【中国政府奨学金】バタバタ申請記録|JASSO経由

北京時間2024/07/05 23:30ごろCSCからメールを受け取り、2024年9月から2025年7月まで北京にある対外経済貿易大学にて普通進修生として1年間専門科目を学ぶにあたり、中国政府奨学金を給付していただけることになりました。

私は2023年9月から2024年7月までの間、北京語言大学にて漢語進修生として中国語を学習しており、その際は日中友好教会経由で中国政府奨学金をいただきました。2024年9月からいただく奨学金は、JASSO経由で申請しました。

2024年度から、中国政府奨学金の申請では必ず受入れ内諾書が必要になるとの記載があり、私自身も不安な気持ちになったので、申請の流れを残しておこうと思います。
(JASSO募集ページの記載:今回の募集よりすべての申請者は、CSC電子申請登録時に受入れ内諾書(予録取通知書)または指導教官の招聘状などの受入れの内諾を証明する資料をCSC電子申請システムでアップロードすることが必須となる。アップロードできないことが無いよう、CSC電子申請登録前に必ず準備すること。希望する大学であっても、CSC電子申請登録時に、その大学の受入れの内諾を証明する資料を提出できない場合は、その大学には中国政府奨学金留学生として受け入れられないので、注意すること。)

書類の作成や取り寄せについて基本的に期限ギリギリにバタバタと動いてました。おすすめできるわけではありませんが、こんな感じでも合格できました、という記録です。


書類選考

2024年度募集の書類提出期限は2023/12/27でした。北京語言大学の漢語進修生のテスト期間は選択科目が12月最終週、必修科目が1月第一週と書類提出期限で、テスト期間が丸かぶり。もう1年中国で学習するか否か最後まで迷っていたこともあり書類の用意がギリギリになり、心に余裕のない日々だった記憶があります。
迷っている期間もとりあえず書類の用意だけでも進めておけばよかった…。
JASSO経由での申請は日中友好協会経由とは違い、書類選考の段階では中国語での学習計画書の用意は必要がなかったので、このときは必要最低限の書類だけなんとかそろえ、期限当日の早朝に提出しました。

面接選考

書類選考の合格発表が2024/02/07にあり、面接選考は翌週の02/15に行われました。面接はZOOMを使って行われたので、北京からでも難なく参加できました。JASSO経由の奨学金の面接は圧迫感を感じるというようなことをSNSで見聞きしていましたが、私の参加した際は特にそのようなことは感じませんでした。
グループ面接で、私の参加したグループは参加者5人、面接官4人でした。

面接の質問内容

面接は参加者全員に宛てられた共通の質問に順番に答える→個人宛の質問の順で進んでいきました。私個人に宛てられた質問はなかったので、私は共通の質問を答えるだけで終わりました。全員宛の共通の質問項目は、下記のようなものがありました。

  • 中国留学で期待していることと不安なこと

  • 希望の大学との連絡はすでに取っているか(←内諾書の確認…?)

  • この奨学金に採用されなかった場合どうするか

  • (中国語で)あなたの家庭環境を簡単に紹介してください

面接選考の結果は面接の翌週02/22に発表されました。

受入れ内諾書の取得・CSC登録

受入れ内諾書の取得

CSC登録(期限:2024/03/01)の際に受入内諾書をアップロードする必要がありました。
書類選考に応募する前から、第一志望の対外経済貿易大学とは連絡を取っていて、大学側から「内諾書の発行は面接選考の結果が出てからCSC登録期限までの6営業日で可能」との確認を取っていたので、面接の結果が出るまでは特に大学とのやりとりはしませんでした。
面接結果が出た後にあわてて中文の学習計画書を作成し(またしても期限ギリギリ…。書類選考が終わってからここまで結構時間あったのに…。)、受入内諾書を取得するため、大学から指定された申請サイトに書類をアップロードしました。
アップロード後、大学側から書類に関する確認が数点あり、確認が全て終わったら、受入れ内諾書が送られてきました。(アップロード:02/23→内諾書取得:02/28)
内諾書をもらうための連絡をする時期は、中国の大学の冬休みにあたることも多いと思います。学校によってはメールの返信が遅くなったりするかもしれません。特に春節期間は連絡が完全にストップするので注意してください!!

第二、三志望の大学とは特に連絡をとっておらず、受入れ内諾書の取得もしませんでした。今回私は結果的に第一志望で最終合格をいただけましたが、必ずしも合格になると保証はできないので、第二、三志望の内諾書も手に入れておく方がいいと思います。

外国人体格検査in北京

CSCにも必要でしたが、大学から指定された申請サイトにも外国人体格検査表をアップロードする必要がありました。体格検査の有効期限は半年間で、当時所持していた検査表が期限切れだったため、再度北京にて体格検査を受けました。
北京では、海关总署(北京)国际旅行卫生保健中心にて体格検査を受けることができます。予約はWeChatでできます。
私が受けた際の費用は346.7元でした。(窓口で初めての体格検査かを聞かれ、2回目と答えたら提示された金額なので、何かしらの検査項目が省略されていたのかも。1回目の場合はもう少しかかるかもしれません。)
検査から4営業日後に、郵送にて結果が手元に届きました。

CSC登録

書類をなんとか揃えることができたので、CSCに登録しました。

無犯罪証明書について

大学側からの書類の確認の際、無犯罪証明書の原本を取得するよう言われましたが、原本の取得が北京にいる状況だと煩雑で、CSC登録までに間に合わなさそうだったため、自分でサインする承諾書で代用してもらうよう交渉しました。(「日本の警察はそんなに簡単に無犯罪証明書を出してくれないよ!これは私がどうこう言って変えられるものじゃないから、どうしても原本が欲しいなら大学から大使館に確認して!」と割と強い態度で言いました。こういうこともたまには必要…。)
大学ごとに対応が違うかもしれませんが、参考までに。

最終決定

北京時間2024/07/05 23:30ごろ、CSCからメールが届き、合格通知書とJW201を受け取りました。
まだJASSOのホームページでは最終発表されていませんが、CSC登録から4ヶ月ほどハラハラしていたので、とりあえず一安心しました。


ギリギリ行動派のドタバタ記録なので真似しないでほしいことばかりですが、こんな感じでもなんとかなったよ〜という程度の認識をしていただけるとうれしいです。

対外経済貿易大学での留学の様子は、交換留学以外の日本語の記事がほとんどないので、またそのうちシェアできたらいいなと思っています。

それでは、下次见〜!


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