絵本を読む『あなたの一日が世界を変える〜今日が輝く「10の問いかけ」』

(2022.5.16)

こんにちは。sizukukoboです。

  
 月曜日のテーマは「 絵本を読む」です。
 1月に「絵本を毎日読む」と決めてから4ヶ月。継続の難しさを痛感しながら現在に至ります。

 と本題に入る前に、今朝の大変だった騒動をお伝えさせてください。

 私の住んでいる所は、車移動が必須に近い場所です。電車、バスも通っていますが、頻繁に来ないので、自家用車での移動が多いです。特に雨の日は家族の送迎があるので今朝は、朝から準備に追われていました。

 そんな慌ただしい朝に車が急に不具合を起こしました。何とか家族の送迎をした後に、行きつけのガソリンスタンド、そしてディーラーさんに見てもらいました。

 今応急処置をしてもらい、運転はできるようになりました。
 午前中の外出はキャンセルにしました。本当に驚きました。いざという時というのは、自然災害以外でも、こういった場合も想定しておかないといけないのか、と知った次第です。これまでが平和だったのだと思い知りました。ドキドキが止まらず、不安でしたが、無事に事が済んで本当に良かった。安心しました。

 昨日から、心の動揺が激しくて日常生活に影響が出ています。穏やかに、平和に毎日を送るって意外と大変だと感じた次第です。

 ということで気持ちを切り替えて本題です。

 今日紹介するお話は『あなたの一日が世界を変える』です。
 
 
 この絵本は2016年12月に出版された絵本です。くすのきしげのりさん作、古山拓さん絵、です。
 くすのきしげのりさんは私が大好きな作家さんの一人です。くすのきさんは以前学校の先生をされていた方です。だから、絵本に出てくる子どもたちにリアリティがあって、お話に引き込まれます。今回ご紹介するお話は、私がこれまで読んできたくすのき先生のお話とは、印象がだいぶ違いました。そして、今の世の中の動きもあって、今改めて刻みたい絵本となりました。

 『あなたの一日が世界を変える』の内容を簡単にご紹介します。
 この絵本は、副題にある通り、[今日が輝く「10の問いかけ」]で構成されています。そして、その問いかけに沿うように話が進んでいきます。

 主人公の彼、は旅人です。
 その彼が世界中を旅する中で、彼は実にたくさんのことを学びました。
 
 彼は、請われるままに、誰にでも学んだことを親切に教えました。
 どの村でも、彼のもとに人々が集まりました。

 彼の話の中で、年齢、性別、国籍などを問わずに「なるほど」「やってみよう」と思う話がありました。
 それが、『あなたの一日が世界を変える』ということでした。

 そしてある日本人から教えてもらった話として、彼は語り始めました。

 その旅人が語る話に共感した人の中に、工場で働く一人の青年がいました。第2章では、この青年が主人公となって、旅人から聞いた話を実践して行動を起こす様子が描かれています。

 10の問いかけと共に、旅人が語る話が人々にどのような影響を与えていったか。ぜひこの絵本を手にとって見て欲しいです。

 実は、今月、くすのきさんご本人お会いする機会がありました。大好きな作家さんを前に、この絵本にサインをしていただきながら、自分の好きなくすのき作品を打ち明けました。その時にサインと共に書かれていた一言。

 今、えがおですか?

 貫かれました。心底、動揺しました。

 せっかく出会った先生と絵本です。この出会いを無駄にしないために、毎日の暮らしを笑顔にしたい、と思った次第です。

 10の問いかけはどれも簡単に思えるけれど、奥が深い。忘れないでいたいです。

 

 

 
 
       最後までお読みいただきありがとうございました。