本を読む〜2冊の絵本を読んで

(2021.6.28)

 こんにちわ。sizukukoboです。

 うーん、やっぱり朝に収録、配信した方が1日がスムーズです。すっかり習慣になったようです。
 自分の生活パターンが規則正しい方が私には合っています。朝原稿書けない日、音声を録音できない日はあらかじめわかる時は前もって準備しておこうと思った次第です。今日はこの時間までなんとなく落ち着きませんでした。反省です。

 今日のテーマは「本を読む」です。今日は2冊の絵本を読んで感じたことをお伝えしたいと思います。

 『たべる たべる たべること』という絵本を読みました。くすのき しげのりさんが書いた絵本でタイトル通りの絵本でした。「食べることは〇〇なこと」とわかりやすく紹介されています。主人公の女の子の成長に合わせて「たべることは いわうこと」に始まり、常に食べることと共にある人の一生が小渕ももさんのイラストで描かれています。とても素敵な絵本だと感じました。出版社さんが「おむすび舎」という名前なのもいい。カバーの後ろに書かれた「絵本はこころの ご飯です」という言葉も響きます。この出版社さんの姿勢が伝わります。去年出版された絵本ですが、「出会えてよかった」と思いました。

 私は今ダイエットをしているので食べることに少しネガティブです。カロリーやエネルギーを気にして、食べることに罪悪感を持ってしまいます。でも、この絵本を読み返すと「罪悪感を持つのは違うよな」と思います。「食べること」は生きることそのもの、人の一生に深く関わること、死ぬまで続くことだということがよくわかるからです。食べ過ぎは体に悪影響ですが、食べることを悲観的に思わずに前向きに受け止めたいです。
 とは言え、作ることが億劫だったり、時間がなくて適当に食事を済ますこともある私です。ゆとりがない時こそ『たべる たべる たべること』というこの絵本を思い出したいと思います。

 2冊目は『せかいいちの いちご』という絵本です。帯の言葉がとても印象的な絵本でした。「ふえると へる」この言葉の意味は絵本を読むとわかるのですが、「なるほど。確かに」と最後は帯の言葉にとても納得しました。主人公は白くまの女の子。ある日、自分宛てに初めて「いちご」が届くことになりました。初めてのいちごを想像しながらワクワクしながら到着を待つ白くまの表情がとても幸せそうでかわいいんです。そして到着した時の様子。読んでいてこちらまでほっこりと幸せになりました。次の冬には「いちご」が2個届きました。どうやって食べようかあれこれ考える白くま。そして、その次の冬にはもっとたくさんの「いちご」が送られてきました。、、、とだんだん数が増えて送られてくる「いちご」に対しての白くまの反応。そしてラストはどうなるのか。と言った話です。

 林木林さんが書いたお話で2018年に出版されていたようですが、私が知ったのは去年でした。庄野ナホコさんのイラストが繊細でよかったです。白くまの毛並みの様子が細かくて柔らかそうでいいな、と感じました。優しいイラストで「いちご」が増える様子を表現されると、より刺さります。たくさんのいちごに囲まれて幸せなはずなのに、と帯の言葉がより強烈に胸に残ります。去年出会った絵本の中で一番印象深かった絵本です。

 文字が少なく子供向け、と思われる絵本ですが、大人が読んでも十分楽しめるものが最近増えました。版を重ねて読み継がれるようなロングセラーの絵本も好きですが、新しく出版されている絵本も深い内容で大人向けのものも結構あるので好きです。買っていくとキリがありませんが、この2冊は買って手元に置くことにしました。

 2冊とも本屋での出会いではありませんでしたが、紹介してくださった方の人柄が伝わりました。これからも色々な出会い方があることを楽しんでいきたいと思います。