Official髭男dismが思い出せなくて

食事中、夫が突然「Pretenderの人たちってなんて名前だっけ・・・」と言い出しました。

夫「ここで思い出せなかったら脳細胞が死ぬ気がするから、絶対に思い出したい」

そう言って寝室に消えていったかと思うと、ベッドを登ったり降りたりと昇降運動をはじめました。

夫「シャイニング・シャドウ!

私「ダサッ!」

シャイニング・シャドウが出した曲、18回くらいしか再生されないだろ

夫「メンバー4人の顔は浮かんでるんだけどな~・・・ほら、地銀出身の・・・あのバンド・・・」

ボーカルの藤原さんが地方銀行に勤務していたことがあるというコアな情報までつかんでいるにもかかわらず、バンド名が出てこない。

私「頭文字だけ言おうか?」

夫「いや、頭文字聞いたらすぐ思い出せちゃうと思うから言わないで」

そう言ったあとしばらく苦しそうに唸ると、また叫びました。

夫「オメガ・スカーレット!」

競走馬?

その後も、数秒おきに夫は叫びます。

夫「トゥルー・ラバー!」

夫「フューチャーメカニズム!」

夫「ワイドスパン!」

クソダサネーム量産機か?

私「曲を聴いたら思い出せるかもよ」

そう言って、テレビでYoutubeを流す私。

私「あ、でも画面にバンド名表示されてるから、絶対画面見ないでね」

夫「じゃあ逆に、画面を見た自分を想像したらいけるかもしれない!ヨッシャ~~~!!!」

画面を見ないように叫び、満を持して言葉を発する夫。

夫「Cat Melody」

ダッサ

キャットメロディーは今日イチでダサい

思い出せる気配が微塵もないので、しばらくPretenderに聴き入る私たち。

夫「・・・・・・・」

私「もう諦めてない?」

夫「なんか、思い出に浸ってた。大学生くらいの・・・」

私「諦めかけてるじゃん」

私がそう言った瞬間、夫が勢いよく「わかった!」と言い立ち上がりました。

夫「Official髭男dismだ・・・・・・・意外に単純だったね」

単純ではないだろ、Official髭男dismは

私「どうやって思い出したの?」

夫「略せる名前だったかな?っていうのを考えて・・・ミスチルとか、ヨネケンみたいに・・・」

私「米津玄師のことヨネケンってあんまり言わないけどね」

夫「そしたらヒゲダンが出てきた・・・よかった・・・」

こうして、ある1人の男の脳細胞が救われたのでした。

ありがとうヒゲダン


以上


ありがとうイン・ザ・スカイ