独断と偏見で選ぶ「持ってるならこのメギドのストーリーを読んでくれ」その2

はじめに

メギドのストーリー紹介はまだまだ続くぜ!1は下のリンクからよろしく!

そんでね、前回はやっぱり掴みの記事ってことでソロモン始めたての人でもガッと読んでいけるようなやつを多めに紹介したけどここからはメギドラルの暗部というか深部というかそういえばこいつ悪魔だったなみたいな話にも突っ込んでいくからヨロシクだぜ。

独断と以下略 ~ 俺モンが幸せにしてやるからな編 ~

追放メギドへの転生。それは平たく言えば「転生ガチャ」である。例えば前回紹介したクロケルなどは転生ガチャSRである。老いないという奇特な状況にあっても両親から愛され奇跡の子とまで称された。ベリトなどはSSRに近い。転生前の傲慢な性格そのままで生きていられるだけの地位と金が存在し、周囲にも(金に群がっただけのヤツも多いが)理解者がいる。
しかしぶっちゃけ現実もそうだが、どんな親の元に産まれてくるかは運次第である。加えてこのサツバツなヴァイガルド、そもそも親が存命じゃないことも普通にある。親が親切でも周囲の目が厳しいこともある。ジズとか。また、無事に成人できてもなんかロクでもないことに利用されたりもする。
そんな彼ら、主にソロモンと出会うまでの過去がなかなか厳しかったメギドのストーリーを紹介します。人によっては閲覧注意です。

モラクス(バースト)
「奇跡の泉」が湧き出る村。人一倍強い少年・モラクスはその泉を他所者から守る用心棒として戦い、年下の少年たちから「アニキ」と慕われ、村長の娘・マリーからも信頼されていた。
「モラクスってほんと、ワイルドな男の子よね ひょっとするとあなたって……なにかすごい生き物が、生まれ変わってきたのかも…」
ある日、瀕死の娘を助けるために泉の水を分けてほしいという男がやってきた。だがどんな例外も許していないとモラクスは泉の水を分け与えるのを拒み、他の方法を当たれと男を追い返す。しかしモラクスの温情は村の者たちに監視されていた。更に村にやってきた「ある男」にモラクスは返り討ちにされてしまう。用心棒としての信頼、強い者としての信頼を失ったモラクスに対し、周囲は掌を返したように冷たくなった。負けた悔しさを晴らすため、失った信頼を取り戻すため、モラクスは村を飛び出してその男を追う……。
モラクスがなぜソロモンを「アニキ」と呼んで慕うのか、その理由がわかるストーリーです。メギド72前日譚のひとつではあるのですがいかんせんモラクスの過去が本人の明るさに反して重いのでこの項目に分類しました。
美味しいお肉たくさん食べような、モラクス。

アムドゥスキアス(カウンター)
少女は毎晩同じ夢を見る。自分をアムドゥスキアスと呼び、自分を迎えに来てくれる王の夢を。それは夢と呼ぶにはあまりにもはっきりしたイメージ。きっとあれは過去にあったこと。そして未来に起きること。少女はそう信じていた。だが少女の言葉を本気にする者は誰一人いなかった。
異世界の知識を語る浮世離れした少女を、同年代の子供達は残念女と馬鹿にすると同時に、そんな状態でも生きていける家の裕福さを妬んだ。
メギドラルにも帰れない、ヴァイガルドにも馴染めない、自分は何者なのか、この記憶は妄想に過ぎないのか、終わらない問いを重ねる少女に「現実を突きつけてやろう」と子供達はある企みをする……。
アムドゥスキアスが良い子すぎてつらい。ていうか周囲のクソガキが本当にクソガキなので「こんなガキが存在する世界救う必要ある?」みたいになる。他のキャラストやメインシナリオでヴァイガルドの善性を十分に摂取してから読むのをお勧めします。

ナベリウス(ラッシュ)
身寄りのないナベリウスを拾ってくれたのはサーカス団の団長だった。ナベリウスはその恩に報いるため、どんな獣でも調教できる特技を活かしてサーカス団の一員になったが……。
ナベリウスが配布だったらこのキャラストはイベントストーリーだった。と断言できるくらい綺麗にまとまったシナリオです。ソロモンとの出会いの物語でもあるためこの項目に分類するには割とライトなほうのシナリオなのですが、厳しかったことには変わりないので一応ここに。

ボティス(カウンター)
メギドラルを追放された後、両親もなくスラム街で育ってきたボティス。ヴィータとしての学もない彼女にできる仕事は傭兵くらいだった。今日死ぬか明日死ぬかわからない不幸な人生。そんな世界で彼女は自分と同じくらい不幸な男に出会い……恋をした。
その男はやめておけ2019。ここまでの紹介からはややベクトルが異なるものの、厳しい人生であることには違いないのでピックアップ。なおボティスのキャラスト読了後の感想は「絶対に幸せになってほしい」と「こういう不幸属性の女がイイんだよ」に分かれるらしい。嘘です。

なお変化球でのご紹介になりますが、リリム(バースト)のキャラストでも過酷なメギドの過去を見ることができます。夢見の力って結構大変だよね。

独断と以下略 ~ 悪魔編 ~

追放メギド。個性豊かな彼らですが、基本的にはメギドラルを敵とみなし、ヴァイガルドに味方する善の心を持っています。駄菓子菓子。中にはメギドラル時代の価値観を持ち続けている者やヴィータとして悪を為す者もいます。そんな彼らのストーリーをご紹介。
多様性を確保するというのはこういうことでもある

フォルネウス(カウンター)
もはやネタバレが普通に流れているので説明不要レベル。「ネタバレでだいたい内容は知ってるから読んでない」って人すらいる。読んで。多分想像しているよりも500倍は頭を抱える内容だから。何も知らないって人はネタバレを踏む前に読んで。後生だ。私も何も知らなかった頃に戻って完全初見プレイしたいよ……。
なお一周年開発者コメントリレーでディレクターから強火のフォルネウスオタクみたいな解釈コメントがお出しされているので頭を抱えた人や整理がつかない人は一度読んでみてください。
(ちゃんと「直接フォルネウスと話したわけではないので本当のところはわかりません」「私の考えているフォルネウス像です」と言ってくれているので「公式側からの発言が絶対!自分の解釈は間違っていた!死のう!」みたいな人も安心して読んでください。正解はフォルネウスのみぞ知る……)

デカラビア(ラッシュ)
なんせフォルネウスがフォルネウスなので相対的に触れられる頻度が少ないが、デカラビアもなかなかひどい。というか指名手配犯であるぶんデカラビアのほうがヴィータ的な迷惑度は上。こいつ仲間にしてていいの?
キャラストの内容自体は6話しかないためここでは触れません。あらすじ書くだけで3話くらいの内容になっちゃうからね……。

サタナキア(ラッシュ)
私実はサタナキア推しなのですが、フォロワーがサタナキアを引いてキャラストを読んで頭を抱えるさまを見るのが好きな人種でもあります。(邪悪)
サタナキアは現状、白百合イベント(初出)、サタナキア本人のキャラスト、6章1節入手メギドのキャラスト、ドキドキメギドの保健教室にしか登場していないので(すみません保健教室忘れてたので追記しました!!他にもあったら教えてください)何を最初に見たかで印象が異なるメギドだとは思うのですが、とりあえず引けたのならばキャラストを読んでほしい。転生を経ていない純正メギドがヴィータの常識に囚われずに最短距離での問題解決を図るとどうなるのか。どうぞ御覧ください。
そして私は上で書いたとおりサタナキアを引いてサタナキアのキャラストを読む人に対しては愉悦の心でいるのですが「フェニックスが出てるらしいからサタナキア引きたい」とおっしゃっているフェニックス推しの人のツイートを見るとシンプルに胸が痛みます。すまない……俺の推しが……。

フルカス(バースト)
戦うことにしか快楽を見いだせない女、フルカス。だが彼女の渇きは戦っても戦っても癒えることはなかった。そんなある日戦場で出会った一人の男。今まで感じたことのないこの気持ち、これは、まさか……。
分類を迷ったメギドの一人ではあるのですが、悪魔的という意味でこちらに。それからこのキャラストをはじめ他にもいくつか、強い女が男を屈服させるシーンがあるのですが、これぶっちゃけライターの趣味なんじゃない?ってくらい描写が濃いのでよろしくお願いします。趣味以外でこんなに執拗にモブ男がブヒブヒ言うシーン書く必要ある?ある???「ここブヒ度が足りない」みたいなリテイク指示あるの????みたいな、違う意味でも気になるキャラストの一つです。

アスモデウス(バースト)
不死者アスモデウスを狩るため、最強の男たちが立ち上がった!身体能力を大地の恵みで強化した男、二人一組の暗殺者、不死身の男、そしてソロモンの指輪の所有者まで……!多額の賞金を目指し、男たちはアスモデウスに挑む。――自分達が狩られる側であるとも気づかずに。
性能がボスのまま味方になっただの女の姿をしたゴジラだの散々言われているアスモデウスのキャラストを一言で言えば「アスモデウスが出て殺す
ニンジャスレイヤーを読んだことがある方ならわかりやすいと思います。大体ソレ。喧嘩を売った相手が悪いなんてもんじゃない。ここからはもう、皆殺しタイムだ!
そしてこれもぶっちゃけライターの嗜癖だと思うんですが、めっちゃ、悲鳴が、生々しいので、グロが苦手な方はご注意ください。テキストでも結構グロい。少なくともガープのキャラストが厳しい方は覚悟してください。その上を行きます。(個人的にはかなり好きなキャラストです)

ん?フラウロスは入らないのかって?
フラウロスの邪悪さは個人的にはヴィータ寄りの邪悪さだと思うのでここでは紹介しません。
ん?アガレス??彼は運命に従っているだけなので仕方がないですね!

独断と以下略 ~ 沼の入口編 ~

推しの入り口は様々です。見た目や声が好みだったから、初期からずっと一緒に戦ってくれたから、強かったから、理由は様々ですが、「ひょっとしたらこのキャラストは……沼の入口では?」そんな予感がするキャラストをピックアップしました。
ちなみに沼に入口も出口もない。足を踏み入れたら最後抜け出せないのが沼というものだ。そういうわけでヨロシクドーゾ。

カイム(カウンター)
イベントやメインシナリオでの目立った活躍も現時点ではこれといってなく、スキルや奥義が比較的ボスに通りにくい「フォトン破壊」「フォトン容量低下」であるがゆえに強敵攻略などでもなかなか名前が挙がらないカイム。未所持だとそもそもどういうキャラなのか知らない人も多いでしょうし、全員集合系のイベントでちらっと見せた仲間を小馬鹿にするキャラの印象が強い人も多いでしょう。キャラストを読め。
彼は理解が難しいキャラだと思います。彼が抱える虚無は虚無であるが故に理解されづらく、本人もきっと理解されることなど望んでいない。だったら彼は無なのか?その心は「皆無」なのか?否、否!カイムは……カイムは……っ!(ろくろを回転させる手)
私もまだ言語化に至っていないので、強火のカイム担に後を任せます。とりあえず、なんとなくカイムを放置してる人、読んでね

ベリアル(ラッシュ)
味方の名前をマジで間違えまくるゆえにベリアルおばあちゃんと呼ばれることもある最年長の不死者ベリアル。私もボケキャラか~可愛い顔して老人設定とか斬新だなーと思っていました。キャラストを読むまでは。
ボケ老人扱いしてすみませんでした。いやほんと、マジで。私がベリアルでも「そりゃヴィータの見分けなんてつかねえわ」と納得するほどの完璧な設定。例えるなら蟻の行列眺めて一匹一匹の名前を正しく言えるかって言われたら何日かかっても無理に決まってんだろ感。メギドとヴィータは本来、それくらい違う。彼女は決してボケたり、わざと間違えているわけじゃない。そもそもできないのだ。彼女は本来ヴィータではないのだから。
ベリアル本人の設定深堀り以外にも、不死者・長命者の横のつながりが存在するキャラスト。色々驚く点があると思います。是非読んでください。

ベレト(カウンター)
ベレトは正直俺モンの項目に入れるか迷いました。元奴隷という設定は実際詳らかにされるとかなり重く、彼女が受けてきた仕打ちも相当なものです。ただ、彼女のキャラストについては彼女自身の悲惨な過去というよりは「いかにして不死者ベレトは誕生したか」のニュアンスのほうが強いと思うので、いつも怒ってばかりで怖いぞこの子……みたいな印象を持っているソロモンに読んで貰いたくてこちらで紹介します。彼女は、ベレトは、怒りこそが原点なのです。
あと個人的にこのキャラストに出てくるモブキャラの雑ネームが最高に雑で好き。そんな雑な名前つけるのメギド72くらいだよ!

サキュバス(ラッシュ)
この項目に入れていること自体が既にネタバレであるような気がしなくもなく……なんと紹介したらいいのか迷うのですが……とりあえず、なんの先入観もなく読んでほしいキャラストです。サーヤがもっと好きになるゾ♡

とりあえずここまで

もうちょっと紹介したいストーリーはあるのですが、いまいちどこに分類したらいいのかわからない状態のもの(例えばブネとかシャックスとか、個人よりも世界設定の確認のために読む感が強いものなど)がちらほらあるため、どーしようかと迷いつつ一旦筆を置きます。1日に2記事も書いたらさすがに疲れてしまったし。まだRアガリアレプトのストーリー読めてないし。
勿論ここで紹介しなかったもの以外でも気になったキャラのストーリーは優先して読んでほしいですし、結局この記事は皆さんが好きなキャラストに巡り会うためのきっかけの一つに過ぎませんので、皆さんもどんどんストーリーを読んでどんどん好きなストーリーとメギドに出会って、そしてどんどん布教してください。よろしくお願いします。個人的にはビフロンスさんのキャラストが雑ネームの宝庫と聞いているので読みたいです。それでは!

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