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GMOペパボが長期リモートワーク(在宅勤務)できている理由を考えてみた

GMOペパボでデザイナーをしています @sizucca です。

半月ほど前に「在宅勤務(リモートワーク)4週間目に突入したデザイナーのリアルな作業環境」というタイトルで自宅の作業環境をとりとめもなく書きましたが、あんな内容ペラッペラ(自己評価)の記事でも、何人かの方から「自宅の環境構築の参考になった!」と仰っていただき、誰かの情報は誰かの役に立つのだな、と実感しました。ありがとうございます。

今回は、あれから更に2週間が経過し、在宅勤務などを推奨する会社も増え、更には政府から様々な要請が出るなど、状況は日増しに深刻さを増しているなと感じています。(在宅勤務やリモートが難しい職種の方が多いのではないかと思いますし...)

そんな中で、何故GMOインターネットグループやGMOペパボが長期に渡るリモートワーク(在宅勤務・テレワーク)が行えているのか。前回の記事でも多少触れた内容ではありますが、当社以外にもリモートワークやリモートオフィス化が進む中、改めて気付いた事が多かったので、備忘録も兼ねて書いてみたいと思います。

※ GMOインターネットグループの各グループ会社とGMOペパボでは、同じところもありますが、違うところもたくさんあります
※ GMOペパボも従業員数が400人を超えている(2019年末時点)ので、社内でも部署やオフィス、人によって同じところもあれば、違うところもあると思います。(考えたかとか環境とか。私の誤認や勘違いも含め。)
※ 私が入社したのが4年弱前なので、それ以前と以後でも色々違うと思います

1. ほぼ全員のパソコンがラップトップ(ノートPC)

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まずはこれがあるなと思いました。

当たり前になりすぎていて考えが及ばなかったのですが、会社のパソコンがラップトップ(持ち運び可能タイプ)ではなく、デスクトップ(移動が行いにくい据え置き型)の方は「明日は家で仕事してね!」と言われても「え?パソコンは…?」となるのでは...?ということに気が付きました。

思えば、過去に在籍していた会社はセキュリティの観点から(らしい)ラップトップは選べませんでしたし、選べる会社でも、スペックの観点から自主的にデスクトップを選択している方もいると聞きました。

ペパボ社も、据え置き型の iMac という「選択」も可能ですが(「レンタル可能PC機器一覧」をよく見ると書かれていました)デスクトップで作業している方を見た記憶がありません。(記憶がないだけでいるのかもしれませんが。)

スタートアップ系であればわりと自然な環境かもしれませんが、ペパボはもう少しで創業20周年を迎える、業界的には歴史が長めの会社です。

それを考えると、このほぼ全員ラップトップという環境は実はすごいのでは?とふと思いました。(もしかするとすごくないのかも知れませんが。この辺のリアルな社内環境の比較ソースの手持ちが少ないので正確な所はヨクワカラナイ...)

※ 会社支給のパソコンを自由に社外に持ち出すことはできません。(申請が必要です。)

2. オフィスでもフリーアドレスの人が多い

ペパボ社には、固定席の人と固定席を持たないフリー席(フリーアドレス)の人がいます。

固定席の人も、席で仕事をしなければならないわけではないので、気分転換にフリー席や社内カフェで仕事をすることも可能です。

このことで、前述したラップトップパソコンを選択する人が多い(というかほとんど)のではないかと思いますし、様々な環境で仕事をするという訓練にもなっていたのではないかと思います。

3. リモートによる会議、面接、社内勉強会の常態化

ペパボは元々福岡で創業し、その後東京にもオフィスを構えました。最近では鹿児島オフィスもでき、大きくは3箇所にオフィスがあります。

妊娠、育児、介護中の方には在宅勤務制度(※2020年2月現在の制度では1ヶ月につき月5日まで)があり、活用している方が多い(個人的体感)ため、日によっては各所に個人オフィスが誕生します。

このように、異なるオフィス間での会議や勉強会が毎日あるため、常日頃から環境による情報格差が出ないように色々工夫をしていました。

面接など社外の方との面談においても、相手の方がリモートを希望すれば、オンラインによる面談を行っていました。(あまり深く考えていませんでしたが、採用担当の方が書いたブログ を読むと、ある程度計画性があったように見受けられます。)

様々なケースやシーンにおいて、リモートでも開催可能な方法を日々計画、検討していた結果として、必要なツールの整備や、リモートのスキルが(ツールの使い方や心象的なものを含め)準備万端になっていたのだと思います。

個人個人でこれらの環境を整備するには限界があるので、会社として環境整備に投資を行い、コーポレートエンジニアリンググループ(ペパボにおける社内 IT 環境やエンジニアリングに関することを横断的にあれこれ行ってくれるチーム。以下、CEG)の方々が日々頑張ってくれていたんだな、という事にも改めて気付かされました。

(CEG にはリモート機器や動画(配信含む)を専門にしている方もいて、私もリモート勉強会やオンラインで実施したいイベントがある際にはいつも相談に行きますいつも快く色々引き受けてくださりありがとうございますこれからもよろしくお願いします(揉み手))

4. 一斉リモートワーク経験が複数回ある

前回も書きましたが、3.11の震災以降、GMOインターネットグループとしては年に1回。

GMOペパボ(約400人)としてはインフルエンザ蔓延期や熱中症が危険な時期、自然災害により外出が危険とされる日など、年に数回、定期的に全社一斉リモートワークを行っています。

この事のより、少人数によるリモートワークでは発生しなかった問題などに気付くことができ、事前に改善しておくことができたのではないかと思います。(この辺も、コストや事前の準備時間が必要な事が多そう。SSL-VPN 環境とか…。技術部長の、今回の長期リモートワークに関する GMOペパボのリモートワーク状況 2020 を読んで、一言でいうと「ありがとうございます」(いい加減語彙力))

個人的にも、複数回、場合によっては数日に及ぶ在宅勤務経験があったからこそ、「いい机」や「いい椅子」むしろ「そのような家財が置けるいい家」を準備することができました。(それこそ初回は「こんな環境で仕事とか無理ですし!!」と色んな所が悲鳴をあげました。主には腰。)

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5. ほぼ全員がフレックスタイム制

ペパボの勤務はフレックスタイム制で、始・終業時刻を自分で選択することができます。(コアタイムの有無や時間幅は、職種や役職によって異なるため「ほぼ」と記載しました。全員分詳しくは知らないもので...。)

このため、フリーアドレス環境と併せて、ある程度「裁量を持った仕事のやり方」が身に付いていたのではないかと...。どうかな?

少なくとも自分は、カッチリ 9:00 〜 18:00 厳守の就業ルールから、いきなり時差出勤や在宅勤務に切り替えられる自信が無いな、と思いました。

6. ギーク文化とMOD精神がある

MODとはペパボの企業理念である「っと(M)もしろく(O)きる(D)」らしいです。社訓や絶対精神!!みたいな体育会系のノリではなく、ギークなノリと併せて文化系のノリで使用されていると個人的には感じています。(伝わりにくい。)

先述した CEG にしても、過去に在籍していた会社の社内システムチームに「新しい事をやりたい!」と相談した際には

「無理ですね〜」
「理由を教えてください」
「前例が無いので」
「 ( ' ω ' ) 」

という感じだったのですが、ペパボでは目的と要件を聞いてくれ、検討を行ってくれます。(「より良くできるならそうしましょう!!」という感じ。セキュリティ面含むリスクや ROI はもちろん検討されますが、頭ごなしに突っぱねることはされず、検討はしてくれる。これが決して「当たり前」ではない、ということも今回思い出しました。)

「人が頑張る必要がない所を自動化しない理由なんてなくない?」とばかりに、自動化した方が生産性があがる事があれば、お願いしなくても現場を見た小人さんによる自動化が行われたりします。

そういえば、ペパボは全員に GitHub Enterprise のアカウントが付与され、気が付くと人事の方がブランチを切ってプルリクエストを出してレビューを受けマージを行う、という事を行っていたりするのですが、これも、誰にでもなんでも教える人がいて、それを(専門外あっても)吸収しようとする人がいる、文化というか社風があるからだな〜、と思っています。(ここまでやれる人は一部かもしれませんが。)

なので、在宅勤務(リモート)の準備も、新しいツールの導入も行えるのではないかと思いました。(そしてそのような文化を意識的に作ろうと日々暗躍している小人さんもいる。多分。)

おわりに

またもや勢いで書いたので(逆に、計画的に書くと完成なんてしない)読みづらい箇所もあるかと思いますが、備忘録ということで。

今回、このような長期にわたるリモートワークを行うことができている事について「まぁ訓練してたしな〜」とあまり深くは考えていなかったのですが、実はそんなに単純なものではなく、色んな人の計画や努力によるもので、決して当たり前に用意された環境では無かったのだな、と思いました。

「当たり前に思っていることは実は当たり前じゃないかもしれない」という事には平常時には気付きにくくて、非常時になってはじめて気付くのかも、と思いましたし、当たり前なことはちょっとしたきっかけで当たり前ではなくなるのかも、とも思いました。

今までは当たり前だった事が次々と当たり前ではなくなっている(当たり前にイベントが開催できない、学校に行けない、マスクが買えない、などなど…)現在。不安もありますが(不安だらけですが)また明日から MOD していこうと思います。

追記

そういえば、長期在宅勤務ができているとはいえ、困りごとももちろんあって、それについて一切触れていないな...と思ったので、軽く追記。

・圧倒的に運動不足
・買い置きの水の減りがめちゃくちゃ早い
・電気代〜〜(T0T)
・「選択」的リモートワークではないことによるストレス
・渋谷にある好きなラーメンが食べられない

など...など...

あと、ペパボの制度やオフィス環境については、 採用サイトの「環境を知る」 に、詳細かつ人事の校正が入った(むしろ人事が自らの手でサイトを更新している)正確な情報があるので、そちらをご参照ください。

GMOペパボの中の人によるリモートワーク関連記事

(手動でゆるやかに拾っているので多分他にもある。)


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GMOペパボという会社でデザイナーとして働いています。コーヒーとラーメンと間取り図が好きです。

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渋谷で働いています。 ( https://sizucca.com/ )(会社のブログ→ https://tech.pepabo.com/