかほぼありません。

身体は一見滑らかに動いているようでも、病気や怪我により変化が加わっているので全く元通りになることはないと思います。
前回記事のように、心に変化をきたしてしまうことも大いにあります。

そこで私はいつも思うのです。
"後遺症を治すってってなんなんだろう"と。

少し変な考え方ですが
後遺症があっては生きづらいから治すんですよね?
治したいと思うんですよね?
後遺症があると生きづらい世の中が変わればいいんじゃないの?
って思っているんです。

例えば
世界中の9割の方が車椅子生活をしていたら、もし病気や怪我で歩けなくなっても少しだけ未来はポジティブに思えるんじゃないかな?

例えば
精神を病んでしまっても「あなたができることをそれなりにやっていればいいですよ」って社会なら、そもそも頑張りすぎちゃうこともないんじゃないかな?

とか考えちゃうんですよ。

世の中の"普通"に合わせようとするから、私たちはしんどさを感じるんじゃないのかな?

ユニバーサルデザインとかあるけど、大事なのは便利な物じゃなくて、心の在り方なんじゃないかなって思うんですね。

困った人が当たり前に助けられる
頑張れる人が優遇されるわけじゃなく、各々の裁量に応じてより良い社会を作っていく。

絵空事かもしれません。
だけど、私はいつも思っています。
こんなサービスあったらいいのにな、こんな商品あったらいいのにな、許される社会があったらいいのにな。

最近では社会起業家たちが社会問題に対して、打開するための素晴らしい取り組みをしていますよね。
社会を良くしたいと考える力はみんな同じなのかもしれないな。

これらは夢ですね。
資本主義じゃ解決しないかもしれません。
どうしたらいいんだろうと考えています。
生きづらい世の中を変える!!
というのは簡単ですが、3大宗教を凌駕する第4の宗教の創始者になるしか…笑

今は、生きづらい世の中で、いかに生きやすく生きるか、ということも考えるようになりました。

病気や怪我をすることで生きづらい世の中の扉に立つ(かもしれない)。その扉が目の前に来ないように、健康を維持することも大切なんじゃないかな。

そうです、予防です。

でも予防ってすごく難しいんですよね。
だって健康な人が健康のために投資するって、皆さん忙しいのにわざわざしますかね?

まあ、私の作業療法は今ここです。
考えは山程あります。
実装する力がありません。
これから着実に進めていくわけです。
私の人生の課題はここにあるので避けようもないんですね。
やるしかないか、と決意するわけです。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?