不安と安心が重なりつつも

8月の下旬、難病の受給者証の申請が受理されました。

医大へは相変わらず、3ヶ月に1回のペースで受診しています。

最近はもう、仕事へ行くのも主人が送り迎えしてくれています・・・。車の運転はもう難しい段階に入ってきました。

11月の受診の時に、コンタクトレンズのような電極をつけて行う多局所網膜電位図検査という検査を受けました。この検査は、この病気の診断がつく前に1度受けたことがありますが、今回も当然といえば当然ですが、やはり思わしくない結果が出ていました・・・。「だんだん難しくなってきているようなので、ロービジョン外来の受診なども検討していい時期かと思うんですよね」と先生がおっしゃいました。次回は2月の受診ですが、その時に受けてみてもいいですよとのことでした。なんとなく、「じわじわと進んできたな・・。」と実感してきました。そして診察の終わりに、眼鏡について先生に相談しました。

その時に掛けていた眼鏡は、前回の免許更新が危うかったため、きっちりとかなりきつめに眼鏡屋さんで作っていただいていたので、普段使うにはとても難しかったのです。「じゃ、眼鏡処方をしましょうかね」ということで、12月上旬にメガネ処方と、ついでに視野検査の予約を入れていただきました。

そして迎えた検査の日。視野検査(ゴールドマン視野検査)は以前にも受けたので特に何も思うことなく、淡々とすすめていきました。そのあとで眼鏡処方の検査をしていただきましたが、やはりずいぶんと視力低下が進んでいました。裸眼と変わらないとまでは言いませんが、眼鏡かけてもやっぱりこんなもんか・・・と思わず呟いてしまいました(´;ω;`)

処方箋を書いていただいたあと、視能訓練士さんが、視覚障害者の方たちが利用される「卓上型の拡大読書器」や、「机の上に置くルーペ」「手で持つルーペ」等々、いろいろな補助具を別室で見せながら説明してくださいました。かなり拡大されて、見えやすく「あ~、これなら見えるなぁ」と思い、少し安心しました(^^)

医大を出てその足で眼鏡屋さんへ行って、眼鏡を注文しました。お気に入りのフレームを見つけたのでちょっとうれしくなり、視力低下のことなんか忘れてウキウキ気分で自宅に戻りました♪

翌週、できあがった眼鏡を受け取りに行きました。処方箋には眼鏡をかけた際の視力が記載されていましたが、店員さんはそれを見てなかったようで、「いかがですか?よく見えますか?」・・・と、満面の笑みで聞かれたので、なんて答えようか戸惑ってしまい「あ~・・・、んっと・・・え~っと・・」と言葉を濁してごまかしました。実際、ぼんやりとしか見えていないのです。でも、お気に入りの眼鏡を受け取ることができたので、気を取り直して早速それを掛けて帰りました!

書類を見たり書いたりする時に、大きな文字やくっきりとした文字ならわかるのですが、コントラストの弱いものはよく見えません。グレーの背景に白抜き文字で書かれたチラシとか・・・。でも、先日説明を受けた拡大読書器を利用したり、最初に先生がおっしゃったように、工夫しながら生活していくことで、まだまだできることはたくさんあると感じました。

今の仕事がいつまでできるかわかりませんが、いろいろ工夫して、少しでも長く働くことができればいいなと思っています・・。


     

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