ホロライブやにじさんじを超える事務所はあるのか

〇はじめに
色々と良いこともあれば悪いこともあり活気に満ちているVtuber業界。
先日、どうやらVtuberが1万人を超えたらしい。集計内容をしっかり見てないが、最近TwitchでもVtuberの配信は多く行われている。
活気が満ちるのは良いことではあるが、やはりここは資本主義の世界。社会的競争が起きている事を忘れてはならない。
情報収集という意味合いも込めて、他の事務所がどうなのか考えてみる事にした。他に伸びしろが有り、大きくなる事務所あんの?と言う事で書いていこう。


ちなみに、私自身はホロライブが好きな一般リスナーですが、にじさんじから個人まで幅広く見てます。

〇現在の情勢について
規模で言うとにじさんじ、成長率でいうとホロライブという所だろうか。
多分Vtuberで検索をかけて一発目に出て来るのはにじさんじ所属かホロライブ所属のどちらかだろう。
一昔前に人気があった四天王と呼ばれる方々はまだ健在で動画や配信を行っているが、新規ライバーに人気を取られてしまったのが現状だろう。だが、未だに登録者数はTOP10の中にいる方々であり、Vtuberの代名詞という所は変わらない。

〇にじさんじ、ホロライブ以外の企業はどうなのか?
企業勢としては.Live、upd8、774.、AVATER2.0と言った様々な企業が乱立している状態である。私も把握しきれないが50社以上あるのではないだろうか。
.Liveに関してはもうTop3に入る企業であるように私は勝手に考えてる。(多分)
で、他の企業の活動を見ると、そこまで大々的に行っていないように見えるが、それはあくまでyoutubeやTwitter上の話でしかない。
最近はyoutubeでの配信はついでであり、SHOWROOM、17LIVE、billibilli、TickTockと言った動画配信サイトでの配信を行ったり、現実世界のイベントを多くやる場合といった変わった見せ方をする活動が多い。
youtubeは確かに花形であると思うが、それでは企業的には上手く見せる事ができないのだろう。企業として見せ方を工夫しないと所詮真似事として捉えられて視聴者の獲得は出来ない。.Liveに至っては冠番組を公共のテレビで行っており、インターネットから離れている人の取り込みに一躍買っていると私は考えている。

その結果、市場の規模が大きくなったもののユーザーが把握し辛い状態となっている。
これは今でいう音楽レーベルだったりそういう物に近い。大手会社からレコードを出せば多少なり認知されるのだが、インディーズレーベルは認知されにくい。というか見られない。だって知らないし知る術がないから。

実際私も知らないVtuberというのが多い。単純に多すぎるのだ、把握できない。


そうだ、把握できないのだ!!


毎日youtubeからSHOWROOM、Twichを監視していないと新規発掘は難しい。
まとめサイトも見ているが、やはり人気のあるVtuberを記載して閲覧数を増やすのが鉄則。にじさんじかホロライブしか載せてないパターンが多すぎる!
Twitterにおいても、現役で活動している人気Vtuberがいる中で、新参者をRTや検索等々色々な事を行っても探すのは困難だ。
把握できる人がいるのならその人はTwitterを常時見る事の出来る学生か暇な社会人と限られた範囲の人物であり、本来本当に取り込むべきユーザー(大衆)ではない。youtubeという老若男女問わず視聴しているプラットフォームで考察すると、あくまでも取り込むべきはターゲットとなる特定の人物ではなく万人受けかつ多くの大衆を取り込むことが必要であるだろう。だが、まだそこまで行けていないのが実情であるし、そのような展開を行う事は非常に難しいと考えられる。

話が脱線したが、現状として多すぎる事により把握できないのは事実だろう。
後、今は企業の話をしているがここに個人Vtuberが来るともう収集がつかない。
個人活動は企業と違い宣伝も何もない状態だ。TwitterやHPで宣伝をして広める程度しか無い。やはり広告が無いインディーズCDの把握をするのは不可能に近い。


〇そんなに配信サイト多くしてライバーはどこに配信すればいいか混乱してるんじゃ?
確かに配信サイトが多いという事はデメリットに思えるかもしれない。だが、それはあくまで国内での話だ。
最近のVtuberの伸びの理由として、海外勢と呼ばれる英語圏のユーザー取り込みが大きい。
これはかなりの威力がある。現在までのVtuberは日本人よりの配信が主であった。だがそれが対象となる格段に広がり取り込む範囲も広大化した。
現在の人気が出ている理由もその面が非常に多い。
当たり前だ、あっちの人口は日本の何倍だと思ってる?対象となるオタクが、仮にその国の人口10%だとしても、数十倍になる。
これは中国にも言える事だ。youtube登録者と比較してbillibilliの登録者が多いのはそれが理由だ。
対象となる杯が多い。これは日本国内だけで行うのは馬鹿らしいかつ、国内で飽和を行うのは目に見えてる。
一つのプラットフォームで活動するのも良いが、結局のところ国や地域、人種によって見れる物見れない物というお国柄が出てくる。
そう考えると、このように多角化した配信プラットフォームはむしろ必要と考えられる。

それを踏まえて考えると、各プラットフォーム上で同時配信するのが一番認知度を上げる手段ではあるし、人気獲得もしやすいと考えられる。

〇で、第三勢力になりそうなのはいるのか、いないのか
潜在的にはいるだろうが、現時点で確定的には見受けられない。それに、箱としての人気を上げるのは正直難しいと私は考えている。
と、言うのも箱としての知名度を上げるためにはライバー一人だけでは意味が無い。
にじさんじにしても登録者数十万人というライバーがたくさんいる結果、認知がされ人気も獲得している。これはホロライブも同様である。
そして、現段階でそのように人気を獲得し、伸びている"箱"はまだ見受けられない。
今の流れとしては、にじさんじ、ホロライブの企業2強として存在し、粒ぞろいの個人勢がその合間を縫うように人気を獲得しているように私は感じている。
仮にだが、現在伸びている個人勢が集まり、一つの事務所に所属するのであれば、それは可能かもしれないが……。

さて、結論を言おう。
現時点である2020/8/20時点ではまだいない。
だが、現時点で将来的に伸びる事務所は十分にいる。


私の個人的な考えだが、それにはyoutube以外の配信を行い日本国内ではなく海外を含めた、グローバル配信(桐生ココや、天野ぴかみぃの様なバイリンガルによる配信)を増やす必要があるかもしれない。