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僕は明日もお客さまに会いに行く。

この本はどこにでもいるような営業マンである三井総一郎を通して営業に大切な事を伝えてくれる内容です。

小説として書かれており、主人公の心情をそのまま表現してくれているのでめちゃくちゃ感情移入しやすく、一気に読み進めてしまいました。

序盤の三井君は営業初心者の僕から見ても、それはやらない方がいいよねって行動が多々ありました。でも、ここで思うのが今は客観的に見れているから気になる点もいざ自分がやるとなったら三井君と同じようなことをしてしまうのではないか?という不安です。

目の前のことに集中しているときはどうしても主観的になりやすいので、どっかのタイミングで一歩引いて考えてみて、自分の行動を振り返る時間を作るのがいいのかなと感じました。

今回のポイントは3つです。
・小さいプライドを捨てる
・チューニング
・感謝の気持ちと愛情

小さいプライドを捨てる

何かを始めたての時って失敗を恐れたりせず、がむしゃらに取り組んでいると思うんですよね。

けど、少しずつ出来るようになってくるといつの間にかできない自分が恥ずかしく思うようになってくると思います。人それぞれですが、僕はこのタイプです。

この小さいプライドは今までの人生経験で少しずつ積み上げられているのではないかと思います。本気でやるのがダサいという風潮、間違えるのが悪という風潮というような環境が特に日本では多くあります。

ただ、本気でやってるのを批判してくるような人は自分が本気でやってない人が多いです。もし本気でやろうとしているならこのような人達なんて無視すればいいし、無視できないのは結局逃げてるだけなんですよね。

大口叩いて達成しなかったときがみじめだとか、かっこ悪い自分を見せたくないとかの小さいプライドを捨てきれてないんですよ。

小さいプライドを捨てて、本気になって本当に大事なプライドを追いかける事が一種に幸せなんだと思います。

チューニング

チューニングっていうのは相手の興味のある話をして、相手の考え方に合わせていく事です。

アイスブレイクで場を和ませた後、相手が何を考えているのか?何に対して悩みを感じているのか?何に興味を持っているのか?を言葉だけでなく職場の雰囲気とか、飾ってあるものとか色々な物を観察して感じとるのが大事です。

チューニングをしないと自分の言いたいことだけを言う、売りたいものを売ろうとする独りよがりな商談になってしまいます。相手の立場に立ち歩調を合わせ、同じ方向を向くことでようやくスタート地点に立ったことになります。

そのためにも、自分が相手に興味を持つことが一番大事です。人間関係は鏡とも言いますし、まずは相手の事に興味を持つ。そうすると相手も自分に興味を持ってくれるようになります。ここからチューニングに糸口を見つけるって形です。

感謝の気持ちと愛情

色々な営業テクニックやノウハウがありますが、それを表面上だけ取り組んでいても意味がありません。なぜなら、このようなテクニック等は感謝の気持ちや相手に対する愛情から生み出された1つの行動だからです。

できる営業マンほど、謙虚で自分に直接関係ない人にも気遣いや感謝をしているのではないかと思います。

できる営業マンから一つ一つの行動を真似たとしても、そこに気持ちが入っていないなら意味はないです。短期的には結果が出るかもしれませんが長期的に見ると絶対どこかで息切れしますし、相手に見抜かれます。

結局、上辺を取り繕うのではなく自分の中身を磨き上げるのがいいのだと思います。

相手を思う気持ち、愛情を持って相手を知ろうとすること、相手に喜んでもらいたいと思う気持ち、そして相手の役に立とうとすること。

これが営業なんだと、本書でも述べられています。
営業の本質だと思います。

感謝愛情、この2つを大事にしていきます。

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