BTN vs SBとUTG vs SBの3bet potのプリフロップアクションの違い

 以前に書いて、どう言うわけか一番読んでいてただいている記事、vs SB 3bet potについてだったが、考察の続きをする、と書いてあって以降全くこのテーマのついて書いていなかったので、復習も兼ねて少しだけ考察してみようと思う。

 当たり前と言えば当たり前の話だが、UTGとBTNではオープンレンジがかなり違うため、それに応じてSBの3bet レンジは変わり、さらにこれによってオリジナルのコールレンジも変わってくる。均衡でのvs UTGに対するSBの 3bet レンジはハイポケットを中心にポケットが非常に多く含まれ、レンジの35-40%程度を構成しているが、vs BTNのSB 3betレンジは幅広く、ポケットの占める割合は25%程度である。このようなことからUTGのvs 3bet アクションにはTT(99)-55のポケットのフォールド頻度が多く含まれていたり、KKにコール頻度が含まれていると考察する。つまり、TT_55のようなミドル~ローポケットは(ポケット同士でドミネートと言うのかわからないが)ハイポケットを持たれていることによる非常に不利な状況を回避するためにフォールドの割合が多いし、またハイポケットに対抗するためにコールレンジにKKのようなハンドが残されているのであろう。BTNの場合にはSBの3bet レンジにそれほど多くのポケットが含まれていないためこのようなことにはならず、SBが最適な3bet レンジを構築している場合にはポケットはピュアにコールしても大きな間違いにはなりづらいようである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?